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女神様! 御自分で御与えになられた恩寵なのですから、嘲笑するのをやめては頂けませんか?  作者: 日雇い魔法事務局
第7.5章 運命のダイヤモンドクロッシング
122/224

第31話 禁断の魔法

禁断の魔法とか、甘美な響きです。

厨二病的に、とても惹きつけられるものがあります。

ただ、なぜ、禁断とされたのか、そういう側面を掘り下げるのも面白そうですね。

なぜ、禁呪とされたのか。

今回はそういうお話です。

それでは、どうぞ。

<異世界召喚後33日目昼>

 場所:サッシー王国ベーレン辺境区グレイトフィール町

 視点:猿渡さるわたり


 床がすごい勢いで揺れている。

 頭だけ、何か柔らかいものに乗せられている感覚。

 膝枕か。

 恐る恐る目を開くと、幌のついた馬車の中。


 膝枕をしてくれていたのは、阿部さんだった。

 大柄で肉付きのいい阿部さんの膝枕は、僕にはかなり高すぎる。

 首が痛くなっていたので、慌てて上体を起こした。

 幌の外を見るに、この馬車は爆走中だった。


 何かから、逃げている感じだった。

 そこで気がつく。

 ああ、僕はホワイトタイガーと戦っていたんだと。

 そして僕は。


 シンシアが泣きついてきた。

 

「死んでたの! サルワタリ死んでいたの! もうダメだったの!」


 いや待て、どう言うこと?


 僕は今、確かに生きているけれど、かなりの怪我をしていることにかわりはない。

 「生物」魔法で自分自身を治そうとして、できないことに気がついた。

 このスキル、自分を効果対象にはできないみたいだ。


技能スキルで生き返らせたばかりだ。しばらく安静にしていろよな。」


 桜井さんが、異世界っぽいことを……なんだと?


 グレイトフィール町に逃げ戻る馬車の上。

 荒い運転に、地味に小さなダメージを継続して受けていく。


「死んでた? とは? つまり、生き返ったと言うことなのか?」


 疑問を桜井さんに投げかけた。

 桜井さんのレベルが、地味に上がっていることを僕は知っている。

 たが、ついぞ桜井さんが技能スキルを使っている場面を見たことがなかった。

 これが、そうなのか。


「恩寵『グリーン』で一番最初に覚える技能スキルだ。『サルト』という。」

「どういう効果があるんだ。もう少し詳しく。」

「そうか。そうだな。今はレベルがまだ2なので、2分前までしか使えない。と、そう言うことじゃなくてだな?」


 桜井は、ちょっと上を見上げていた。

 涙が流れていた。


「この技能スキルは、人が死なないと使えない。だからもちろん初めて使った。『サルト』は、偽物の蘇生魔法だ。」

「この世界には蘇生魔法まであるのか。医者廃業待ったなしだな。桜井さん。」


 俯いて嫌な顔をする桜井さん。


「医者を目指す私が、こんなスキルを得てしまうなんて、医療に対する冒涜でしかない。」

「でも、蘇生魔法、偽物なんだろ? 生き返っているから、本物だと思うのだけれども。」

「問題は結果じゃない。過程なんだ。」


 わかりにくい、難しい話になりそうだった。


「いや、単純化しよう。この魔法は、蘇生魔法という結果をもたらす時空魔法だ。今はレベル2だから、死んでから2分以内に、2分前の状態に戻すことができる魔法だ。」

「じゃあ、じゃあ何か? 僕は、2分ほど、この世界をスキップしたと言うことになるのか?」

「そう言うことになる。君は2分ほど、この世界の因果から見失われている。後々、どんな悪影響が起こるかわからん。濫用はしない方が賢いだろう。もっとも、濫用できるほど死んでもらっては困るのだがな。」


