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作中用語解説2


薬師組合について


薬師組合の設立は役600年前に遡ります。

設立は森渡りが行い、組合長も森渡りが務めています。


当時クサビナ王家フレスヴェル一族によって捕縛、拷問された森渡りは白山脈の里に篭り現代よりも更に閉塞した環境で過ごしていましたが、その環境を厭い各地に散り帰化した者も増えている時期でした。


しかし帰化した先で問題に巻き込まれる者も少なからず存在した為、大国クサビナ、メルセテ、アケルエント、メルソリアを中心として組織しました。


帰化した森渡りを組み込み、森渡り製の薬品、薬剤を組合経由でしか販売しない形とし影響力を持つに至ります。


良質、強力な薬は組合経由でしか購入できなくなった為、10年もすればその発言力は不動のものとなり、その他の薬師も組合に登録する様になります。


100年も経てば組合に所属しない町や村の薬師は特殊なケースを除き存在しなくなりました。

彼等は薬師を守る為の条件を徐々に作り、到頭権力者ですら迂闊には手出しできない大きな組織へと至りました。


比べて商業組合は後発であり、完全に薬師組合の構造を模倣した組織となります。

設立も100年が漸く経つ程度ですが、既に薬師組合という前例や土壌が存在した為、諸国には早くに浸透し薬師組合と同様の発言力を持つ組織へと至っています。



公爵


公爵の定義は国により様々です。当作では英国貴族制度の概念が最も近いですが、厳密に言えば同一ではありません。


当作での公爵の定義は王政府が文武に限らず国家への貢献目覚しい貴族に対し王家の子女を降嫁させ、王族の血が混ざる貴族、子女を王の妃として据え血縁関係へと至った貴族に与える爵位となります。


王家の思惑としては強大な武力、権力を持つに至った貴族を血縁関係で縛り国を保つ為の手段の一つであります。


数十年前迄はグレンデルとファブニルの二公しか存在しませんでしたが、先王ラムダール8世はバラドゥア侯、エリンドゥイル侯の近縁者を妃として迎え入れ四公体制に持ち込んでいます。


因みに現王レムルバード5世の妃はシカダレス・ファブニルの長女リム・ファブニルである。

子供は2人。従ってシカダレスは王伯となる事が確定している。



罔害


魍魎による災害を指します。

国家として特に重要視するのが路に魍魎が縄張りを張って商隊を襲う事です。


流通が途絶えるので直ぐに軍を出し討伐します。

軍事力がある程間引きを行える為危険が少なく、当然貿易も盛んになりますので国も繁栄します。


従って各国及び諸侯は軍を持ち定期的に魍魎の討伐や樹々の伐採を行っています。



魍魎


作中の一般認識では動物全般のことを魍魎と呼称しています。


この魍魎は魑魅魍魎から来ています。

魑魅魍魎とは簡単にお伝えすれば様々な化け物の事を指しますが、作中では人のお呼びのつかない恐ろしい者達という事で魍魎と呼称しています。


日本では魍魎と言うと妖怪のイメージが先行しますが、作中の魍魎は全て凶暴なただの動物です。


作中の遺跡探索にて触れておりますが、本作中ではもう一つ、精霊の事を罔象と呼称しております。

日本では魍魎=罔象で水の神を指す場合もあります。

作中ではここから転じ罔象=精霊を指しております。


当作の精霊はアミニズムを主軸とした日本で言うところの汎霊説、八百万の神です。



アガド人


作中のアガド人は厳密に言えば一人種ではありません。

古来より豊かな地であったクサビナには多くの民族が集まっていました。

彼等は土地を巡り争いを続け、淘汰や交雑化が進みます。


同一の特徴としては抜ける様な白い肌と骨格しかありません。


フレスヴェル一族は黒髪黒目、グレンデル一族は黒髪青緑目、ファブニル一族は赤毛黄褐色目。


同じ一族毎に特徴が異なります。

交雑化が進んだ一般市民は白い肌に瞳や髪、或いは眉だけ等のいずれかが黒いという特徴を持つ事でアガド人と判断されます。




御感想、御登録、御評価の程宜しくお願い致します。


100話記念に外話を別掲致しましたので宜しければ御一読下さい。


また別掲の作中設定を更新しております。宜しければ御参照下さい。

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