7話「落ち着け」
「はい。あーん」
私の周りにたくさんの女子が群がっていた
お菓子をあげようとしている場面
学校にお菓子持ってくんじゃねぇよ(人の事言えないがね)
「そんなもん要らん。近づくな」
仲いいってのを見せようってか?
馬鹿らしい
ザワッと男子軍がざわめく
そうか…
男子軍は私がいじめられてること知らないのか(濱野以外)…
「ほら食べなよ」
おはぎ(らしきもの)を口の中に突っ込んできた
ジャリ―――――
どうやらそれは泥で出来た泥団子だったようだ
「ゲホッッ!!ゴホッッ!!」
「もー閖花食べ過ぎよー(笑)」
泥団子無理やり食べさせて笑うのかよ!!
ふざけんなッッ!!
ガァン
私の机を蹴った
私の机に座ってた女子(数人)が机と共に倒れる(ざまーみろ)
「いったぁい!!ひどぉい!!」
気持ち悪い声出すんじゃねぇよ気持ち悪い
吐き気がするぜ馬鹿野郎
「あーん痛いよぉ(泣)」
嘘泣きキモイよ乙
「ちょ…酷過ぎるだろ…」
あーなるほどね
つまりは私を悪役にしたかったのか
…ふざけんなッッ!!
「いい加減にしろ」
ガタッ
濱野が立ちあがった
「英ぇ!!こいつやっちゃってよぉ!!
いじめてくるのぉ!!(泣)」
ふざけんな。いじめてんのはてめぇらだろ
涙目(嘘泣き)の女子を放って
私の後ろに来て私の肩に手を置く
「あのさぁ…
いい加減にしてくれる?」
「なっ何のこと!?」
自分でやったことも分かんねぇのか馬鹿が
「唯こいつが二次元好きだっただけだろ!!
唯漫画ヲタクだっただけだろ!!
ジャニーズヲタクと違うのか!?
なんで漫画ヲタクだっただけでいじめられんだよ!!」
ごもっともです濱野君
「人をいじめといて知らんフリかよ!!
人の幸せ奪っといて平然と生きてんのかよ!!
そんでいじめられてる川崎を悪役に仕立てて満足か!?
川崎はあり得ねぇけど(おい)自殺したらどうすんだ!?
責任取れんのかよ!!」
「な…なんのことぉ!!」
ブチッ
今の一言で完全に濱野の理性が吹っ飛んだようだ
「っざけんじゃねぇええぇぇええぇ!!」
女子に殴りかかる
最低なんて受け付けないよ
男女平等社会で暴力に関してだけ
女子が男子に奮う分は良いのに男子が女子に奮うのダメだなんておかしいじゃないか
「ふざけんなッッ!!ふざけんなッッ!!
川崎の今までの人生返してやれよッッ!!」
あーあ
馬鹿だ…ホント馬鹿
でもこんな馬鹿…
嫌いじゃないよ
「私も混ぜろぉおおぉぉおお!!」
取りあえず私も参戦
濱野に加勢
2対20なのに段々女子軍は減っていく
弱っちいなぁ
「英勝が切れてるって事は
その女子軍が悪いんだろ?
俺らも混ぜろよ」
「「「「おらぁああぁぁああぁあぁ!!」」」」
―――――――――――…
「やめッッ!!ごめんなさッッ!!」
「泣いて謝れば許されるとでも思ってんのか!!」
泣いて謝る女子にまだ容赦なく殴り続けている
おいおいおい
って事で濱野の肩にポンと手を置く
「私の事ならもういいから…落ち着け」