プロローグ
これは剣と剣がぶつかり合い魔法が息づく世界“ラガルス”での物語。魔王の再誕により闇が各地に広がりはじめ、さらに魔王は配下を仕向け人類の領土、資本、尊厳、あらゆるものを奪っていった。これに対して中央王都“アルルテルム”はひとつの伝承に望みを託した。
「世界の平和が魔王の手により脅かされる時、如何なる理を越えて、魔剣の元に聖者が訪れる。」
はるか昔、魔王と戦った十人の剣士が手にし、鍛え上げ、後世に残した十本十色の魔剣。もう二度とすがるはずがなかったその伝説を頼りに賢者達は召喚魔法を試みる。伝説の通りなら魔剣の魔力を媒体にすれば持ち主として聖者が召喚されるはずだが、この召喚魔法自体かなり昔の代物で実行が難しい。その上媒体になっている魔剣はその持ち主でないと魔力を大量に奪う性質があり、駆り出された多くの賢者がすぐに魔力切れをおこした。それでもなお一縷の望みに賭け、賢者達は魔力を込め続けた。
すると強い光と共に人が現れるのを感じ取った。召喚魔法がついに成功された。はずだった。光が消え改めて召喚された聖者をしっかり見るとそこにいたのは五人。十本の魔剣に持ち主がいるならば聖者は十人のはず。まさかの失敗か、はたまた完璧に成功か。自体はさらに事件と混乱に苛まれていくことになる。
これは数奇な運命に巻き込まれつつも、厳しく理不尽な世界で正義と平和を求める剣士の物語。
はじめまして、赤月草原と申す者です。
こういうところへ作品を投稿するのは初めてなのでお見苦しいところもあるかもしれません。
お暇なときに読んで頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。




