第114節 レインの想いとチート行為
掲載が遅れましたことをお詫びします。
ちょっと、毎日はキツくなってきた感じです。
なんとか頑張ろうとは思いますが、今後は毎日にこだわらないでいこうと思います。
内容がすかすかになってきている感じがして、嫌なのです。
もとからそうでもないのに、最近、ちょっとひどいかなと。
無理せず、内容を優先させたいのです。
たとえば、会話文とか。
内容がないにしても、おもしろい掛け合いになるようにとか。
それはそれとして、すべては、自分の欲望の招いたこと。
方向性としては、よくしていきたいという気持ちであることは変わらないのですがさて。
今日はそう言うお話です。
それでは、どうぞ。
<異世界召喚後48日目夜>
場所:ヨーコー嬢王国レーベン領ソーン砦
視点:野中
ちょっとは、働けよ。
王国軍には、そう感じさせられる。
いや、まあ、自分があの軍の将であっても、同じように動くと思うのだから悪口は言えない。
それよりも、現有戦力の確認が必要だ。
「さて、猿渡。対魔王軍の有力な戦力として、どんなスキルが使える?」
「あれだよ。大人向けの18禁指定になるような恩寵だから、そういうスキルだ。もちろん、魔王軍との戦闘中に、有効活用できるとは全く思えない。」
「お前も、苦労しているんだな?」
「わかってくれるか、親友よ。」
芝居がかったやりとり。
猿渡の恩寵を、ちょっと忘れていたのを誤魔化していただけでもある。
あれだ。
聞いちゃダメなやつだった。
「それはそれとして、僕の方はトレインの恩寵だから、鉄道関係しかなかったからな。まあ、それで、この3人の精霊を召喚したんだけどな。恩寵はともかく、こっちはちょっとした戦力になっている。」
「おい、ずるいぞ。一人紹介してくれよ。ラストちゃんを強く希望する。」
「お前もブレないな。そんなに姫カット好きなのか。」
「そこは、譲れない。」
あー。
忘れていた。
猿渡は、貪欲なエロい男を装ってはいるが、本当のところは、そうじゃない。
真面目で、エロなどほとんど興味ない微妙な男だ。
巨乳を愛する僕とは正反対だ。
カースという大魔王の呪いでは、それが反映されてしまった。
「80センチ」とかいう訳のわからない呪いをかけられるし。
どんだけだよ。
何度でも言うが、猿渡は、ロリコンだった。
それも、かなり重度の。
幸いなことにペドフィリアではなかったので、乳児とか幼児には興味ないらしい。
本当かどうかは知らんがな。
僕の召喚した鉄道的には最強の精霊3人。
彼女たちは、そう言う意味において、猿渡的に理想の女性だった。
特に黒髪姫カットかつちょい強気のラストが、好みのタイプにキッチリハマっていた。
彼にとっては僥倖であり、彼女にとっては不幸であるが。
ラストは精霊だから、もう、これ以上成長しないからな。
本人たちは、ちゃんと成長する予定だと言っていた。
胸がバインバインになってから、お願いします、付き合って下さいラスト様、とか言ってもだめだからなとか、夢みがちなことをラストが言っていた。
残念なことに、その希望をレインが否定していた。
「ラストたちの胸は、これ以上大きくならないのですよ。」
これは、ひどい発言だった。
なんとも死刑宣告に近いような悲しい響きだった。
本人たちには、絶対に言えない。
ありもしない希望を胸に強く生きていって欲しい。
「野中。意地悪しないで紹介してくれ。3人もいるんだ。一人くらい嫁にくれてもいいだろ?」
「猿渡。残念だが、戦えない僕としては、3人とも貴重な戦力なんだ。一人も嫁がせるつもりはない。」
「そうだぞ、ご友人。ラストは、マスターの4番目の女だ。譲るつもりはない。」
「ん。そして、ロッコは3番目の女。レイン様が1番目。」
「そうなのです。猿渡。マスターの正妻の座は譲らないのですよ?」
いや、なんか途中からおかいいだろ?