 すごいな、これ。

 レベルが上がれば、おそらくレベルは10までだから、10分までは遡れると。

 より、いい状態の時間まで遡ることができれば、HPの実質的な回復量も上がる。


 しかし、この魔法はまずいな。

 絶対にまずい。


 結果としてではあっても、確実に人間を生き返らせることのできる魔法使い。

 そんな噂が立ったら、どんな世界でも大変なことになる。

 この世界だって当然にそうなるだろう。


「この魔法を使ったことを知っているのは誰だ。確実に秘匿しないと面倒なことになるぞ?」

「そ、そうだな。そうだろう。こんな、こんなふざけた魔法、お前だから使ったんだ。他のやつに使うつもりはない。」

「それはいい。だから、知っているのは?」


 馬車の中を見る。

 僕を含めた僕のパーティーの4人。

 そして、泣きついていたシンシア。


 この5人だけだと言いたいところだが、ダメだった。

 だって、僕が死んでいるところをこのキャラバン全員が見ていたそうだ。

 ギリギリ助かったんです、と、誤魔化し切れるものだろうか。

 桜井が大根役者でないことを祈るしかない。



 ベーレン辺境区の区都グレイトフィール町付近まで戻ってきた。

 僕たちのキャラバンは、直接町には入らなかった。

 隊長が言うには、町に入ると宿泊費やらなんやらとお金がかかるからだそうだ。

 いつものこと、野宿が基本だとキャラバンの隊員たちも同意していた。


 本当のことなのだろうか。

 それとも、僕たちのことを気遣ってのことだろうか。

 真相は、彼らの中にあって、そして、それが明かされることはないようだ。


「隊長、質問があります。申し訳ありませんが、僕が死んでしまったところを見てしまいましたか?」

「そろそろ聞かれる頃だろうと思っていたよ。」


 隊長は、ここでちょっと地面を見て、そして空を見て。

 悩みのある様子だった。

 妻を亡くして日がない。

 そして、僕らのパーティーに、死者を蘇生できる人間がいるかもしれない。


 悩まない訳ないだろう。

 妻を生き返らせてくれと泣きつかれなかっただけでもありがたいと思わなければダメだろう。

 そんな隊長は、そう言う葛藤を口に出すこともなく、淡々と答えてくれた。


「結論から言えば、おそらく誤魔化すのは無理だろう。どう見てもホワイトタイガーに噛み殺されていた。幸いにして、体の一部が吹っ飛んだりしてはいない。ただ、首とか噛まれて、大量出血していたからな。」

「そうですか。」

「まあ、キャラバンの隊員には、口止めしておく。ただし、3人だけは無理だ。うちの馬車に乗っていた、マッカース公爵領の兵士だ。口止め料とかは逆効果だしな。」


 口止めできない上に、戦闘のプロときている。

 これは、誤魔化すのは難しそうだ。

 なぜなら、瀕死の仲間を今まで救えていない。

 回復術師の能力がそこまですごいのなら、出し惜しみしていないはずだと突っ込まれる。


 だから、そんな困っている僕に、キャラバンの隊長が甘い誘いをかけてきた。


「ここに、こんな壊れたアイテムがある。」


 ハート型の金でできた小さな紋章に、ひびの入った赤くて丸い宝玉がついている。

 細工の細かい首飾りだった。

 一見して、宝玉が壊れていなければ、かなりの値打ちものだとわかる。


「このアイテムを、君に内緒で売ろう。かなり高く。そうだな、壊れる前よりも高くだ。」

「いや、それで買う人間は流石にいないだろう?」

「君は必ず買う。このアイテムになんの効果もないことが分かっていても。」

「どういうことだ? ただの使用済みアイテムだろ?」

「だからだ。」


 隊長は、口角を上げると、すごく悪い笑みを浮かべた。

 商売人が交渉中にしちゃいけない笑顔だった。


「これは、『代命の宝玉』。一度だけ、命を失った時に代わりに割れて、身代わりになってくれるアイテムだ。死んだように見えた人間が、生き返ったように見える、今のサルワタリの状況にぴったりなベストバイアイテムというわけだ。」

