異変~ソフィア目線~
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さて、ソフィア目線の閑話です。
短いお話しなのに、誤字を発見……如何にノリで書いて放置していたか……
改めて反省いたしまする!
ヾ(_ _*)ハンセイ・・・
「一体なにが……」
ソフィアとデイルの二人はダンジョンをしばらく進み、少し開けたこの場所に出る。
何度か訪れているダンジョン、この開けた場も見覚えがあった。
だが、今この一階層に存在するはずの無い【ホブゴブリン】を確認したのだ。
「デイル、このダンジョンの一階層にホブが現れたと言う報告、受けた事ございまして?」
デイルはホブに視線を向けたまま首を横に振る。
「いえ……聞いた事ございません……」
「たまたまなのか、何か異常事態なのか、調べる必要があるわね」
聖騎士でレベル32であるソフィアや、魔法剣士のデイルにとって、ホブの一体や二体、さほど問題ではない。
ちなみにだが、職業魔法剣士はいわゆる上位職と言われる職業で、通常剣士は魔法を使えないが、剣を振るいながら魔法も放てるレア職業である。
魔法剣と言われるスキルも持ち、強力な職業ではあるがMPに依存しており、MPが無くなればその力も半減してしまう弱点をもつ。
ソフィアの聖騎士も同様に強力なレア職業だ。
剣に聖魔法を纏わせる戦い方で、ヒール等の回復役も出来る。
ただ魔法剣士と同様、MP依存型に違いはなく、デイルが二人だけでダンジョンに入るのを躊躇したのはその為であった。
聖騎士も魔法剣士も長期戦には向かないのだ。
そんなデイルの心配をよそに、ケンヤから貰ったプラチナソードを抜き、ソフィアはホブに斬りかかって行く。
溜息を吐き、デイルも後に続くのであった。
こ、これ……不味いわ、数が多すぎる!
倒せど倒せど次々にホブが湧き、既に二人で数十体は倒しているが、一向に数が減る様子がない……
ホブは決して弱い魔物ではない。
ゴブリンの上位種だが、ゴブリンとは全く別物のステータスを持ち、頭も切れる、Aランクのソフィアや、Bランクのデイルだからこそ、この数を相手にここまで戦えているのだ。
だが……二人共MPは残り少なく、マジックポーションを飲む余裕もない。
か、数で押し切られる!
ソフィアとデイルの額から冷や汗が流れ出したその時!
ズバーーーーンっ!!
凄まじい斬撃音の後、ホブが空中に舞っているではないか!
「デイル! な、何が起こっているの!?」
デイルも剣と魔法をホブに放ちながらその方向に視線を向ける。
なんと! そこにはホブを片手で投げ飛ばしながら近づいてくるケンヤの姿が!!
私達と視線が合う。
「なんであんた達がここにいる!!」
ケンヤが吠えるが……
いやいや! こっちのセリフです!!
突っ込みたいが、衝撃が大き過ぎて言葉に出来ない。
ケンヤは私達に防御に徹していろと言うと、両手に剣を持ちゴブリンを屠りだした!
わ、私達は一体何を見せられているの!?
一言……凄まじい!!!
ケンヤが剣を振う度に数十のホブの屍が積み重なる。
その剣先からは衝撃波の様な物が生まれていた。
ソフィアとデイルは自分の身を守る事も忘れ、その姿に見とれてしまう。
そして……数分後、あれだけ居たホブが全滅していた!!
しかし衝撃はまだ続く! ケンヤが連れている精霊が、ロードの存在を指摘したのだ!
既に二つに別れたその肢体は、ホブより遥かに大きく、また体色も黒みがかっている。
間違いないロードですわ!!
ソフィア自身、ゴブリンロードなど王都の図書館にある魔物図鑑でしか見た事がない。
しかしそこに倒れているのは紛れもなく、図鑑に載っているゴブリンロードそのものだった。
デイルは直ぐにロードとホブの魔石を回収する様促す。
確かに早く回収して、本国とギルドに報告しなくては!
するとやはりケンヤは今回の事内緒にしろと言う。
欲がないのか目立ちたくないのか……多分両方なのでしょうねえ。
ただわたくしも自分達だけの手柄にするのは、Aランク冒険者としてのプライドが許さない!
協力し合って倒した事にしようと提案、しぶしぶながらも納得してくれた様子。
私達は急ぎダンジョンを出て報告に向かう旨を伝えると、ケンヤ達も一旦ダンジョンを出るらしい。
まさか、私達を心配して一緒にダンジョンを出て下さるのかしら!
あれ程のホブの群れに単独で助けに来てくれたのだ、ソフィアが期待してしまうのも無理はない……
ダンジョンの異変も大事な事ではあるが、思わずニヤケそうになるのを必死で堪えながら出口に向かうソフィア。
ただ出口に向かうケンヤは……
これだけホブが湧いてロードまで湧くなら、トオルとサラのレベル上げ楽勝じゃね?
ソフィアの事など一ミリも考えていなかった……
謎なデイルさんのお話しも書いてみたいだすな〜




