明日と今日と昨日と茨
明日の太陽/
明日も太陽は
昇って沈むなんて
唯の知ったかぶりだから
目を閉じて
寝てしまおう
今日の始まり/
朝ごはんを食べ
昼ごはんを食べ
夕ごはんを食べたら
今日の始まりを
忘れてしまった
昨日の昨日/
昨日の
そのまた昨日の
そのまた昨日の
……
そのまた昨日が
消えたがってるのに
まだ残ってる
茨/
足元を見ると
緑の茨が絡みついていた
道理で
上手く進めないはずだ
その茨はお前のものだって
そんなはずはないけれど
なぜか
いつもついて廻る
いつの間に生えたのか
どこから生えているのか
それは
まるで
私自身のように
何時から
どこから
そして
何時まで
何処へ
星の巡りなんて
ありふれて呼ぶのは
受け入れてしまっているから
抗ってみても
疲れるだけで
悪戯に己を傷つけてしまう
なんだかなー。






