女神様！　御自分で御与えになられた恩寵なのですから、嘲笑するのをやめては頂けませんか？

　僕、野中浩平は、高校２年生。オタクと言われつつもちゃんと学校通ってます。
　ある日、朝のホームルーム中に教室がクラッシュ！　からの異世界の王宮に転移だったよ。
　そして、女神様からそれぞれ「恩寵」を授かったよ。異世界ものの強力なスキルが使える？
　でも、僕の授かった「恩寵」は「トレイン」。　鉄道のない異世界で、なぜ？
　ほら、女神様にも嘲笑される始末。しかもそんな「恩寵」で大魔王と戦えって？
　無理無理。って、役立たずは処刑するとか、いくら何でも前時代すぎるでしょ。
　女神様にさらに転移されちゃったよ。真っ暗でしかも水攻めとか、確実に殺しに来てるよ。
　あの女神、いつか殺してやる！

　この物語は、そんな男子高校生の復讐と、鉄道を使った地道な戦いを描いたものです。
　ジャンルは「ざまぁするする詐欺」です。