悪意の王
悪意がおれが風景から溢れ出す
質量を伴いダークマターと共に
悪意が壊れかけた世界を繋ぎとめる
神に世界に向け己が愛しき何かを守れなった無念や憎悪が
世界にこびり付いた悪意が世界の在り様をその世界の生き様を
滅び往く世界の全てを喰らい尽くすように悪意の王は・・・・
大体綾事件の全容も把握したし
(茜救出の状況は?)
通信を試みる
返信が来る
(完了したわ)
(了解)
「功早く乗って}
タモテンドくんの扉だけが目の前に現れる
「了解」
まるく可愛らしいデザインの多目的転移移動物体
其の名はタモテンドくん
功は其の一室で今回の作戦の報告書を作っている
「功来たよ♪」
「オケー」
カツカツと柔和な笑顔浮かべコーヒー片手に入ってくる
「茜はやぁ!報告もお」
茜は、威圧感高めの中二病軍服を着用している
功も二人の趣味だ。周りには暖かくまた優しく認知されている
「サクッと。功は世界丸ごとお疲れ」
コーヒーを置く
「丸ごとの報告はキツイむり」
良いながらありがたく貰う
「茜まいど感謝♪」
真紅の髪は後ろで纏めが
「茜の髪はハイセンス」
茜の赤い瞳は冷たく冴え
「げんてん」
「なら」
「なら?」
茜は功に期待し目がランラン♪
「この!」
「この♪」
マッジクバックから功は満面の笑顔で
「あの今流行りのこのお菓子なら!」
茜は素早く受けとる
「くるしゅうない♪くるしゅうない♪」
うんうんとご満悦♪
部屋にあるソファーに座り
箱を開けながら
「次のエキシビジョンマッチ」
茜は心底楽しみのようだ
功は報告書を作りながら
「俺たちに父さんアオイさんのコンビ」
茜が心躍らせ続く
「柊さんと独活さん達の最凶コンビ!」
茜のワクワは止まらない
「レジェンドも参戦♪」
「凄いよね」
「凄い!」
「熱い!!」
此処で茜はト-ンダウン
「なぜ新蒼コンビなんだって」
茜は悔しげに苛立ち立ち上がらない
「お菓子大切ですから」
「うんうん」
「けど師匠と朔さんの雷黒コンビがー!」
言うと幸せそうに頬綻ばせ茜はお菓子を食べ始める
「良かったと。新蒼コンビは父さんの頑張りしだいかな?」
俺は報告書作りに集中する
ただ茜のお菓子の食べる音が響き渡る・・・・・
功は光る薄い板のような物に手を付け最終確認中
功は茜を見る茜は曲でも聴いているのだろうか
でも小刻みに身体を震わし少し息も荒く・・妙に・・・
「功なに~」
功は色香にぞくっと
「ころっと転がるよね功♪」
茜立ち上がり功の隣に転移し
光る板の功の手に自分の手を絡め
功に呼吸音が聞こえるほど近づき
「報告書は完成」
「業務終了」
其の宣言に応え光る板が消える
功は自分の鼓動の音が邪魔に感じる
「茜良いかな」
茜は振り向き潤んだ赤い瞳が艶やかに
言葉の一つ一つが功を魅惑する
二人は纏う物を脱ぎ捨てつつ
絡み合い求め合い・・・・・・・・・・・
二人は静かに互いの体温を感じあい幸せを共有しあう
独活の家にて
柊は蕩けるようにフニャーと
独活は其の横でマッサージ
その姿はどちらも20代
「今日もありがとうございました独活さん♪」
「今日も柊さんありがとうございました♪」
この二人こう見えて凄い長生きです!
この作品年取らない!若返る!はては復活する!
ご都合主義の塊作品です!ご注意ください!お願い致します!
お読み頂きありがとうございます。