九十一服目 Play Back High School(7)
…………あぁ、もう。
この段階で言おうとは思わなかったのに。
真正面から叩きのめして。
それで絶望の中で明かして。
お前の祖父がした事を思い知らせながら殺そうと思っていたのに。
「それに……お前、自身も!!」
でも、私の口は止まらない。
この場に来る前に、組織の煙草を吸ってたせいかな。
「私のッ……私の大好きな人達をッ…………霧彦クンと、璃奈を…………奪おうとしてッッッッ!!!! 私から、どれだけ多くのモノをッッッッ!! あんたらは奪おうとすれば気が済むのッッッッ!!!!!!!?」
想いが……止まらない。
でも、途中で止めようとするのは……諦めた。
どうせ、マスク・ド・コアトルが死ぬ前には言う予定だった事だ。
だから、今言ったところで問題はない。
そうだ。問題ない。
だから私は、そのままマスク・ド・コアトルを殺そうと、フラフラ立ち上がろうとした彼女に鉄拳を食らわせようとして…………。
「…………………………よく、分かった……のじゃ……」
しかし、その拳は。
マスク・ド・コアトルによって……受け止められた。
「ワシと、祖父は……あの事件で、取り返しのつかない、事を……したんじゃな」
己と、祖父の罪を知って。
深い後悔と罪悪感を覚えているハズなのに。
「ならばッ……尚の事ッ!!」
なぜかその目に、強い意志を宿しているマスク・ド・コアトルに!!!!
「貴様は、絶対に救わなければならん!! ワシが宗教家だからとか、そんな問題じゃない!! ワシと祖父のせいで、亡くなってしまった……貴様の父親のためにじゃ!!!!」
「…………………………オマエ、が……」
そして、その言葉は。
私の中で、再び怒りを湧き上がらせる。
「お前がお父さんの事を語るなぁッッッッ!!!!!!!!」
直後、私達は。
再びその場で激突した。




