表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/54

1-(3)

足止めしようにもこれだけの人数がいては全員の相手は出来ない。


一人でも逃がせば、彼女の足ではすぐに追いつかれてしまうだろう。


それに、もうすでに半分ほど倒したがまだ追手はやってくる。





これではキリがない。


その上、少女を庇いながら闘っている為あまり自由が利かない。


カインの息も上がってきており、これ以上は苦しいようだった。


それでも彼は臆することなく、十数人はいるであろう男たちと対峙している。



「だいぶ動きが鈍くなってきたのではないかな」



男たちの中で、服の色が少し違う男が青年に向かって話しかけた。



「クレッシュ軍曹…」


「ふんっ。若造のくせにでしゃばりおるからこうなるのだ。国を裏切ったお前に未来などないぞ」



クレッシュと呼ばれた男は忌々しそうにカインを睨み、斬りかかってきた。


カインはそれを辛うじてよけ、逆にクレッシュに回し蹴りを放ったが、彼はとっさに後ずさり周囲に目配せをする。


上官の意思を理解した男たちが左右から同時に迫ってくるのを横目で確認し軽く受け流すと、カインは少女の手を取り再び駆け出した。


しかし、すぐに追いつかれてしまう。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