10話「平和」
「おはよう」
何時も通り無表情……と言うわけではなかった
微笑で挨拶
「うえぇぇええぇえ!?」
そこまで驚かなくても濱野君
驚く要素あるかね?
まぁ何か変に狂った(酷い)濱野を放って席に着く
で、お気に入りの歌手の歌を聴くために音楽プレーヤーを持ってきた。
って事で聴こうか
イヤホンを耳にはめ
「文化部!!」の漫画1巻を鞄から取り出し、足を机に乗せ
家か!!って位寛ぎながら漫画を開いて読む
スカート?
あぁ、大丈夫。
脛あたりまでのロングスカートに加え体操ズボンをはいてるからな
ズボンはいてる方が動きやすいんだよ。(主にボコりやすい)
濱野はそれを知らない様だ(当たり前)
こっちを見て口をパクパクさせている
口パクで伝えてるつもりだろう
大丈夫。理解はしている
「ん?何だ濱野。」
理解してるが嫌がらせと言うかなんと言うか…
まぁちょっとした遊び心?(笑)
「だからぁ…」
口をモゴつかせている。
面白いな。からかうの
「ん?スカートの中でも気になるのか?」
ピラッ
「ぶはっ////」
ズボンはいとるのに
馬鹿と言うか純粋と言うか
こういう奴ほどいじって楽しいものはない!!←
あ、この響やべぇぇぇぇぇぇ!!
めっさメソだ!!
胸キュンだ!!一家に1台欲しいぞ!!
ひびきゅうううううううん!!(自重
あ、血洗 好喜!!
え、やべぇ響好フラグぅぅぅぅ!!(自重
――――――…
「川崎…川崎!!」
濱野の声によって現実に引き戻される
やべぇやべぇ妄想がふへへへへ
「よだれ垂れてる!!」
妄想のしすぎか。
やべぇな。取りあえず拭いておこう。ゴシゴシ(ry
「…濱野ってさぁ」
「何?」
「ケータイ持ってんの?」
「持ってるよ」
やっぱりかぁ
持ってそうな気ぃしたわぁ
「川崎は?」
「持ってる」
「じゃあメアド交換する?」
「…するか」
ってか両者学校にケータイ持ってきてみたいだから赤外線で交換
完璧不良だなぁおい
「あーこの前のテストの結果だが、廊下に張り出してるからな」
あぁ、そういや中間テストしたなぁ。ってかあんた。教師だろ。
あんたの目の前で思いっきり私と濱野、ケータイだしてんだけどいいのか?
「見に行こうぜ。濱野」
取りあえず結果を見に行く
「よっしゃ!!取りあえず下から50番目には入ったぞ!!」
って事は上から200番目かよ
低レベルな争いしてるなぁ
なんて呆れながら私は私の名前を探す
「川崎見つかった?」
あぁ、あったよ。
と言う風に指を指す
「へぇ」
何位だろう
そう言う目で見上げ――――
―――――――…
「…えーっと川崎さん?貴方頭いいの?」
「上位だけど」
「259人中1位て!!脳内バグってんじゃねぇの!?」
そんな事言われても困るよ