猿渡が狙っているのは、お前らの貞操であって、僕の貞操じゃない。
あれか? 現実逃避か?
あと、勝手に3番目とか4番目とか名乗るなし。
なんか、僕が女を取っ替え引っ替えしているみたいじゃないか。
あと、2番目は誰?
「マスター。皆さんに愛されているんですね。パンドラは、何番目になるのでしょうか?」
「お前もかよ! 真面目にやってくれよみんな。」
「いえいえ、回りくどい自己紹介をしただけです。あちらの方々のお名前を教えていただけませんか?」
顎で猿渡に促した。
名前がわかって満足したのだろう。
見た感じだと、パンドラにもご執心のようだ。
この女はやめておけ。
多分、この中で一番危険な女だから。
「では、私から。名前は阿部遥香。見ての通り猿渡のパーティーにいる。訳あって、猿渡とともに、この4人で王宮から脱走してきた。野中と同じように、異世界から召喚された勇者だ。恩寵はシンカー。人よりもちょっとだけ早く考えることができる。このパーティーでは大剣を使ったアタッカーをしている。」
おお。
剣道少女がアタッカーになるのはよく聞く話だが、役に立っているんだな?
剣道は、異世界ではあんまり役に立たないって聞くが、どうなんだろうか。
死んでいないところを見るとそこそこ、立ち回れているのか。
それとも、個人的なアレンジをうまくやることで、何とかなっているのか。
「次は、私だ。名前は、 桜井塔子。恩寵はグリーン。ちょっとだけ傷を治したりすることができる。パーティー的には回復役だな。よろしく!」
最後に江藤さんが、先に自己紹介した二人に促されて渋々、自己紹介する。
「わ、わたし、 江藤貞子。17歳。独身です! お、恩寵は、レジスターって言います。防御魔法が使えます! パーティー的には、大きな盾で攻撃を受け止めるディフェンダーをしています。」
3人とも、自己紹介が終わって、満足そうにしていた。
水を差すようで悪いのだが、一言必要だった。
「ほら、猿渡。お前もアピールタイムだ。ラスト、一応聞いてやってくれ。これでも、僕の親友なんだ。女の好みには疑問しか生まれないが。」
「ま、マスター! このご友人は、とても女の趣味がいいぞ? なにしろ、ラストのことを好きだというのだからな?」
「じゃあ、嫁に出すか?」
「マスターの嫁にでよければ。」
よくわかっていて言っているようだった。
まあ、本人が承諾したとしても、猿渡の嫁には出したくないのだが。
「僕は、 猿渡慎之助。職業安定署で、職業を授かった。『研究者』という、賢者の卵の卵だ。いろいろな初級魔法を使うことができる。魔法使い的な立ち位置だ。」
「ちょっと待て。何だその職業安定署というのは? ここは、異世界だろ? そんなものあるのか? あと、職業を授かったって、どう言うことだ? 学生とか勇者とかじゃなかったのか?」
「ああ。そうだ。学生とか勇者とかじゃなかったのだ。」
何とも残念な表情でそう、言い切った。
「じゃあ、僕も、その職業安定署とやらに行けば、職業を得られると言うんだな?」
「その通りだと説明を受けている。」
なにそれ。
さっそく職業に就きたい。
ただ、何がいいだろうか。
魔法使いとか戦士みたいな攻撃型の職業もいいし、傷を癒せる回復型の職業もいい。
異世界に来たって感じだな。
夢や希望が膨らむよな。
「その、職業安定署とやらはどこにある?」
「比較的大きな街ならどこにでもあると、職安の神官は言っていたぞ?」
「なんだよ? 職安の神官って。訳がわからないよ。」
「職業の神がどうとか言っていたぞ? 我らの神は働くものが大好きだとも。」
「それは、職業の神ではなくて、ブラック企業の神なのではないか?」
「いやいやいや。ちゃんと、タダで職業斡旋してくれたし。」
