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焔よ!!

 独活の自宅の縁側に望と独活は話しに花を咲かしている

独活ははっぴ姿で外を眺めながら

望はだら~と寝そべってツインテール揺らしている

服装はカジュアルであり艶やか

「独活さんよ幾ら奥さん居るからと相棒無視は無かろうよ」

独活は望に見惚れていたことにフリーズに気付かれていない事に安堵

「あの時は柊さんナイスな対応でしたね~♪」

「あれは確かに中々良い反応だ♪」

望は昔を懐かしむ感じで

「総支配人の秘書として支えてきたこの4年儚いものだったか・・・」

独活はジト目で訂正する

「16才の就任の時は朔でしたし」

望は頷き

「アニでしたな。なら3年は儚いものでした・・」

「3年間有難う御座いました」

「望さんの次のお仕事はお決まりに」

望は青い目を輝かせ

「遊び人♪」

可愛らしく又強い決意込めているようだ!

「なるほど用件はわかりました」

「流石独活さん♪」

独活は遠くを見つめ

「今日は用事が有るのでそろそろお帰りください」

「儚!」

望は強い口調で

「今柊は瑠璃お姉さまと楽しいお出かけ」

「楽しそうに二人仲良くでうらやま!」

望は独活の発言を無視

「まさかモヒカンか私はモヒカンに負けたのか!」

望はしゅんとうなだれる


 

 モヒカンが現れる

今日もモヒカンが輝いている

「望さん膝を抱え込んで見事にたそがれますね」

其の発言を聞き

望はゾンビのように緩慢な動作で油断を誘い

素早くモヒカンを拘束する

「ねえ喜んでない♪うふふ許さないから♪」

望は退廃的で妖艶にモヒカンを魅了

モヒカンは喜んでいる

きっとやわらかく素晴らしいものが押し付けられている

後素晴らしくかぐわしい匂い

喜びながら驚くモヒカン

「え!ナニヲ」

独活は良い笑顔で二人を見つめる

「小梅さん二人のお世話宜しくお願いします」

モヒカンは独活に助けを求める

「独活さん事情せつめいして」

望は蕩けるような至上の微笑みを浮かべ

「ああ~♪ね!ね!このままゾンビごっこしよ♪]

[いやぁー!薄い本が厚くなるぅぅ」

加速度的にカオスが深まる

小梅は困り顔で狼狽する

「私はどうすれば」

独活は未練を断ち切り道場に向かう・・・・


 独活は稽古着に着替え

待ち人を加藤 正継を静かに思う


加藤 正継

柊の父にして

この世界を創造したものだ

力ある者を強制転移で己の為に集め


 結局計画は挫折多くの者に迷惑かけながらの失敗

でも今日もこの男は悪びれずのほほんと今を楽しむ


 道場の扉を開け正継は

「今日はお招きの用事はなにかな」

独活は立ち上がりながら

「師よ我に教えを」

正継は笑い指を鳴らす

「でははじめよう」

マジシャンの装いに

頭にはシルクハット服は燕尾服

それと白い手袋にステッキ


 正継は何時ものノンビリ顔でなく

表情の無い能面で精悍な顔つき

「まずは殴り合いから」

二人は殴りあう

めっさ殴りあう

息が上がるまで続く


 二人は焔を燃え上がらせる

独活は正継から受け継ぎし

正継は師より盗みし


 互いに認識障害を使いあい

互いの力を高めあう

更なる高みを目指し


 少し間を空け

全力で殴りあう

ガンガン殴りあう


 夕方柊は帰る正継に玄関で声をかける

「父さんは幸せ」

正継からは表情が見えないいや見せていない

「幸せだよ」

正継はわらいながら

時が動いていない事を認識する

「柊俺を創ってくれてありがとう」

柊は安心したように微笑浮かべ

「父さん素晴らしく楽しい世界創造ありがとう」

時が再び動きだす


 深夜柊と独活は寝室でのんびりとゾンビごっこを楽しむ

汗だくになりながら怪しい声を上げ

独活はパジャマ姿の艶やかで美しい柊に魅了されながら

「今日も柊さん一日ありがとう」

柊はひときわその表情は輝き

蕩けるように笑う

「独活さん今日もありがとう」


 柊の艶やか黒髪が独活の顔包みこむ

独活のかぐわしい匂いが柊を癒す

二人は時を忘れて楽しみあう・・・・



お読み頂き有難う御座います

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