【番外】手配書【03】
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本編外の話で、おまけです。
作中に登場するキャラクターが増えてしまいましたので、
念の為、備忘録代わりとして魔王側の人物を載せます。
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「指名手配の人って、どんな悪いことしたんだろ?」
長い金髪のラブトルが不意に尋ねた。
ギルドではクエストの他に賞金首リストもある。
相棒……というより腐れ縁であるメーダは、だるだるなコートを伸ばして一枚の手配書を取る。
「そりゃ~、殺人とかじゃないの~?」
「なのかねぇ……でも、一人にこんな額がつくって凄いよね」
「確かに〜なら我ら貧乏人に金を回せ〜とも思うよね〜」
◆ 手配書 ◆
【ヴィオレッタ】
(写真)ウィンクしている黒緑色の髪の少女。写真でも分かる程、白い肌で可愛らしい見た目。
年齢:15~16
身長:140~150㎝
武器:魔法系統
術技:黒い靄を使うことが判明。
罪状:治安擾乱。殺人。国家反逆。領主代行殺害重要参考人。聖女殺害。
特徴:くすくすと笑う。
懸賞金:金貨500枚
「可愛い子ね……金貨500枚ってやばいわね」
「だね〜……若手勇者の月謝が良くて20枚だし……年収くらいってことね」
「年収2年プラス一月くらいね……メーダ。ボケなのか素なのか分からないのはやめてよね」
「ははは〜ボケだよ〜(素だったわ、算数力低すぎ……)」
◆ 手配書 ◆
【ガーちゃん】(本名不明)
(写真)階段の下で煙草を吸っている黒い肌の男。スキンヘッド。
年齢:20代
身長:160~170㎝
武器:無し。
術技:不明
罪状:重要参考人。
特徴:怪刻との混血。
懸賞金:金貨50枚
「遠目で見たらイケメン?」
「雰囲気イケメンだけど、多分、ノーイケメンね」
◆ 手配書 ◆
【狼】(本名不明)
(写真)どこかのロゴのような銀色の毛並みが映える横顔。
年齢:不明
体長:160~180㎝?
武器:牙と思われる。魔法も使う。
術技:不明
罪状:重要参考人。
特徴:喋る。
懸賞金:金貨400枚
※人語を喋る。捕獲のみ有効
「「もふもふしたいなぁぁ」」
◆ 手配書 ◆
【ヴァネシオス・ド・ドドール】
(写真)筋肉ムキムキのオカマ。乳首に星シールが絶妙な恐怖をあおる。
年齢:20代~30代
身長:180~190㎝
武器:拳と思われる。
術技:治療系と思われる。
罪状:暴行事件の重要参考人。国家反逆。
※別紙にある暴行事件の参考人。
特徴:デカいオカマ。
懸賞金:金貨100枚
「濃いわね」
「ですねぇ〜」
「でも、顔はいいわよね。それと筋肉、いけてる」
「……へぇ。ラブトルはそういう趣味」
「ふん。どーせショタコンのメーダには分からないでしょうよ」
「焼くぞオラぁ」
◆ 手配書 ◆
【王鴉】
(写真)無し
※ヴィオレッタと一緒に行動する王鴉のみ対象。
懸賞金:銀貨80枚
「カラスまで手配されるなんてね」
「ただのカラスじゃなくてデカいんだよ。人を乗せれるくらいにね〜」
「くわしいわね」
「こう見えて良家のお嬢様なので〜」
◆ ◆ ◆
「なんか。やっぱりヤバい人たちが多いね」
「ここに乗らないように気をつけてね、ラブトル」
「なんで私!? あんたの方がヤバそうに見えるけど!?」
「え〜ダルダルしてるだけだから、犯罪とかはナッシングだもん〜」
「まったく……でも、ハルルが居たら一緒に捕まえられるかな?」
「……いや~流石にキツイっしょー……」
「そうだね……無難なクエスト行こうか」
「それが一番さ~」
◆ ◆ ◆
◆ 手配書 ◆
【ハッチ】
(写真)赤と金が混じったような髪色の女性。
年齢:10代後半~20代前半
身長:160~170㎝
武器:銃。薬。
術技:不明。
罪状:── ──
特徴:胸がデカい。
懸賞金:金貨100枚
「「羨ましい(何がとは言わない)」」
※この次の話で追加される予定の手配書ですが先に載せます。
ハッチさんだけ載せてないのが何となく申し訳なく感じたので、追加いたしました。




