第52節 クレーマー(神)
第4章最終節です。
今回の死闘のリザルト回です。
淡々とした説明が続きます。
ご都合主義ですが、そういうものだと割り切っていただければ幸いです。
それでは、どうぞ。
「これ以上、木を切り倒すのはダメ。禿山になっちゃう。」
ロッコたちと同じくらいの大きさの精霊と思われる可愛い生き物が、レインに抗議していた。
年貢の納め時、と言う奴だ。
ラストが斧を振り回して、毎日大量の木を切り倒していた。
これが異世界でなければ、抗議してくるのは自然保護団体か住民団体だろう。
でも、ここは異世界。
世界が変われば、抗議する主体も変わる。
今回、自然破壊の中止を求めて、抗議してきたのは、小さな女の子だった。
グなんとかさんとかじゃない。
落ち着け! とか突っ込んでくるような相手じゃない。
来たのは、「山神様」だった。
120センチくらいの低身長に見合うお子様体型。
というよりも、子供そのものなのだろう。
金髪はよく髪をすいてあって、太陽を反射してキラキラと輝いていた。
そして着ているドレスは、ちょっとゴスロリ的なデザインだが、深い緑色がメイン。
ピンキーじゃないよ?
緑なら、なんて言ってあげればいいんだろうか。
とにかく彼女は、優雅に緑色の日傘をさして、大きな皮でできたほぼ黒に近い緑色の旅行鞄を引きずって僕たちの前線基地にカチ込んできた。
いや、違ったな。
レインをストーキングして、ここにたどり着いてしまった。
レインさんや。
こういうヤバい相手は、ちゃんと撒いてこないとだめだよ。
めっちゃ可愛いんだけどね。
「レイン? この子は?」
「え、あ。うー……なのです。この子が、この辺り一帯の山の神様なのです。ウーバン山脈は、南北に長い山脈なのですよ? ここが、一番南なのです。北の帝国を貫く巨大な山脈なのです。」
「お世話になります。」
その子は、そう言って丁寧にお辞儀している。
「ちょ、お世話になります? まさか、レイン。この子、ここに住むの?」
「う〜。そうなのです。うっかり助けたのがいけなかったのですよ。離れてくれないのです。撒くのも失敗したのです。と言うよりも、ウーバン山脈一帯にいる以上、山神様からは絶対に逃げられないのです。」
山神様と呼ばれた緑色の少女は、ニコニコしながら僕とレインのやりとりを見ていた。
「レイン様が奥さんなの?」
「そうなのです!」
「いや、サイズ感的に無理があるだろ。種族が違いすぎる。」
「種族が違っても、夫婦にはなれるのですよ? お互いが愛し合えば、種族の壁など薄いものなのです。」
レインは、奥さんと呼ばれてなんだか舞い上がってしまっている。
まあ、喜んでいるのならそのままにしておこう。
今のところ、実害はないしな。
「でもな? 今は、町から逃げてきた住民を250人も抱えているんだ。ちょっと、無理じゃないかな?」
「すでに250人も受け入れているのです。ひとりだけ受け入れないと言うのは無理があるのです!」
「いや、そう言う意味じゃなくてだな。」
ウーバン村から夜逃げしてきた住民がぴったり250人。
一人も欠けずに鉱山側の森に逃げ込んできた。
作戦は成功した。
成功したのだから、これからが大変だ。
そもそも論として、夜逃げの原因となった隣町の領主は、なぜこの村を襲ったのか。
その答えはちょっと面倒な感じだった。
曰く、
ホワイトベアーの毛皮(強敵につきかなり希少かつ高価)の流通が発覚のきっかけだった。
出元を探る情報収集の中で、信じられないことにウーバン鉱山を取り返した輩がいることが発覚した。
じゃあ、それ、もともと俺たちのものなんで、返せよな? と。
それで村に着いたら、そもそも違う国になっていたし?
