SP4.フレイヤの疑問
フレイヤ「ご主人様、何故モンスターの襲撃が増えると治安が悪くなるのですか?」
アヤ「ん?ああ、今回が特別なだけだ」
フレイヤ「?」
アヤ「えっとな、本当はモンスターの襲撃が増えても治安が悪くなるとは限らない、むしろよくなる方が多い」
フレイヤ「??おっしゃっている意味が……」
アヤ「モンスターによって景気が良くなるんだ」
「力自慢たちがモンスター討伐の賞金稼ぎに来る。ギルドにモンスター討伐依頼が来てそれでな」
「賞金稼ぎがモンスターを倒し金を稼ぐ、その金を町に回す。モンスターによる被害も町に金があるから修理できる。」
フレイヤ「じゃあなぜこの町は……」
アヤ「これはあくまでも予想だが……転生者、つまりモテオが賞金を独占している可能性がある」
フレイヤ「独占……独り占めですか。何が悪いのですか?」
アヤ「さっきも言ったが、金が回ることで景気はよくなる。誰かがその流れを止めれば景気は悪くなるんだ。金は持っているだけでは意味がない」
「今回で言えば流れを止めているのは、モテオだ」
フレイヤ「なるほど、景気が悪いと治安も悪くなるですか」
アヤ「まぁ、必ずしもそうではないが。おおむね間違っていない」
「モンスター討伐を一手に受け入れ、金を蓄える。恐らく本人には自覚はないだろうが……周りからすれば迷惑極まりない」
フレイヤ「王さまみたいですね」
アヤ「王さま?」
フレイヤ「王さまもお金をいっぱい持ってますよ!」
アヤ「(ドヤ顔してるよ)……近いかもな、ただ違うのは責任のなさだろう」
フレイヤ「責任?」
アヤ「ああ、王さまは民衆を幸福へ導く責任がある。ただ、あいつにはない。王と同じくらいの力は持っているだろうが」
フレイヤ「王さまになろうと思えばなれますか?」
アヤ「なれはするが、長続きしないだろうな」
「力だけで王にはなれないし、宗教の教祖になっているからな。王とは少し違う。教祖になるってのはそれはそれですごいが」
フレイヤ「なるほど、すごく分かりやすかったです!」