「そうかそうか。いい奴らじゃ無いか。じゃあ、国内で、その職業安定署とやらを探してみる。」
そして、レインの顔を見る。
「知ってたのか?」
「うー。なのです。」
なぜなのか。
両手をわきわきさせながら、犬が威嚇するような声を出す。
意味がわからない。
「ロッコ、どうしよう。レインが壊れた。」
「ん。レイン様には、職業の神の話は振らないで。ロッコが説明する。」
「あ、ま、まあ、ロッコが説明してくれるなら。」
まだ、威嚇されている。
職業の神に、何かあるらしい。
「ん。レイン様は、職業の神とちょっと相性が悪い。だから、その話は避けてあげて欲しい。王都の勇者を召喚した女神の他にも、神がいて、職業の神は、その代表。人間に、職業で干渉してくる。」
「あ、あー。そうなのか? 女神とも仲が悪いのか?」
「存在そのものが違うんだ、マスター。あれだ、怠惰な女神と違って、職業の神は勤勉なんだ。怠惰を嫌う。『努力する者に力を、怠惰には報いを!』とか言う教義なんだ。」
なにそれ。
真面目に働く人にとっては、とてもいい神様なのではないだろうか。
「いや、その話だけ聞くと、とてもいい神様にしか聞こえてこないのだが。」
「ん。対して、あの、女神の教義は、『希望を捨てないで、想いはきっと叶うから。』。口の悪い他宗教からは、『欲望の女神』と言われてる。本人は、『想いの女神』を名乗っている。」
「あー。何か分かる。」
「んー、でも、ロッコもラストも、その女神の恩寵から生まれた精霊。職業の神様とは、ちょっと相性が悪い。ダメな女神でも、批判しにくい。」
それはそうか。
恩寵を授けてきたのは、異世界召喚してきた、あの女神だ。
その恩寵の結果として、僕の技能が存在する。
さらに、その技能で召喚したのが、ロッコ、ラスト、そしてパンドラだ。
恩寵によって与えられたレインも、その例外ではないのだろう。
むしろ、ロッコたちが様付けで呼んでいるレインの方が、実際は女神に近い立ち位置だと推測される。
なら、どうしても職業の神との相性というかそういうものは、よくないと。
いや、レインって、女神のこと毛嫌いしている割には、そこは、譲らないのか。
むぅ。
わからん。
いや、なんとなく、ふんわりとは分かるのだが、情報としてのパズルのピースがちょっと足りていない感じだ。
全体像がはっきりしない。
でもそうか、敵の敵は味方ともいうし、職業の神はいいやつなのかもしれない。
「どうなんだ、レイン。もしかして、女神と違って、職業の神はいいやつなのか? レインが嫌がるほど、いいやつなのか?」
「あの神もダメなのです。はたらけ、はたらけってうるさいのですよ! 人のことなんだと思っているのです? レインにはレインの働き方ってものがあるのです! 職業の神のレールに則った働き方しか認めないとか、あり得ないのです! みんなちがってみんないいのですよ?」
何か、重大なトラウマがあるように感じた。
そして、ロッコたちを見ると、視線を合わせてくれない。
あー、性格的には合いそうにないしな。
いろいろあったのだろう。
あれで、レインも働き者だと感じるのだが。
でも、職業の神はそういうの認めてくれないのだろう。
「女神とどっちがヤバいんだ?」
「この世界の神は、だいたいヤバいのですよ! ぶちゃけ、ヤバいのが神をやっているから、勇者を召喚するなんて暴挙に出るのです。本来なら、自分たちの力で解決すべき案件なのですよ?」
「そりゃそうか。」
「あまり、レイン様を責めないでやってくれ。レイン様もこの性格なので、いろんな神に喧嘩を売って、な? いろいろあるんだよ。」
ラスト、それ、言っちゃダメな話なんじゃ。
というか、こいつ、いろんな神と敵対しているんじゃないだろうな?