じゃあ、それも何とかしないといけないということで王を拉致監禁したら、次の日には王は溶けていなくなったし。
つまり、彼らの立場からすれば、僕たちこそが簒奪者であり、悪であって、討伐の対象である訳で、なんなら1年前に鉱山に放たれた魔物も相まってその仲間である魔族であるとの疑いを持たれても、こちら側としても有効な反論の手段はなかった。
結局のところ、この話はどこまでいっても平行線になることが容易に予測できるので、なんとか2度と近づきたくなくなるようなインパクトのあるイベントを実行しないといけなかった。
そこで、レインの悪知恵が放たれた。
自他両方にとって最悪の事態でもあった。
まず、レインは血の色とほぼ同じ色のスライムを見つけてきて、大岩井さんに手なずけさせた。
技能の調教で、こちらの言うことを聞くように躾けたのだ。
このスライム、なんと物理攻撃がほぼ効かないというとんでも特性があった。
いや、そもそも不定型生物やら霊体やらには物理攻撃は意味ないよねって話だ。
レインの恐ろしいところはそこから。
なんと、こいつを僕の体にまとわりつかせて下着型の物理無効の鎧として活用しやがった。
もちろんそんな誰得なビジュアルは見たくないし、実際気持ち悪かったので全力で拒否した。
拒否したのだが、この鎧も呪われていて、大岩井さんの言うことしか聞かない。
つまり、自分では着脱不可。
僕の意思は尊重されなかった。
その代わり、インナーとはいえ、物理無効である。
自分が装備するのでなければ、そんな鎧、最強以外の何ものでもない。
ちなみに、むりやり装着させられている僕のあれな姿を見て、伊藤さんは大興奮していた。
具体的には鼻血を出して喜んでいた。
表面上は取り繕う努力が見られたが、逆説的に努力が見えてしまうくらい取り繕えていなかった。
そんな装備を着たまま、ほぼ丸腰での兵士長と僕の対戦は、レインの予想通り一方的な敗北。
僕は大上段から袈裟斬りにされて、血液っぽく見える赤い液体状の赤スライムの体液を撒き散らしながら倒れた。
そして、それと同時に、赤スライムのカウンター技である、黒霧が発生して視界を塞いだ。
視界が塞がれているうちにハイドウルフのユリとその手下たちが、僕と村の女性たちを咥えて素早くお持ち帰りした。
ちなみに、赤スライムの反撃技に心当たりがあったのかどうか知らないが、兵士長の仲間の魔法使い的な人が、爆発魔法か爆弾かどちらかで、黒い霧を吹き飛ばした。
赤スライム、血みどろの死体への擬態が間に合わず、血溜まりのふりをしてやり過ごす。
ちなみに僕は、ユリとこの赤スライムによって瞬間的にキャストオフされてしまっていた。
その残骸と擬態に失敗した赤スライムを見て「ナンジャコリャー!」と叫ぶ兵士長は、ちょっと哀れでもあった。
レインのせいです。
僕は悪くないはずです。
レインの悪知恵はさらに続いた。
ウーバン村に続く2つの小さな川がある。
これは村にとっても欠かせない水資源であり、さらに下流のミャオー町にとっても欠くことのできない、貴重な水資源だった。
「水攻め、するのです!」
すごい悪い顔だった。
女の子がそんな顔しちゃいけない顔だった。
レインのやったことは簡単だった。
上流の渓谷地帯で、爆弾を乱発して、山崩れを起こさせ、ダム湖を形成させた。
ダム湖に水が貯まるまでには1〜2週間かかる感じだった。
逆に言えば、それまで下流には水が流れない。
上流から水が来なければ川は干上がり、それを水源としている井戸も枯れやすくなる。
厳密に井戸水の水源は、地下を流れるゆっくりとした水の流れで、川が干上がった程度ではなくなりはしないのだが、それでも地下水位は十分に低下する。
中途半端な井戸しかつくっていない、町からすれば、これだけでも十分致命的だった。
一週間後、生きていけなくなったことを悟り、町から夜逃げする住人たち。
最後には、領主一行も逃げ出す始末。
でも、これって水攻め?
