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一流執事、勝利する

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「ダハハハ、儂の死兵団は無敵じゃ!はよ諦めてその首を差し出せ、小僧」


背中の激痛に耐えながらも死兵団の1人を再度斬りつけるが、痛がる素ぶりすら見せない。

何事も無かったかの如く、俺に向かい突進する兵士を避けきれずに体当たりをくらう。


「があぁ、くっそ!斬撃が効かないっ!」


斬りつけた死兵団の男は胸から血を流しながらも、平然と距離を詰めてくる。


とっさに起き上がり、死兵団達との距離をとる。


「なぜ俺の攻撃が効かない。確実に急所には入っているはずだぞ」


下手に距離をとってしまったせいか、ヤツらは二手に別れ、そのうちの2人がロズベルグ達の元へ向かって行く。


まずい、ロズベルグはもう限界だ。

これ以上の攻撃を受けるとロズベルグは間違いなく死ぬ。


ロズベルグ達の元へ急ぎ駆け出すが死兵団兵には追いつかず、1人の持つ方天戟による結界への強烈な一撃を許してしまう。


「だあああ!あ、あ、あぁ」


ついにロズベルグの結界が破られ、ロズベルグ本人は地面に膝をついてしまう。


「ど、どうやら。俺もここまでみたいだ・・・。ユナのことを、頼んだぞ」


ロズベルグは力尽き、前のめりに倒れた。


「いやあああ、ロズベルグ!起きて、ねぇ!」


村娘のユナが倒れたロズベルグを抱きかかえる。

そのユナに向かい死兵団2人がユナに突進する。


「やめろおお!」


最高速度でユナの救出に向かう。

だが無常にも、死兵団の方天戟がユナの頭めがけて突き出された。


「だめだ、間に合わない!」


ロズベルグを失い呆然としたユナは避ける素振りも見せず、頭部に方天戟の一撃を受けてしまった。


「あぁ・・・。貴様ら、許さん!」


絶望と怒りに身を任せ、死兵団2人を乱れ斬る。

各部への損傷が積もってか死兵団二体はその場で崩れ落ちた。


「ロズベルグ、ユナ・・助けられずに本当にすまない・・・」


目をやると、2人の周りに光の結界が張られており、無傷のユナが地べたに座り泣き続けている。


「ど、どういう事だ。この結界は一体誰が!?」


「私です。お待たせしました、ナユタさん」


座れ込み倒れるユナとロズベルグの横で、片膝を付き結界を張る人物。


そこにいたのは、眠りから覚めたリルティア様だった。


「間に合って良かったです。大楯の男性も瀕死状態ですが生きています」


「リ、リルティア様!?」


「長く夢の中にいましたが、ユナさんの大きな嘆き声で目を覚しました。この大盾の方は私が死なせません。癒せ、エクスヒール!」


リルティア様がロズベルグに向けてエクスヒールを唱える。

ロズベルグの体を埋め尽くしていた傷が徐々に塞がっていく。


「リルティア様、よくぞお目覚めに。それどころか、2人を助けてくれて本当にありがとうございます」


「いえ、当然の事をしたまでです。それよりナユタさん、その兵士達は催眠状態のはずです。恐らく痛みも感じない程に深い催眠魔法をかけられています」


「催眠魔法!?」


「はい、シモン領主は目を合わせることで、相手に催眠をかける魔法の持ち主です。私も危なかったのですが、ギリギリのところでルカさんに助けてもらいました」


そういう事か。

女性達が素直にシモンに従っていたのも、兵士達の異常な闘志も全て催眠魔法のせいだったのか。

ならばシモンを倒せば催眠効果は切れるはず。


「リルティア様、ここを頼みます!」


2人をリルティア様に託し、死兵団を操るシモンの元へ向かう。


「おのれリルティア。儂の誘いを断った上に、尚邪魔をするか!死兵団達よ、早くそいつらを始末しろ!」


シモンの号令に、残り3人の死兵団兵が俺の前に立ちはだかる。


「致命傷を与えても倒せないなら、動けないようにするのみ」


体勢を最大限まで低く構える。


「クローゼ流剣術、秘技水面斬り!」


低い体勢から加速し、死兵団兵達の背後に周り足の腱を斬る。死兵団は動けずにその場で膝をついた。


その勢いのままシモンの元まで距離を詰め、横一閃にシモンを斬り付ける。


「シモン、今度こそチェックメイトだ!」


「あ、あひぃぃぃ!」


シモンが身を屈め、俺の一閃がヤツの黒ハットを横真っ二つにする。


すると帽子で隠して女性用のティアラを取り付けたシモンの頭が顕になる。


「それが熾天使の宝冠か」


「いいい、ひぃぃ!」


「お前の犯した罪はこれからお前が一生をかけて償え。そう簡単に死ねると思うな


慌てて逃げようとするシモンの後頭部を、峰打ちでガツンと殴る。シモンは気を失いバタンと倒れた。


同時に、催眠にかかっていた死兵団達も力無く倒れる。


気絶したシモンを縛り上げ、頭のティアラを回収する。

生き残った兵達も、ボスを失った今は抵抗してくる者は誰もいない。


「終わったのか・・・。良かった」


ホッとしたと同時に、身体への負担が限界を迎えた俺は、その場で気を失ってしまった。

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