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16話「夏休み」

めんどくさいからそろそろ付き合わせようかと考え中。どうしようかなぁ…



―――キーンコーンカーンコーン―――


「これで終礼を終わります。皆さんよい夏休みを過ごして下さい」


終業式も終わり、終わりの挨拶もした。

明日から夏休み。


1ヶ月とちょっと。濱野と関わりを失くす時間。私的には嫌だった。

だって夏休みが終われば実力テスト、中間、実力テスト、期末、そして受験。

勉強尽くしの毎日が始まるから。


まぁ私も濱野も勉強しないだろうけどね。


友達が少ない私にとって夏休みは…まぁ特に何ともないけど。

遊ばなくても寂しくないし、部屋に引きこもればオールオッケー。友達なんて必要ないからね。

そう思ってたけど、今は…濱野と会えないと言うだけで一日が長く感じそうだな。



「川崎ー(ニコッ」


いつも通り笑顔で私に話しかける濱野。どうしてそういつも笑顔で入れるのかな。羨ましい。


「何?」


あ…素気なかったかなぁ…


「夏休みさ、俺らと一緒にプール行かね!?」

「プール?」


友達とプールとか…(笑

何年ぶりだろ?


「っまぁ…暇かな」

「じゃあ明日さ、サマーパーク行こうぜ!!」


いや、わざわざあんなでかいところ行くんかい。確かに楽しそうではあるけど…


「了解」


ツンっとした感じで答えた。でも内心わくわくドキドキと言うね。私、素直になってみたいですお父さん!!((


「楽しみにしてるからな」


…え?濱野君…?

濱野の顔を見る。横目でこっちを見て、顔を赤らめて…ツンって唇を尖らせて…

あ…可愛い…


――――次の日――――


只今午前9時30分。約束の時間は10時。30分も早く来てしまった。暇だ…

「おーもう来てんじゃーん」

「今日はよろしくなー」


ぞろぞろと濱野の友達(男子)が集まってくる。


「あわわ…よろしくです…」


男子は嫌い。って言うか苦手。基本関わらないから。


約束の時間の10分前には濱野以外の人たちが全員集まった。おい濱野…

しかしプールに10人(内女子1人)で行くのは割合とか割合とか割合とか人数とか割合とかおかしいと思うなー

私を誘うならせめてもう1人位女子誘ってよ。ねぇ。


「ごめーんっ!!寝坊した!!」


眼鏡ずれてるわ髪の毛ぼさぼさだわシャツのボタン掛け違えてるわベルトちゃんと閉めれてないわのとんでもない格好で濱野が来た。


濱野と目があった。


「へへっごめんごめん」


悪戯っぽく濱野は笑った。


「スク水とかないよな?」

「あーうん。ちゃんとした水着買ったから…」

「マジ!?楽しみだな!!」


あぁ…ダメ…

濱野の笑顔好き…もっとみたい…見ていたい…

でも…


私にはまぶしすぎて辛いよ…

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