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平凡な戦士職が実は最強だったりします!  作者: 司純


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再開~魔族視点~

 本日二度目の投稿です。

 今回は結構好評だった回(独自調査……)なので、殆ど弄っておりません。


 ご意見、ご感想お待ちしておりますm(_ _)m

 

 魔法を惜しみなく使いガンガンダンジョンを進むミコト!

 その後を必死に追いかけるカシム、マリア、オズマ。


 脇目も触れず竜族を倒すミコトに……正直他の三人の出番はほぼ無い……たまに補助魔法で防御力を上げたりするだけだ。


 それもあまり意味はない……ミコトの魔法一発で何匹もの竜族が倒れているのだ!


 先程も蛇と鳥とコウモリが合わさった様な、アンピプテラと言う巨大な竜族を低位の雷魔法で瞬殺! 魔石も取らずにまた走り出してしまった……


 ミコトの後を追いながら、そのミコトの魔力に感嘆するも、一つの疑問を持つようになる。


 通常、ダンジョンは奥に行く程、魔物の数が増え強さも増す。

 それがこのダンジョン、既にかなり奥まで進んでいるのにも関わらず、それ程強い竜族に出会わず、また数も少ない。


 もうすぐボスの部屋に到着するであろう……


 何かダンジョンで起きている?


 不安に駆られる三人の魔族達だった。




 ミコトは一心不乱にダンジョン中央を目指す。


 なんで自分がこんなに急いでいるのか分からない……


 ただ……、この奥に何かが……



 誰か待っている気がする!



 そうしてしばらく魔法を連発し、竜族を瞬殺ながら奥に進むと、今までとは違い開けた場に出た。


「何か今までと違いますね?」


 ミコトは足を止め、振り返りカシムに尋ねる。

 

「ですな……、先程までの人為的に作られた通路と違います。巨大な力でダンジョンを破壊した様な……しかし、ダンジョンを破壊なんて……」


 ダンジョンは破壊出来ない!


 この世界での常識である。

 それがこの様に……元からこの様な作りなのか、はたまたダンジョンを破壊出来る様な存在がここに居るのか……


 警戒しないといけない!


 カシム、オズマが前に出て前衛を、ミコトを挟みマリアが後方を警戒しながら開けた空間を進んでいく。すると……


 辺りの気温が一気に下がる!


「な、なんだ……あれ……は?」


 オズマが叫ぶ!


 視線の先に白縹しろはなだ色の巨大な存在。

 警戒しながら更に近づくと、その存在が巨大なドラゴンの形をしている事に気付いた。


 ま、まさか……フロストドラゴン!!


 伝説のドラゴンがダンジョンのボス? 冗談であって欲しいとオズマは思う。

 しかし……ここまで近づいてしまっては、我々に襲ってくるのは時間の問題に思われた。


 そんなフロストドラゴンを警戒するオズマを他所に、ミコトはある一点を見つめている。


 まさか! まさか! まさか!


 ミコトの視線の先に人影を確認するカシム!


 まさか……人族!! 戦っているのか!!


「お、お前達! 人族だな! まさかフロストドラゴンと戦ってるのか! 助太刀するぞ!!」


 オズマが駆け出そうとすると、一人の人族の少年がフロストドラゴンの前に出て来る。


「ちょっとまて! コイツは敵じゃな……」


 その姿! その声! 間違いない! 出会いは一度だけ、一度だけだがミコトの中では彼の存在は日に日に大きくなっていた。

 ゲーム中でも絶えず彼の姿を探し続け、此方の世界に来てからも、一日たりとも忘れた事は無い。

 彼が居なければゲームも辞めてしまい、また詰まらなく煩わしい日常を送っていたと思う。


 その彼が言葉に詰まり自分を凝視している。


「まさか……お前……ミコト……か?」


 ミコトの頬を涙が伝う。


「ほ、本当にケンヤさん?」


「ああ! ケンヤだ、お前もこっちに来ていたんだな!」


 瞬間、飛び出していた!


 マリアが制止しようとするが、その腕を振り払う!


 覚えていてくれた!!


 今までの思いが溢れだす。


 この感情が何かミコトには分からない。


 恋? 単に同郷の人を見つけた喜び? 


 もうそんな事はどうでもいい!


 目の前にケンヤさんが居る!


 思いっきりケンヤさんの胸に飛び込んだ!!


 彼の胸で思いっきり泣いた。


 言葉は出て来ない、ただ涙が溢れ出して来る。


 ドクン、ドクン、ドクン……


 彼の鼓動が聞こえる。


 その鼓動がどんどん早くなり、背中にふっと温もりを感じた。


 ケンヤさんが自分の背に腕を回したのだ!


 ピクンっと反応する自分の身体。


 思わず顔を上げると、そこには照れながら心配そうに私を見つめるケンヤさんの顔があった。


 私は自分に出来る最高の笑顔を作り、ケンヤさんの心配に応える。


 心配ないよ! 私はケンヤさんに出会ってからずっと以前より幸せに過ごしてるよ!


 こっちの世界に来てからも魔族の人達に物凄く良くして貰ってるよ!


 そんな思いを込めケンヤを見つめるミコト。


 背に回した腕にギュッと力が入る。


 恥ずかしそうに、けど安心したかの様に、ミコトに向けて微笑むケンヤ。


 その、はにかむ様な表情のケンヤに、ミコトの鼓動も


 トクンっ


 跳ねるのであった。


 あ、あまずっぺ〜

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