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けんか

作者: 夜朝

う?


となるわけだね


やなこと言われた時のお話


これが

もし

いつもなら


やーね


済むのだけど


いつもは違う時は


こちらの言葉が

先に

相手を

嫌な気分にさせたのだ


何か

そんなに


「いやなんだからね!」


感じさせてしまうことを

言ってしまったのか……


前にも

同じようなことが

あったような気がするんだよ


あれかなぁ


既にたくさんがんばってる人に

「もっとがんばれ」なんて

心ないことを言ってしまったかな


これかなぁ


全然未熟者なくせに

えらそうに先輩風を

吹かせてしまったかな


どれかなぁ


もしかして

やっぱり

あれかな


そう

確かに

それは

前から

すごく

気になっていてさ


良くないなって思って

ちょっと考えちゃうたびに

「いかんぞ!」

って自分を叱りつけて

きゅきゅって磨くんだけどさ


これね

君の中身だけ考えてる時は

ならないんだよ


でも

君に

外側から

付け足されてる

要素を考えた時に

ごくたまに(毎回じゃないんだけど)

鏡で見なくても分かるくらい

黒い笑顔になってる時があるんだよ


ものすごく君に失礼だし

自分がすごく図々しいし

全力で「いかん」と思うのだけど

誇らしさがゆがむ時があるんだよ


そういう時


僕はさぞかし

くせぇだろう


って

思うんだ


大体さ

そもそも

誇らしさっていうのが

既におかしいじゃないか


うれしいなって

ありがとうって


それだけでいっぱいにしたいんだ


そういう時

だーって

汚れた水

出しちゃうんだ

溜めてたらあかんよね


そうしたら

新しい透明な水

ばーって

流せるから


…………ごめんね

きれいさ100じゃなくて


でもさ

人の中には

やっぱり

全部

入ってると思うよ


ぼこぼこって

汚れたの

出てきそうな時に

ばーって

全力で洗うようにするから


仲直りしたいなぁ


それでね

君も

まだ

「いやだったんだからね!」

っていうことが

出したりなくて

残ってるなら


だばーって

まずは

出しちゃったほうがいいよ


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