「使用済みなのにですか?」

「使用済みだからこそだ。」


 恐ろしい商売を仕掛けてくる。

 値打ちのないガラクタを高値で売り捌く。

 まさに商人の鏡というべきか。

 悪徳商人の権化というべきか。


 しかし、言われてみれば確かにこのアイテムさえ持っていれば全て誤魔化すことができる。

 かなりの高額をふっかけられそうなのがきになるけれども。


「いくらです?」

「ん?」

「いくらで売ってくれますか?」

「ん〜。買うか。買ってしまうか。これを。」

「今後起こるトラブルと天秤にかけて、それよりも安ければ買う。そうじゃなければ諦めて別の手を考える。」


 隊長は、悩んでいた。

 そして、ハンドサインで何かの合図をすると、シンシアがどこからともなく現れた。

 隊長の隣に立つシンシア。


「シンシアが大人になるまでの間の護衛。それが対価だ。」

「却下だ。定義が曖昧すぎる。」

「シンシアが色々な意味で大人になったら、期間が終了する。」


 嵌められたかもしれない。

 つまりそれは、僕がシンシアを大人にしてしまった時に、護衛任務が終了するということ。

 なんなら今すぐにでも終了させることはできる訳だが。

 シンシアは10歳。


 流石にこの異世界でも、まだちょっと早いらしい。

 まあ、10歳くらいで結婚している人間もそこそこいるらしいので、なんとも言えないが。


 ただ、これは罠だ。

 シンシアの護衛を長く引き受ければそれだけ情が移る。

 その間にも、シンシアの僕に対するアタックは継続されるだろう。

 僕が落とされないという保証は全くない。


 そして、もし、僕が大人にしてしまえば、責任を取る必要が発生する。


 つまり、この条件を飲むということは、シンシアを嫁にもらうということと同義だ。

 確かに可愛いし、頭もいいし、気もきくいい子だ。

 嫁にするにはとてもいい子だと思う。

 10歳じゃなければな。


 シンシアの期待に満ちた目が僕を突き刺す。

 僕の何がそんなにいいのだろうか。

 背は低いし、非力だし、性格はねじまがっているし、エロいし。

 そして、なによりもエロいし。


 女の子に嫌われる要素満載だと思う。

 エロいしね。


 答えは決まっていた。


「それじゃ、買えない。シンシアと秤に乗せたら、シンシアの方が明らかに高価だ。そういうリスクの大きな取引はしないことにしている。なんとか誤魔化してみせるさ。」

「うちの隊員たちが言いふらしてもか?」

「そういうこと、さすがにしないだろ? したら、まずいもんな?」


 隊長に圧力をかけた。

 そういうことはしたくない。

 したくはないが、カードとして切ってしまった。


 僕は、もしかするとあなたの死んだ妻を甦らせることができるかもしれませんよと。


 すでに、ある程度は実行に着手してしまっていたからなおのこと。


「あ、ああ。シンシア、諦めろ。こいつはダメだ。カードが足りなかった。あと1枚。あと1枚切り札があれば、俺の勝ちだったんだがな。」

「お父さん。いいの。こういうずるい方法は、よくない。私の魅力で、なんとかするから。」

「できた娘だよ、シンシアは。愛してるよ。」


 本気で言っているのだろうが、その被害を受けそうになっていた立場からすると寸劇にしか見えてこない。


「俺の負けだよ。サルワタリ。すまなかったな。お詫びにこのアイテムはお前にやろう。どのみち、使い道のないガラクタだからな。」


 そう言って、「代命の宝玉」を投げてよこした。


「皆には、それのことを伝えておく。なに、心配いらない。本当のことなんざ、興味はない。お前みたいな性格の人間が、その魔法を使わなかったんだ。『使えなかった』と考えるのが妥当だと、気が付いたぜ?」


 そういうと隊長とシンシアは、反省会をしつつ、その場を離れていった。

 すでに僕を落とすための、次の作戦を練り始めていた。

 そういうのは僕のいないところでやって欲しいものだ。



 キャラバンが野宿に選んだ場所は、町から南東にある山の裾野の林だった。

 林の入り口に馬車を止めて、林の木にロープを張り巡らせて、布をかけ、簡易的なテントを作っていた。

 中に入ってみると、結構本格的な家のようだった。

 拠点としては、十分だった。


「猿渡くん。キャラバンの人たちから聞いたよ? そのアイテムを身代わりにしたんだって。このタイミングで、すごいね。よく、そんな都合の良い使用済みアイテム、手に入れたよね?」


 真相を知っている江藤さんが、キャラバンの隊員たちから聞いた情報を伝えてきた。

 隊長は約束通り、僕が生きている原因をこの身代わりアイテムのせいにしてくれたみたいだ。

 キャラバンの隊員がそう信じて言ってくるくらいだから、公爵領の兵士3人を誤魔化すのは、そう難しくないだろう。

 壊れた宝玉は、できるだけ見えやすいところにつけておくことにした。


「猿渡くんを助けたの、阿部さんだからね?」

「なんだと?」

「阿部さんが、ホワイトタイガーから猿渡くんの体を取り返したんだよ?」

「いやいや、流石に無理だろ?」

「そんなことないよ? 間違いなく見ていたから。ほんとだよ?」


 おいおいおい。

 謎が増えやがった。


 阿部さんは、確か、剣道部で剣道が結構お強かったと聞く。

 だから、ホワイトタイガーを討伐したよとかいうのなら、すんごく強い剣豪だったと。

 そう思うことができたのだけれども。

 ホワイトタイガーから、奪い取ったとなると、見方が変わってくる。


「ほら、猫がネズミを捕まえると、ネズミを逃がしては捕まえて、逃がしては捕まえてって遊ぶでしょ? ホワイトタイガーたちは、それを猿渡くんでしていたんだよ?」

「マジか? 覚えていないぞ?」

「じゃあ、無意識で逃げ回っていたんだね。でも、最終的には殺されちゃったんだよね。」

「どうやって?」

「首を噛まれて。」


 どうやってそこから助け出されてのか気になる。


「首を噛んだ後に、ホワイトタイガーがまた、猿渡くんをリリースしたんだよ? また、逃げさせようとしたんだと思うの。でも、死んじゃっていたから、もちろん逃げられなくて。」

