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作中用語解説

作中用語解説


謂わゆる気の事。赤血球や白血球の様に血中に多数発生器官が存在し、その発生器官は脊髄により形成される。経包と言う。誰しもが器官を持つが経を引き出し扱える様になるには相当の訓練と天性の才が必要。


流派

剣3派、槍2派。鈴剣流、千剣流、王剣流、春槍流、望槍流。その他失伝した流派も幾らか存在する。その大元はヴァルドの民が確立した無手を根幹とする。無手を体得する森渡り達は複数の流派を高水準で扱う事が出来る。


流派階位

冠位十二階より上から徳、仁、礼、信、義、智。

其々昇格条件は流派により異なる。明確に条件が定められている流派も有れば、秘匿されるものもある。


行法

経を用いて事象を行う法。大まかに4系統に分類され四行と称される事もある。地、水、火、風の4分類であるが、1系統の中には多様な種類の行法が存在する。行法は行われる事象の形に名が付けられているに過ぎず、新たな形を生み出し自分で名をつける事もある。本来行使の前の手振りはただの導入に過ぎず、行わなくとも訓練次第で行法は行えるが、その知識も廃れており手振り無しでは行えないと世間では思われている。


土行

分類として砂、土、岩に分かれる他、変性と錬成と言う別系統の分類を持つ。

シンカは土と岩、変性に秀で、ナウラは土、岩、変性、錬成に秀で、リンファは砂、土、岩、変性に秀でる。

変性は形を変えること。錬成は組成を変える事。


水行

分類として水、氷、霧に分かれる。

シンカは全てに秀でているが、大気中の水分に干渉する事は苦手であり、口腔内の水分を増幅させる手段を常用する。目に見えている水分に干渉し、氷結させる事は得意。

ユタは大気中の水分に干渉する方が得意。

リンファは水の扱いに秀で、その干渉範囲に制限が無い。


火行

分類として炎、熱、光に分かれる。

ナウラは炎、カヤテは炎、熱どちらも得意としている。口腔から炎を吐き出す場合は口内や唇を経で絶縁しなければ火傷を負うことになる。


風行

分類として風、気、雷に分かれる。

ヴィダードは風と気、シンカは雷、リンファは全てを扱える。


精霊の民

人間は人の近種、亜人と呼ぶがそれは蔑称である。

精霊の民同士は種族が住まう里の名を用いて呼び合う。経の扱いに人より秀で、力や法に優れている場合が多い。 イーヴァルンとエンディラは近縁であるが、居住地に合わせて身体的形質が変化した結果肉付きや肌色に差が出た。

白山脈の東に各民族毎に集落を作って生活している。

時折山脈を越えて人間の領域に姿を現わす奇特な者も存在する。

鱗族、角族、樹族、毛族、岩族、白族、山族と呼ばれる事もあれば其々ミンダナの民、ダゴタの民、シャハラの民、川の民、ジャバールの民、イーヴァルンの民、エンディラの民と、居住地域の名称で呼ぶ事もある。


大地に散布され腐敗した経包を大量に吸収、摂取して塩基配列に異変が生じ大型化、大繁殖した草木の密集地帯。最早大地の七割以上を占める。人は軍を持って森を切り開き、開梱して畑地を作ろうとしているが平地は広げられていない。


魍魎

食物連鎖の果てに変質した経を大量摂取した結果、塩基配列に異変が生じた動物の成れの果て。

大型化、凶暴化する種もあれば質を変えず人と共存する種もある。飼い慣らされた魍魎を従罔と呼ぶ。

大半が森に生息しており、通り抜ける人々は頻繁に凶暴な種に襲われている。

獣、蟲、魚、爬、鳥、鬼に大別される。

爬の定義が広く、蛙や山椒魚等から亀、蜥蜴、蛇、竜、龍まで様々な分類が含まれる。


精霊

大陸で信仰されている。万物には精霊が宿ると考えられ、古い物は特に大切にされる。経との親和性が高く、強く精霊を信じる処女を精霊は好むと言われ、人間の中には時折霊媒師と呼ばれる精霊の声を聞くことができる者も存在する。精霊の声は御告げと呼ばれ、それを聞くことが出来る霊媒師は国に囲われる事になる。

また精霊の民は己らに宿る経の力は精霊に賜った苦難の時を超える法として認識されて特に厚い信仰を集めている。

時折処女では無い女や男でも波長が合えば声を聞いたり姿を見る事もある。

精霊は、いる。


地理

大陸西、中央、東とに分別される。

東は白山脈に隔たれた精霊の地。海路での行き来しか手段が無い。海路も危険である為事実上殆ど交流がない。

中央は広大な流域を持つレヒレ川沿いを領土に持つクサビナ王国を中心として文化が栄えている。南には砂漠地帯が広がっている。

西には派遣を争う三大国が存在し、合間を縫うように小国が乱立する。中心部は夏場は気温が高く乾燥しているが中心のエラム太湖が人々の生活の基盤となっている。


民族

アガド人

クサビナ、ガルクルト、リュギルの主体民族。人間において最も色白で青、緑、黄色系統の瞳を持つ。髪色は多岐に渡る。生真面目で実直な気質が多い。


シメーリア人

元はレヒレ川沿いに生活基盤を持っていた民族。アガド人の大移動により追い散らされた人々が今のロボク、ラクサスで生活している。

茶系の髪に瞳、肌は白いがアガド人よりはやや濃い色。

執念深い気質が見られる。


ウバルド人

大陸西方の民族。楽観的で低きへ流れる気質が多い。

色白だがアガド人よりはやや濃い肌色。髪は褐色系統、瞳は灰色系統。


ドルソ人

大陸中央の主流民族。すぐ歌って踊り出す。

怠惰な気質が多い。肌は浅黒く、髪も瞳も黒。


ネラノ人

大陸中央の砂漠地帯の民族。

肌は黒いが滑らかで美しい。髪は縮毛、瞳は黒。

強靭な肉体を持ち、乾きや熱に強い。駱駝を飼い慣らす。


モールイド人

大陸西の北と南に分かれて分布する。

黄色の肌で髪も目も黒。

創造性に富むが血縁に対する意識が薄く内乱が頻発している。独特の文化を持つ。

メルセテ系とコブシ系に分別される。


森渡り

約3000年前に滅びた古の王国ヴァルドの末裔。

アガド人とシメーリア人で構成される。

書や伝聞による知識の継承を尊び世代を重ねる。

知識を元に穏やかな生活を送っているが、強力な武力を持ち、全武力を投入すれば大国を壊滅する事も可能。1000年前に建国前後のクサビナ王国の王族フレスヴェル一族に捕獲され拷問と共に知識を吸い出されており、今尚強い憎しみを抱いている。


山渡り

数百年前にメルセテで権力闘争に敗れた一族の末裔。天海山と白雲山に里を持つ。

復権意識が高く、山中で機会を伺っている。




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