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鍛冶屋!!

革ベルトを装備したまま隣の家に入った。


扉を開けた瞬間から外の気温との差で一瞬足を止めてしまう。


あ、暑い!


かまには既に火が入っていて、カンカン音がする。


短い茶色の毛が生えた獣人が商品整理か何かを忙しそうにしている。見たところ見習いか手伝いといったところだろう。


奥にいるだろうドワーフの姿は見えない。あー見たかった。


無造作にそのあたりへ鉱石がおけのようなものに山積みされてはしに寄せられている。


多分、売り物であってると思う。


……しかし、暑い。もっと家に窓をたくさん作ったほうがいいだろう。設計を間違えてるんじゃないか?



「すまない。鉄鉱石をいくらか買いたいんだが」


「あ、はいどうぞ」



茶色の獣人、カピバラかなんかそのあたりだろう可愛らしい。


声をかけたが、どうぞ、だけでどこかに行ってしまった。


……どうしろと。


戻ってくるまで見させてもらおう。


アナライズで手にとって確認していくが、赤色っぽいのも鉄鉱石、黒っぽいのも鉄鉱石、銀っぽいのも鉄鉱石、黄色っぽいのも鉄鉱石。


いろんな鉱石かと思ったらここにおいてあるのは全て鉄鉱石だ。


全部手のひらより大きいサイズに砕かれていて、既に使いやすいようにされているようだ。


タワーシールドにはどれだけ必要だろうか。


できるだけ沢山ほしいところだ。


手に道具を持った獣人さんが戻ってきた。



「これを買いたい。いくらだ」



両手いっぱいに色々な種類の鉄鉱石を抱えて声をかける。


少しだけ驚いた表情をしていたが、また「どうぞー」と言ってどこかへ行こうとする。


待て待て。



「いくらだ。お金は」


「勝手に持っていってくださーい。そのあたりのは捨てるやつでーす!」


「…………そうか」



忙しいのか大きな声を出して走り去っていった。


まさかの無料。いいのだろうか。


まあ、いいというのだからいいんだろう。


手に持っていた鉄鉱石をアイテムバッグへ詰め込む。


捨てるやつならもう少しもらってもいいんじゃないだろうか。


ババババっとアイテムバッグへ詰め込んでいく。


悪いことをしているわけではないが、なんとなくコソコソしてしまうのは仕方がない。


誰もいないのでそのまま外へ出た。……本当にいいのか? もらっても。


なんとなく怖くなったが、勝手に持ってってくれといったのはあちらさんだ。


素材を手に入れた。これで多分タワーシールドぐらいは作れる……と思う。


大丈夫だ。鍛冶スキルもある。最悪スキルレベルをMAXに設定すればどうにかなる。


許可証を手に、噴水広場へと向かった。

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