「そのまま食べられてと。」

「ううん。違うの。あのね、阿部さんがね、ゲームの動画みたいに、ホワイトタイガーの間を絶妙なタイミングで通り抜けて、猿渡くんを回収して、馬車に戻ってきたの。」

「いやいや、そんなこと、無理だろ?」


 どんなスーパープレイだよ?

 でも、そうだな。

 ゲームなら、ゲームの最短時間攻略動画なら、そういう動きをするよな。

 つまり、そういうことか?


 阿部さんの恩寵とその技能すきるで、TAS動画的なことができるのかもしれない。

 現実で。

 もしできるのなら、もうそれはチートのなかのチートだろう。

 どんなゲームも必ずクリアできるし、どんな敵でも必ず討伐できる。


 つまり、その能力を有効活用して、ホワイトタイガーと戦うことなく、ホワイトタイガーから離脱できたということか。


「後はね、阿部さんが馬車の上から石を投げてた。全部頭に当たって、全部気絶させたよ?」


 どんなチートプレイだよ。

 投げたら必ず急所に当たるとか。

 気絶させられて、追ってこないとか。

 阿部さんは、敵に回さないように気をつけよう。



「助けてー!!!」

「きゃー!!!」


 馬車の方で、悲鳴が上がった。

 江藤さんと急いでその場に向かった。


 大きなイノシシがいた。

 料理を作っていた、女の子たちを突き飛ばし、鍋の中のものをがっついて食べていた。

 そして、火傷していた。


 もちろん、火傷したことに激昂して、手がつけられない状態になっていた。

 これはまずい。

 今、このキャラバンのキャンプにいる人数は、この町に来た時の半分程度。

 暗くなってくると同時に、半分の馬車が拠点の町に向かって帰っていった。


 公爵領の兵士たち3人もその中に含まれていた。

 隊長は、町に戻ってからもキャラバンを町の中に入れなかった。

 この街を、グレイトフィール町を信用できなかったからだ。


 兵士のほぼ全滅を確認してしまったことを、公爵様に伝えなければならない。

 隊の半分も、その兵士とともに、一旦拠点に帰ることとなったそうだ。


 僕たちや隊長は、町から目をつけられているそうなので残った。

 逆に言えば、目をつけられていなさそうな人だけ、公爵領に戻ったのだ。

 遠くからなら馬車が半分いなくなっていてもわからないだろうと。


 イノシシは、阿部さんが思いのほかあっさりと討伐していた。

 どこが首かわからないような太い首のみを、両手剣で集中攻撃して討伐した。

 討伐した後、捌いたりするのはキャラバンの人間の方が慣れていたので任せた。

 夕食が、肉的にかなり豪華になった。



 その夕食を食べているキャラバンに、辺境区の区長とその配下が馬車で出向いてきた。

 町から見える位置でキャンプしていたので、特定されるのは不思議じゃない。


「禁断の魔法、『禁呪』が使われた疑いがあります。」


 区長は、淡々と隊長にそう伝えていた。

 隊長の額から、嫌な汗が流れ落ちた。


「その容疑で、そこの猿渡のパーティーを引き渡しなさい。」


 馬車から降りてきた、屈強な神官たち10人くらいが、僕たちを取り囲んだ。


「捕縛なさい。抵抗は無意味ですよ。」 


 抵抗するも、あっさりと拘束されてしまった。

 レベルが違いすぎる。

 すごく強い。

 4人とも、ロープでがんじがらめにされると、目隠しをされた。


 そして再び、幌のついた馬車の中。

 床がすごい勢いで揺れていた。

幕間の新章です。

今回も5話分、猿渡の話になります。

ちょっと、面倒なお話が多いので、エロは少ないと思います。

ま、猿渡なので、ある程度は出てきますが。

それでは、エロすぎて筆者の存在がBANされていなければ、明日も12時すぎに。



訂正履歴

 吹っ飛んだ利 → 吹っ飛んだり

 使われて → 使われた

 屈強な神官たちが → 屈強な神官たち ※ 以上2件誤字報告感謝いたします。

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