第2話
「圭吾!」
母さんの呼びかける声が聞こえる
ハッ
「母さん?」
目が覚めたら、そこは病院だった。
「圭吾!あんた、家で突然倒れて、5日間も目を覚まさないまま眠ってて。2度と目が覚めないんじゃないかと思うと、お母さん、もう、、」
起きた俺に矢継ぎ早に言葉を投げると、
最後まで言い終わらないうちに母さんは泣き崩れた。
「母さん、俺はここにいるよ」
俺は泣いた母さんを慰めるためそう言った。
その後、5分ほどで母さんは落ち着いた。
頬を少し赤く染め、恥ずかしがりながら
「ナースコール、鳴らさなくちゃね!」
と言い、ナースコールをおした。
その後1分もしないうちに医者が来た。
起き上がっている俺を見てその医者は
「お母様、何があったんですか!」
そう驚きながら言った。
「圭吾くんの状態はお母様が思っている以上にひどい状態だったんですよ。器官系は問題なく作動していましたが、脳がはたらきを止めていたんです。心臓は脳に酸素を送り続けているのにも関わらず、脳が酸素の通る道を遮断していたんですよ。こんなの前代未聞です。」
俺はそんなにひどい状況だったのか?
自分ではそこまで実感がないが、、、
「今日の12時、今から3時間後に緊急検査を行います。こんな状態は初めてですが、一つ思い当たる症例があります。可能性は極めて低いですが、よろしいですか?」
「お願いします。」
母さんと医者が真剣に相談している中、
俺は一つことに夢中になっていた。
そして湧いた疑問の心を満たすべく口にする。
「その検査はもちろん俺も受けたいです。
ですがその前に一ついいですか?」
「いいですよ。どうかしましたか?」
「お医者さんの頭に乗ってる
"ソレ"なんですか?」
という言葉を。