「マスター、そんな可哀想な子をみる目で見ないで欲しいのです。あと、マスターは、レインがいる影響で、職業の神から職業を授かることができないのですよ? レインの権限で与えた『社長』で、我慢するのです。」
「それで、その『社長』っていうのは、職業なのか? 冒険者タグには、『無職』と、表示されるのだが。」
「そうなのです。職業の神の祝福を受けていない職業は、タグには反映されないのです。『無職』なのです。でも、マスターは、それでも『異世界鉄道株式会社(笑)』の『社長』なのですよ?」
精霊4人衆以外が、何故か教えてもいないのに名前ではなく、「社長」と呼んでくるのに疑問はあったのだが、もしかするとここで、その原因が発覚するかもしれない。
「で、その社長は、特別なスキルとか、ステータス補正とかあるのか? 無いように思うのだが。」
「ないのです。」
「ほほう。そうか。じゃあ、『社長』と呼ばれる以外に、意味はないと。」
「でもです。初対面の相手でも、無条件で『社長』って呼んでくれるのですよ?」
「いや、そんな訳のわからない能力、いらんしな?」
呼びかけられるのが「社長」とか、ない。
あれか?
古いイメージのキャバクラとかか?
カタコトの日本語で「シャチョサン」とか言わせたいのか?
「能力じゃないのです。『称号』なのです。職業とは違って、相手にいろいろな影響を与えるのです。『勇者』も称号なのですよ?」
「じゃあ何か? 『勇者』の称号があれば、死んでも生き返って王様のところからやり直せるとか、人様の家に土足で押し入って、タンスとかを漁ってアイテムをいただいても咎められないとか、そういうのか?」
「そこまでではないのです。でも、『勇者』の称号にも、いろいろなメリットがあるのです。それは、冒険者タグの『称号』タブで説明があるのです。所持している『称号』一覧と、その効果が表示されるはずなのです。」
おい。
そういうことは早く言おうな?
「称号」だと?
「ドラゴンを倒せし者」とか、そういうやつか?
あわてて、冒険者タグのステータス魔法で確認した。
画面を操作する手がもどかしい。
そして、ステータス画面のタブの後ろの方、見切れていてスクロールして初めて見える部分に、その『称号』タブが存在した。
そして、そのタブを開く。
僕の称号が表示された。
野中 浩平 無職 レベル 19
<称号>
称号名 称号Lv 称号レベルによる影響
レインの男 19 レインの大切な男として認識される。
勇 者 8 この世界を救う、異世界の勇者として認識される。
社 長 15 社長として認識される。
「……。」
「どうしたのです?」
「何か言うことは?」
「ふぇ? 無いのですよ?」
「これ、『レインの男』ってなんだ?」
「読んだ通りなのです。マスターは、『レインの男』なのです。これは、誰もが知っている共通理解なのですよ? だから、称号になっているのです。」
「レインが称号を与えたと、社長の話の時に言っていたような気がするんだが。」
「そうなのですよ? 『レインの男』は、レインがマスターに授けた最初の称号なのです。」
「最初? いつ?」
「この世界に召喚されている最中なのです。女神が『勇者』の称号を与えるより、コンマ数秒早く与えたのですよ?」
いったい、僕の召喚中に、何があったのか。
ちょっとこわい。
ここは、突っ込んではいけなかったのでは無いだろうか。
そして、その「レインの男」という、訳のわからない称号をタップすると、詳細情報の画面に移動した。
野中 浩平 無職 レベル 19
称号:レインの男
授与:レイン
効果:レインの大切な男として認識される。
取得Lv 名 称 影 響
1 つ れ レインのつれと認識される。
7 彼 氏 レインの彼氏と認識される。
13 いい男 もてる。
19 セット レインとワンセットで認識される。
「おい。」
「なんです? マスター?」
「すでに、『セット』? までレベルアップしているようなのだが。」
「レインとの交流が深まると、どんどんレベルアップして、『夫』とか『熟年夫婦』とかになっていくのです。『おしどり』とかもあるのですよ?」
「いや、もうそれは諦めた。Lv13の『いい男』が気になるのだが。」
「世間で常識では、夫は、妻が思うほどモテないというのです。でもです。妻としては、夫が最高の男なのですよ? 「いい男」の効果は、妻が思っているくらいにはもててしまうという、誰得の効果なのです。妬くのですよ。」
そして、肘で頬をツンツンしてくるレイン先生。
悪い予感がする。
そう、説明文が短すぎることに不安を感じる。
「ちなみに、説明文が短く『もてる。』とだけなのだが、対象は?」
「妻の思ったもてる相手なのです。レインは嫉妬深いので、男でも構わず嫉妬するのです。猿渡とも仲良くしていると、できているんじゃ無いかと疑うのです。そのぶん、猿渡のような男にもモテてしまうのですよ?」
おい。
ということは何か?