違うよね?
レイン先生は、そういう期待には応えなくていい部分を、きちんと守ってきやがった。
やっていることは同じなのが、また、心をざわつかせる。
レインは、ミャオー町からさらに下流の断崖絶壁の多い渓谷にたどり着くと、隣の領地との境目にある関所を目印にして、また、爆弾の大量投入をして、ちょこっとだけだが地形を変更した。
しかし、その影響の出る規模は段違いだ。
どんでもない大きさのダム湖ができる予定だった。
具体的には村の手前まで水没するような感じらしい。
すべてはレインの計算通り。
しかし、これだけ派手に山を崩して、何も起こらないはずもありませんよね?
結局、レインと僕は、以前から警戒していた「山神様」のお怒りに触れてしまったのだった。
ま、あたりまえだよね?
間伐に努めるようにはしてたけど、かなり木を切ったし。
それに大規模に山を崩したら、神様じゃなくても怒るよね?
山神様は、激おこだったそうである。
それで、山神様がウーバン村に一発かましてやろうと乗り込んだら、誰もいない。
魔術による痕跡が残っていたので、それをたどっていたら、兵士長に声をかけられた。
そうして、危険人物認定されて、どうにかされてしまいそうだったところをレインに助けられたと。
そう言うことになっている。
ほんとのとこ、どうなのかはわからないけど。
「で、レイン。」
「どうしたのです? マスター?」
「最後の。町の南の関所周辺の爆破。結局、どうなるんだ?」
「あそこに流れ込む川は、村に流れ込む川だけじゃないのです。村の方の川もさっき復活させたので、1月もすれば、村の手前くらいまではダム湖になるのです。完全勝利なのです!」
レインは、いきなり乗り込んできた領主にお冠だった。
何しろ、国と女神が認めた国境を蔑ろにされたのだ。
事情を知っていて、レインのように精霊的な立場であるなら、誰でもそうなるだろう。
「大きな、湖になるの?」
山神様が聞いてきた。
「レインの話が本当なら、かなり大きな湖になる。少なくともミャオー町は水没する。」
「あそこの町は、洪水があると頻繁に水没していたから、みんな、すぐに逃げられるようにしているわ。でも、近くの森も水没しちゃう。森の生き物も水没しちゃう。助けに行かなきゃ。」
今にも出ていきそうな感じの山神様。
そこにハイドウルフのユリがすり寄ってきた。
「どうしたの?」
ユリが近寄って小さく吠えた。
そして、唸る。
「そうなの? そうなの。 分かった。」
そして、やはり、何かが伝えられている様子。
もちろん僕たちにはわからない。
「確かにそうよね。マインウルフの集団がうろつき回っていたら、他の動物たちもいなくなるわよね。ちゃんと考えて行動しているのね。えらいわ。」
ユリを抱きしめて撫でる山神様。
一応わかっていないかもしれないが、ユリ、メスだからな?
