1話「私」
取りあえず恋愛に挑戦してみようと思いまス
ひとつ注意しておきますが
普通の恋なんて物ではないでス
俺は普通というかありきたりが嫌いだったりするので
くっついてめでたしめでたしハッピーエンド
という終わりが大嫌いなので、とてつも無く歪んだ物語になるでしょう
そんな変わった恋物語(なのか?)にお付き合いください
大切ってなんだろう
思い出ってなんだろう
君と出会うまで現実を見ようとしなかった私―――――――――
「で、またそれの話?」
友人のあきれ顔
友人が言う「それ」とは
ある漫画のキャラクターの魅力という話
=私、川崎 閖花はその漫画の中毒者
世間一般で言うヲタク
これを見てる君
オタクではない。ヲタクだからな。
そこを間違えないでくれよ!!←
そして腐女子という俗に言う「終わってる人間」(人間失格w)
ある漫画のキャラクター
鈴音 響と言う少年の魅力について、
毎日学校の行き帰り、10分間の休み時間
そして50分の昼休みにずっとされていれば呆れられるだろう
それを聞かされる方のこっちの身にもなってみろ!!
なんて友人は言ってるが
結構ノリノリだし話にも乗ってくれる
って事で懲りずにそのキャラの魅力を延々と語る
放っておけば1日中、下手したら1年中語り続けるんじゃないか?
と言う勢いでね
「仕方ないよ。響は格好いいんだから!!
響を馬鹿にする奴は許せん!!って言うか
てめぇ程度が響を馬鹿にすんじゃねぇ鏡みて来いって感じ?w」
この世の男子をかなり侮辱する私
そう言う私も鏡みて来いって話ですね
でも仕方ない、現実に響ほど格好いい人いないし
当然、現実には好きな人はいない
だから服装もやる気なし
常時ジャージ
そして髪の毛はショートでボッサボサ
そりゃあ男と間違えられる訳だわ。納得
でもあだ名まで「少年」とか「男」とかはマジ勘弁
でも友人の恋バナとかには興味があったりする
あ、勿論からかう為にねb
え?性格歪んでる?
ありがとう♪
性格が歪んでるのなんて重々承知
人の不幸は大好物
という何と言う最低な野郎でしょう
そしてそれを表に出しているというね
おかげで皆から怖がられたり
この性格のせいで告白されたことはなく
まぁ顔が悪いのもあるんですけどね?w
好きになってくれる人も居ないし
嫌な奴ばっかり
って事で2次元(天国)に逝っちゃった感じ?
現実なんてどうでもいいしw
しかし響格好いいふへへへへ
「はい。よだれ垂れてる気持ち悪い拭け」
マジか。よだれ垂れてるのか。
っつか気持ち悪いとは酷いな
「ほんっと閖花ってさ、もっとおしゃれするなり
おしとやかになるなり、性格かえるなり
それなりのことすれば絶対もてるのに」
「もてるわけないじゃん」
この顔でもてるとかマジないない(手ブンブン
「いーや、顔『だけ』は可愛い」
だけをそこまで強調しなくてもw酷いなぁw
まぁ気にしてないけどw
「いやーね?私はこの性格を変える気はないよ
ありのままの私を受け入れてくれないと。ね」
「まぁ…ね」
渋々認める友人A((名前つけてやれよ
「だから私は全てを受け入れてくれる響が大好きなのだ!!
愛してるぞ響ぃぃいいいいいぃぃ!!」
「だからそっちに持っていくな馬鹿野郎ぉおおおおぉ!!」
そんなこんなで今日も元気です
きっと「あ~私もそう!!」ってなった人も居るでしょう。
腐女子、ヲタクなら分かってくれるはずです。又自分も同じように分かります