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30話 難依頼うけおいチーム【ゴブリンとゆかいな仲間たち】

 一つ目ジャイアントサイクロプス6体撃破、依頼完了!


【レベルが上がり神々からの祝福を授けます ちからまもりすばやさが200上昇 体力魔法力が500上昇しました。】


 次の依頼。

 親玉リッチが率いるゴースト兵団1000体の壊滅。依頼完了!


【レベルが上がり神々からの祝福を授けます ちからまもりすばやさが300上昇 体力魔法力が800上昇しました。】


 次の依頼。

 スライム上位種ベノムスライムの巣の消去及び700体のベノムスライムを全滅させる。依頼完了!


【レベルが上がり神々からの祝福を授けます ちからまもりすばやさが300上昇 体力魔法力が300上昇しました。】





「全員一点に闘気を集中させろ!! そのあとは、すぐに退避だよ。後は俺がやる!! アベル流攻の番風神雷神剣……」


 仲間たち(男2、女1)が退避すると同時に。

 剣に風魔法ウインドア雷魔法サインダーを、超の威力でまとわせる。

 そして、敵を真っ二つにたたき斬る。

 あたりにゴウとゴロドォオオンと音が響く。


「やった、やったああ!! さすがソンクウさんだぜ。」


「信じられない! 私たちがギルドロムを倒せるなんて……」


 褒められて悪い気はしない。

 彼らもD級でくすぶってるって聞いてたけど。

 ぜんぜん悪い動きじゃないぞ。


【なにより俺という部外者を入れても、すぐに連携が取れるところが素晴らしい】


【レベルが上がり神々からの祝福を授けます ちからまもりすばやさが500上昇 体力魔法力が500上昇しました。】


「ありがとうソンクウさん。一つ上の依頼をこなせたのも、全部、力をかしてくれたソンクウさんのおかげだよ。」


「そんなことないさ、みんなが力を合わせたからだよ」


 俺はソロで依頼をこなすうちに、ギルドで名が上がっていた。

 そんな中で、こういう噂がたったのだ。

 冒険者チーム【ゴブリンとゆかいな仲間たち】は、全員腕がたつが、何故かソロで依頼を受けている。

 たのめばうちの依頼も手伝ってくれるかもしれない。

 という噂だ。

 断る理由もないから、引き受けていたら、うちにもうちにもと、俺、オウ、ヒト、サンそれとニャハルは、他のチームの手伝いをするようになった。



 俺はもちろん仲間たちには「レベルの低い者と、組むのは経験になるし、自分の戦い方を教えてやるといい。そしてゆくゆくは彼らもトウ・ダーラに引き入れよう」とこういう感じである。

 いまやチーム【ゴブリンとゆかいな仲間たち】は、このギルドになくてはならない存在となっていた。


 そして現在。

 俺は依頼をこなした後、手をかしたチームとギルドに帰ってくる。

 そしたらA級冒険者が俺の道をふさぐ。短期間で最下級、(F)からB級になった俺をいい意味で気にしてるらしい。



 すると向こうから話しかけてきた。

 苦手なんだよね、この人。


「ソンクウ・ゴウジャ……さすがだな。お前ならいずれ、俺と同じ景色がみれるだろう。A級うえでまっているぞ」


「……うん!」


 俺は笑顔で答える。

 向こうも微笑んで彼のチームへと帰っていく……。


「すげえ、ギルドのエース同士の会話だぜ」


「ギルド不動のA級さんのあの言いようは、ソンクウさんを認めてるってことだぜ。こいつはすげえぞ!!」


 まわりは大盛り上がりだね。俺は笑顔のままで依頼の打ち上げをするため。

 俺が手をかした冒険者チームのいる机へと向かった。

 注文された料理はどれもうまそうだ。

 それと酒、仕事終わりのこいつはたまらないよ。

 もっとも、俺は体は子供なんでジュースなんですけどね。



 いやそれより。そうまずそんな事より



「あのひと……誰だっけ?」


「いちおうこのギルドのエースのA級さんですよ(ヒソヒソ)まだ覚えられないんですか」


 ごめんエースさんのレベルが低すぎて、なかなか頭に入ってこないんだって。


 だって俺の国の一般兵士と同じレベルなんだもん。

 俺が手伝いして関わりのある人なら覚えられるよ。

 でもあの人いつもウエデマツ、しか言わないからイメージが喫茶店はいった時のカランカランの音を出す役割の人にしか思えないんだよぅ。


・ソンクウがギルドに帰ってくる→ウエデマツ、ウエデマツ→ソンクウ(あ、ギルドに帰ってきた感じがする)


 悪いとおもいエースさんの方を向くと、向こうと目が合った。

 笑顔で手を上げてるね、なんかごめん、俺ちゃんと名前覚えるから!


