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第一話出会い

「どうしてこうなった、、、」

 僕、真奈美まなみ みことは思わず呟いた、、、だって、だって、、、

「何で、僕に犬耳はえてるのお!?」

 何故そうなったって?それはこっちが聞きたい。朝目が覚めたら生えていた。尻尾は、、、何故かない。そうそう、僕と、言っているが女である。

「あう、学校行けないよぉー」

 あれ?そういえば、僕の部屋とは何か違うような、、、ガチャリと、ドアが開いた。そして、ドアを開けたのは、、、

《誰?》

 ドアを開けた人も僕もそんな言葉をこぼしていた。だって知らない人だし 

「何で、私んちに獣人がいるの?」

 と、ドアを開けた少女はそう言う

「えっと、いや、その、、、僕にも分かんないです」

「はあ?怪しいな、、、」

 少女は訝しげに僕を見ている。すると、

「ふむふむ、まあ、嘘ついてる訳じゃないみたいだな」

「え?」

「何?」

「あ、いや、、、何も」

 さっきまで怪しそうにしてたのにこんなにあっさり引いてくれるなんて、、、

「で、兄ちゃんの名前は?」

「僕?僕は女だけど、、、」

「え?」

 今、心の底から驚いた!って声がしたぞ、、、まぁ、見た目的にも一人称的にも仕方がない事ではあるが、、、やっぱり女からすればその言葉は胸に刺さるよ、、、トホホ

「あーそりゃ、すまん」

「もう慣れてるんで良いですよ」

 全く慣れてないけど、、、

「お嬢さんの名前は?」

「は?私、男だよ」

「え?」

 ヤバイ、こちらも心の底から驚いた声を出してしまった、、、てか、つまり男の娘か、

「まあ、こっちも慣れてるから良いよ」

 すっごく目尻に涙溜まってる状態で言われても説得力皆無なんですけどー!?

「ま、まあ、ともかく、私はレイン、君は?」

「僕は命よろしく」

「みこと、、、その変な名前といい、急に現れたことといい、お前は、、、」

 へ、変な名前!?え?命って変なの、、、←結構ショックを受けた

 そんなことを考えていると、少年からはこんな言葉が発せられた。

「お前、異世界転生者?」

 え?今、、、

「異世界、って、それよりも転生って言ったよね?」

「ああ」

 つまり、、、

「僕、一回死んだの?」

「覚えてないのか?」

「うんだって、僕、あれ?」

 え?あれ?

「どうした?」

「、、、ない」

「え?」

「昨日の事、、、ううん全部思い出せない、、、」

 何で?さっきまで覚えてなかった?[何を?] 心の中でそんな言葉が出てくる。何をってそりゃ、

「、、、なん、だっけ?」

 僕は何を覚えていた?僕は何を知っていた?、、、そもそも[何か]を知っていたのか、、、?僕の中からすべてが抜け落ちていく感覚に襲われる。そして、そのなんとも表しにくい感情は、不快感になり、破裂した

「う、う、、、うう」

「おい、姉ちゃん?大丈夫か?」

「ぐ、うわあああああああああああ!!」

 そこで、僕は意識を失う、、、





 この二人の出会いは、後にこの世界の未来を変えることになる。ただ、それは厳しい道のりだ、だが、彼らはまだそれを知らない







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