モテる対象は、女だけじゃ無いのか?
というよりも、これ、ちゃんと女にモテるようにできているのか?
待てよ?
カース「80センチ」の呪いとの相乗効果で、なんかひどい目に遭わされそうなのは気のせいなのか?
悪い予感がしてきたんだが。
「レイン先生。これは、大事なことなのでほんとに心の底からお願いしたい。もう、レイン先生が僕のこと好きすぎて、こんな称号をつけてしまったことをどうこうするのは無理なのでそれは置いておきます。ただ、絶対に男には嫉妬しないでいただきたい。僕の貞操を守るために。」
もう、懇願するしか無い。
レイン先生のお心次第で、僕の貞操が危機にさらされるのではないか。
これはもう、何としてでも阻止しなければならない。
「が、がんばるのです。レインより先にマスターの貞操を男に『あ”〜!!!』されるのはいやなのです。がんばって、男には嫉妬しないようにするのです。でも、してしまっても、怒らないで欲しいのです。どうしても、男にだって嫉妬してしまうものなのですよ? そもそも嫉妬は、コントロールできるものじゃ無いのです。」
結論。
ダメだった。
ま、そうだよね。
好きになるのだって、好きになろうとしてなる訳じゃ無い。
嫉妬するのだって、嫉妬したくてしている訳じゃ無い。
なら、コントロールするなんて不可能だよね。
これからは、この称号による「弊害」に気をつけて生きていかねばならない。
主に、貞操の危機について。
これって、一種の呪いじゃ無いだろうか。
だって、無い方が幸せになれそうな気がしてならない。
なら、他も確認しないと危険だ。
すぐに、他の称号も確認した。
野中 浩平 無職 レベル 19
称号:勇 者
授与:希望の女神(注)
効果:この世界を救う、異世界の勇者として認識される。
取得Lv 名 称 影 響
1 召喚者 異世界召喚の勇者として認識される。
野中 浩平 無職 レベル 19
称号:社 長
授与:レイン
効果: 社長として認識される。
取得Lv 名 称 影 響
1 社 長 異世界鉄道株式会社(笑)の社長として認識される。
11 金持ち 金持ちとして認識される。
(注)金持ちになる特殊効果はない。
称号システムには、いいとこなしだった。
あれだろ?
「金持ち」とか、泥棒とかに狙われやすくなるあれだろ?
なんでなのか。
不幸に感じてやまない。
「猿渡。ダメだ、この称号システム。デメリットしかない。」
「むぅ。そんなことないけど。」
そして、猿渡は「称号:勇者」のページを見せてくれた。
猿渡 慎之助 研究者 レベル 9
称号:勇 者
授与:希望の女神(注)
効果:この世界を救う、異世界の勇者として認識される。
取得Lv 名 称 影 響
1 召喚者 異世界召喚の勇者として認識される。
11 救い手 不審者認定されにくくなる。
「がんばって、勇者レベル上げるんだ。いい効果もある。」
「まじか。」
「きっと、レベルを上げていけば、そういうふうになるさ。」
「マジなのか。」
称号システムの中に、少しだけ、希望が見えてきた。
ブックマークと評価ポイントありがとうございました。
頑張っていこうと思います。
しばらく、不定期になるかもです。
それではまた。