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僕の世界の吸血姫と異世界の吸血姫との出逢い  作者: pmしょう
異世界召喚編<1章 エクソシストと吸血姫>
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本日2回目!

奏が口を開く。


「どう思う?」

「どう思うとは?」

「そのままの意味よ。この世界のこと、カルス国王の言葉、そして黒川先生の言葉よ。」

「僕の感じたことそのままでいいかな?」

「それでいいわよ。」

「国王の言葉はまだ信用できないかな。理由は単純にこの世界のことまだ知らないから。黒川先生の対応はあれで問題はないよ。」

「聖夜、あれのどこに問題ないの?」


世良が怪訝そうな顔で聞いてくる。まぁ、わからなくはないが。


「未知の存在にたいしてはあれくらい威圧的にいかないと一方的に相手が要求を求める場合がある。それにカルス国王に結構意見を通せる可能性を作りだしたからね。まぁ、少し問題はあるかもね。」

「わかったわ。それは確認だけどエクソシストや吸血鬼の力は使えると思う?」

「エクソシストの力は問題なく使えるよ。霊気の流れや生気の流れは見えるからね。奏も見えているからわかるだろう?」


エクソシストには霊気や生気が見える。霊気を探ることにより邪悪な霊を暴れる前に除霊したり、生気を吸う魔の者を探して駆逐したりする。


「まぁ、そうね。エクソシストの力にたいしては聖夜も使えるかどうかの確認よ。」

「この分だと黒川先生も問題なく使えるだろうな。世良は吸血鬼の力は使えるか?」

「大丈夫だよ。使えると思うよ。今にでも聖夜の血を吸いたいもしれない。」

「世良いつも夜に血を吸うから冗談だよな?」

「あはは。バレた?あっ、でもこれからどこで血を吸おう?部屋とかは別々だよね?」


いつもなら、家にいるから問題ない。異世界にいる以上はこのような問題が出てくる。


「その時はエクソシストの能力を使って世良の部屋に行くさ。」

「つまりえっと、それは聖夜が夜這いにくるってことかな?それはまだ早いよ~。だってわ、私たちまだ付き合っていないのだからね。で、でも聖夜とならぜ、全然OKだよ!」

「聖夜のバカ、変態、最低!!!私が世良を守るからね!!!!」

「血を吸わせるだけだけど!」


世良は顔を赤くして、頬を押さえながら言う。その行動に奏が声をあげる。


「世良、私の血じゃダメなの?」

「奏、それは僕の役目だ!あの日世良と出逢って約束をしたことだからね。」

「つまり聖夜はMってことね?」

「聖夜ってMだったんだ!じゃあ、もう少し強く噛んだ方が良かった?」

「Mじゃないからね?」


聖夜が優しく注意する。この2人相手にはとてもかなわない。


「そろそろ戻ろうか?皆が心配する。」


聖夜達は遥達の元に戻る。遥は頬を膨らませながらいう。


「聖夜くん達!遅いよ~。何を話たの?」

「奏と私に聖夜が告白してきたのそれから聖夜の取り合いでね。」

「聖夜、ひょっとして二股するつもりだったの?異世界に来たからって解放的になってそういうことするのはダメだよ!」

「聖夜先輩、本当にダメですよ!私と拓也を見習ってください!!」

「そういう話してないからね?拓也助けてくれ~。」

「聖夜、このグループのなかじゃあ、男子より女子の方が強いだろう?諦めろ!」

「拓也、そんなのないよ~。」

「冗談はそれくらいにしてエクソシストとしての話もあったから、話の内容には機密事項に触れ部分もあるから離れて話したのよ。」


エクソシストとして存在事態機密事項となるが世良のこともあったから、学校に世良が通い出してからは世良のことを知っていた方が行動しやすい部分もあるので仲良くなった、遥達には上司に頼みこんでそのことを伝える許可をとった。その時に助けてくれたのは聖夜の師匠だ。その時は遥達は最初は戸惑っていたが受け入れてくれた。今になっては本当にいい友達なのだ。そんなことを思い出していると。


「あっ、いた聖夜く~ん!世良ちゃん!」


大輝、彩夏、茜がかけよってくる。


「見当たらなくなったから、探したよ。そこにいるのは聖夜くんの友達?」


「そうだね。小学生からの友達だね。あっ、そこの奏だけは、幼稚園からの幼なじみだよ。」

「へぇー、そうなんだ!私は海 彩夏といいます。」

「はじめまして!時雨 奏といいます。で右から」

「大空 遥です。」

「久島 拓也といいます。」

「時崎 未来といいます。拓也の彼女です!」

「未来それは言わなくていいよ?」

「そ、そうなんだ……。聖夜くんは、時雨さんと大空さんとは付き合っていないですか?」

「名前でいいわよ。聖夜とは二人とも付き合っていないわ。」

「私も名前いいよ。そうだね。ヘタレだからね。」

「遥そのネタ知らない人にはやめようね?」

「あはは。わかったよ。私も名前でいいよ。奏ちゃん、遥ちゃん!あっ、大輝と茜の自己紹介まだだね。」

「じゃあ、僕から冬木 大輝です。下の名前でいいよ。」

「私は秋雨 茜よ。私も名前で大丈夫!」


それぞれの自己紹介が終わり話に花を咲かせる。互いの高校の話や小学生、中学生の頃の話など色々だ。大輝達にはエクソシストや世良が吸血鬼まだ秘密にしてるのでそのことをこっそり奏達に伝えてそっちの話をしないようにする。その後は歓迎の食事が行われた。そして夜になる。


次はもう一つの〈異世界召喚ある日森の中熊さんに出逢った?いいえ、聖霊石の少女に出逢った〉を更新する予定です。

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