「えーここでソンクウさんにお知らせがあります。せーのっ」


「「ソンクウさんのおかげで。俺たちはC級に昇級しましたー!!」」


 俺がおめでとうと言うと彼らには、すごく感謝された。

 そして「また手伝ってくれる?」という言葉に俺は快くうなずく。

 こうやって人脈を広げて優秀な人は、トウ・ダーラにスカウトするぞ―。

 ちなみに俺の残りの仲間はというと……。



「お前らの面倒は俺が最後まで見てやる! 俺についてこい。いいなテメエら!!」


「「オオオオオオオオオオ!! ヒトの頭。頭! 頭! 勇刃隊ばんざーーい!」」


 ギルドに、新勇刃隊が作られてる。


「にあ~~、ミルクたのんでいいかにゃ? にゃ」(猫ハーフボルト/二足歩行のでかい猫状態)


「どうぞどうぞ~。ニャハル様のおかげで俺たち全員王家お抱え冒険者になれましたから~、ニャハル様は生き神様ですよ~」


 なんか宗教が生まれてたり。


「オウ次郎さま、陛下がお呼びです。至急城までご同行願います!」


「わかった。今いくよ」


 大勢の兵士とギルドを出ていく、王家お抱えの冒険者がいた。


「ウチ、いったっすよね? これ以上スケジュール増やすなら、何もしないって!」


「困るよ~サンちゃ~ん。みんなが、サンちゃんの魔法をまってるんだから~。今度は絶対休みとるから。あっ、サンちゃんが欲しがってた、パラディーゾ限定の魔法の杖……用意してあるんだ。やる気になってくれるかなあ?」


 マネージャーつけてる天人がいた。

 俺はいたく感心するのだった。



 あっ……。俺が手伝うこの冒険者チームは、みょうに抱っこが多い、俺は見た目が子供だからだろうか。

 打ち上げでいつも抱っこされてるんだけど、ご飯食べてる今も、俺を抱いてる女の手がいろんなところにあたる。

 偶然だろうけど、彼女の手が胸にあたったときは不覚にも声が出る。

 んっ、くっ、俺も修行が足りないぜ。

 ときどき耳元で{ソンクウさん……ね?くすぐったい?}ってささやかれる。


「わるいご飯食ってる邪魔だよね。気にしないでくれ」


 俺はそう返すが、どうしたもんか……。

 


 そういえばヴォルデウスに「貴公はアッチの知識は、子供で止まったままだな」と言われたな。

 よく意味が、わからなかったけど。

 ルーヴァンは、俺を抱いてる女と同じ抱っこをしながら「ヴォルデウス、余計なことは言わないでください!」って、ヴォルデウスに怒ってたっけ。





 レベリングしながら、依頼をこなす日々が続く中で。


「あっよかった、ソンクウさーーん。出してた依頼の情報が来てますよ」


 受付嬢のことばにB級冒険者チーム【ゴブリンとゆかいな仲間たち】は集合する。

 いよいよ来たか。

 内容だが

【現在、人間種の国と魔物の国が戦争をしている。

 その魔物の国のボスモンスターは変わった色だ。

 オーリンジと名乗る紅葉色もみじいろのボス。

 赤いドリアードのオーリンジはテッキ国から南部の森にいる】


「間違いないっす。七勇者の二人目はオーリンジっす」


「そうか……オージのやつもこの時代にいるか」


 俺は情報が載ったスクロールに押された魔法紋に、俺のライフカードを押し付ける。

 これで情報提供者へ報酬の2,000万ディオンは送金された。



 俺たち四人は、こうしてギルドの仲間から惜しまれながらソロレベリング期間をやめる。

 俺の最初の弟子オーリンジのもとへと向かうのだ。

 ギルドの屋号はギルド長が決めます。ソンクウたちが登録したこのギルドの名前は『メラーンジュ』仏語でごちゃまぜです

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