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飯食って、話聞く

メー、ミー、リー、レイ、そしてベント。


やっぱり彼らは家族で、攻撃を受けた村から運良く逃げ切れたらしい。


戦争があったなど何の情報もなく、突然家に火をつけられたかと思うと敵が押し寄せてきていて逃げ出したと。


彼は元々街でハンターをしていたそうだが、結婚して農業を始めたそうだ。


応戦しようとも思ったらしいが、敵の数が何人いるかもわからず家族を連れて逃げた、ということか。



「村人もどれだけ少なくとも5日は逃げていて、飯もほとんど食えてなかった。本当に助かった。ありがとう」



作った鍋料理はキレイに無くなった。料理といっても具材をいれて煮込んだだけだが。


俺もコロンも今日は何も食べてなかったので、沢山作ったら良かった。まだ食べたりないが我慢しよう。


家の中で料理を作るスペースは無いので外で作って外で食べる。季節的なものかもしれないが、夜になると冷えるようになってきた。



「腹がいっぱいになったところで、寝る場所はどうしようか」



俺とコロンを含めると7人。とてもではないが全員で狭い家に寝ることはできない。



「俺たちが家を使うわけにはいかない。今までだって外で寝てきたんだ。焚き火さえ使わせてもらえれば何も問題はない」


「そうか? まあ、そういうなら焚き火は自由に使ってもらって構わないんだが」



今更どうにかできる問題ではないから仕方がないか。


それにしても戦争で村から逃げてきたということは、まだまだ逃げることができた人がやってくるかもしれない。


準備をしておこう。


それより先に、コロンに畑の種と苗を見てもらうのが先だな。

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