まあ、山神様はお子様だから、そこらへんは関係ないか。
「それでね? 夜逃げしてきた人たちはどうするの? このまま、森の中で暮らさせるの?」
「いや、隣町の領主たちがいなくなったのなら、すぐに街に戻す。何より、街に戻って、防御を固めなきゃいけない。今度は攻め込まれないように、町の南側と東側の防御をなんとかする。」
「南側は、湖になるから大丈夫じゃないのかしら?」
「いや、おそらくだが、1ヶ月もあれば1度か2度は、再襲撃があると思う。その時南門側が手薄なのはよくない。次からはゴーレムが反撃するにしてもだ。」
そこで、キョトンとした顔をしていた。
「ゴーレム? ゴーレムが村を守っているの? モンスターよね?」
「前村長が村を守るために作った。息子が死にそうだったのでその魂的な何かをゴーレムの核に無理矢理合成したらしい。南の門を守っている。今も。」
「あ、うん。あの大きな石像なら見たわ。動かないふりをしていたので、そっとしておいたのだけれど、あれが村を守っていたのね。」
「今回は、石像のふりをしてもらっていたけどな。争い事は苦手なんだそうだ。」
結果として、保線の精霊ラストの欲望が叶うことになった。
この日、鉱山と村の北口にある駅は、線路で繋がった。
木を切り倒したことは、大岩井の「生長促進」を使うことでなんとか許してもらった。
その代わり、今後は継続して森を増やすように注文された。
森は目隠しになるのでこちらとしてもそれはいい提案だった。
逆に、どんな木なら早く森になるのかを、大岩井と山神様は意気投合して話し合っていた。
杉の木的な話を持ち出している気配がしたので、花粉症対策のため全力で却下したのはここだけの話だ。
過去の日本と同じ失敗をする必要な全くない。
それはそれとして、2人の相性はとても良さそうだった。
話も盛り上がっていて、山神様には大岩井のもっている、現代農業と林業の知識が。
大岩井にとっては、この世界の植物の知識が。
お互いにとってかなり有用だったらしい。
ウーバン村の駅にある線路を、ラストが分岐させて2本目を作ったことで、親分のこぐ自転車式のトロッコと、ロッコの動かす電動式の屋根付き椅子ありのトロッコに分乗させて、森と村を往復させることができた。
一回の往復でおよそ25人移動できた。
最終的には12回の往復が必要だったけれども、全員を村に戻すことができた。
村の人たちからは、この不思議な乗り物は好評だった。
特に、年配の方々からは大好評だった。
村の中にも引いてほしいと言う要望が多数挙げられていたので、ラストが泣いて喜んでいた。
村人たちに持ち上げられて舞い上がっている(物理)ラストの中では、明日から村の南北を線路でつなぐ計画のようだ。
村の中の井戸という井戸に、大きめの岩石を詰め込んで、使用不能にしていたレインは、村に着くとすぐに、空間魔法で元に戻した。
各家庭の道具類に着いても、空間魔法で元に戻した。
魔法でタグをつけておくと、簡単に元に戻すことができるらしい。
最初に資源があって初めてできることだけれども。
こうして、村は、元の生活に戻ることができた。
そうして次の日。
朝からラストは僕を叩き起こした。
昨日のうちに、村の中にレールを引く許可は得ていた。
だから今日は、村の中心部、冒険者ギルドとかよろず屋とかのあるあたりまで延伸すると。
でもそれには課題が一つだけあった。
橋だ。
5メートルくらいの川幅がある橋に鉄道橋をかけなければいけない。
手持ちの技術では、ちょっと無理があるように感じる。
木の橋なんかは、日本でも戦時中とかに南方でかけたという話も聞くけれど。
ちょっと怖いよね?
でも、その話をしたらレインはノリノリだった。
そして、山神様はお冠だった。
結局、その子供同士の喧嘩のような話し合いを見ていた親分に気を使われた。
「1週間くらいもらえれば、石で橋を作りますわ。その代わり、注文通りの形の石を用意してくだせぇ。」
この手の土木工事に関しては、大変遺憾なことに山賊団の方が技術は上のようだ。
小さいながらの石で橋をつくれるのかよ!
そんだけの技術があったのなら、真面目に働けよな!
今日も改めて、ダメ人間な親分たち山賊団の生き方を感じ取ってしまうのだった。
土木工事で言えば、意外な人が携わっていた。
大岩井さんとその仲間達だ。
ちなみにその仲間達とは、動物軍団。
もともとはマインウルフ軍団のみだったのだが、マインウルフを引き連れて森を駆け回っている間に、雪だるま式に仲間が増えていったらしい。
具体的にどこまで仲間にしたのかは、未だ、怖くて聞き出せない。
でも、少なくともぱっと見にはゴートが仲間になっている。
そのおかげで、牛乳的な何かが、食事に加わってきた。
ヤギ乳とでもいえばいいのか。
また、食材が一つ増えたのだった。
いや、そのなかまが、どうして土木と関係するのかというと。
まず、その軍団が、町の南門の外側に展開した。
意味がわからない。
最初に繰り出されたのは、ゴートたちだった。
5頭くらいしかいないが、こいつらがとにかく草を根こそぎ食べていた。
食べ終わった後はある意味更地になる。
そこに大岩井が赤スライムたちをうまく利用して川から汲んできた水をかけると、マインウルフ軍団が寄ってたかって穴を掘り始めた。
すごい勢いで大きな犬たちが穴を掘る。
水をかけたのに土埃で周りが見えない。
南側の住人から、今度からはやる前に言ってくれと苦情が来たくらいだ。
なにしろ、洗濯物が全部ダメになってしまったのだから。
こうして、幅4メートル、深さ1メートルほどの堀ができていた。
掘った土がその堀の内側に同じように積み上げられていたので、堀の高低差は緩やかではあるものの2メートルはあった。
そして、大岩井さんが森からとってきた木の苗を植えて成長促進をかけると、ちょっとだけ頑張って成長して根付き、その堀手前の土塁を強固にしていた。
大岩井さんはそのほかにもいろいろな生き物を使いこなしていたが、今は僕の鎧ではなくなった赤スライムとかもよく働いていた。
具体的には、からだが柔軟なのをいいことに、自分で動くジョウロとして活用されていた。
おまえ、それでいいのかよ?
完全に調教下にある赤スライムは、なんとなく喜んで水まきしている様子なのが唯一の救いかもしれない。
でも、そんな大岩井の作業も、1日でできた作業量は、横に20メートル程度。
町の南の門からさらに南に20メートルくらいのところでの話である。
時間をかければ、少なくとも馬での襲撃はしにくくなるだろう。
なお、水没予定なので、町との街道は、容赦無く堀と土類になってしまった。
こうして、村の防備は着々と作られていき、襲撃に備えることができていった。
一週間後、レインとともに、南の町を偵察に行くことになった。
レインの話では、飛んですぐとのことだったので、気軽に行ってしまったのが間違いだった。
隣町の領主からせしめた馬車を使って西門から繰り出した。
ちなみに御者にはよろず屋の看板娘を借りている。
メンバーの中に、馬車を動かせる人がいなかったから。
3時間くらいで町の近くまで着いた。
そして絶句した。
「おいレイン。この町は夜逃げして空になったんじゃ、なかったのか?」
「おかしいのです。普通にみんないるのですよ?」
「川に水が戻ったから、人も戻ったってか? 情報はどこから漏れた?」
「わからないのですよ。でも、街に残っていた人が、馬か何かで知らせに行ったのかもしれないのです。」
「それにしても昨日の今日だろ?」
町の住民の復活ぶりに、唖然とする2人なのであった。
評価ポイントをいただき、ありがとうございました。
おかげさまで、総合評価が100ptに到達しました。
ご愛読感謝いたします。
予想できていた方もいらっしゃるかとは思いますが、主人公は死んでいませんでした。
ここまでの話で、どんな悪さをしたら、相手にあれだけのビックリ攻撃を仕掛けられるのか、説明責任はあるのかと思いまして、リザルト回を設定しました。
説明もせずに次の章に進むこともできましたが、自分の中で、どこがどうなって、誰が何をしてそうなったのかを記録しておかないと、設定資料だけでは忘れてしまいそうなので。
そして、こちらも予定通りですが、明日からは4.5章に入ります。
王都に残る勇者たちのお話です。
みんな大好き女神様も、ちょくちょく顔を出します。
暗躍するいい女って、大好物ですから。
現実で身近にいるので、モデルに困らなくていいというのが、
逆に問題でもあります。
実際にいると、迷惑極まりないタイプの人間ですしね。
それでは、そんな女神様にジャイ○ンされていなければ、明日の15時ころに。
ちなみに何度かジャイ○ンされて、投稿を落としそうになったことがあるのはここだけの秘密ですよ?
訂正履歴
そうして → 一週間後(前話との時間設定整合ミスによるもの)
最襲撃 → 再襲撃
翌日 → 一週間後 (前話との時間設定整合ミスによるもの)