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第一章プロローグ

 当サイトでは初となるオリジナル小説です。よろしくお願いします。

 学校。それは10代の少年少女の大半にとっては青春の舞台であり、一部の内向的な同世代にとって比較的居心地の悪い場所となり得る場所である。

 将来を見据えた人生設計がしっかりした生徒ならそれに向けた勉強に励むだろうし、スポーツ自慢のアマチュア選手であれば結果的にプロアスリートとして大成する事もあるだろう。


 以上は現代日本のごくありふれた例えだが、今日から俺が入学したのはソレとは毛色が異なるものだった。


「――では次、32番ソーマ・ハーフェン」

「はい」


 教室の黒板を背にして教壇に立つ担任教師から促され、教室の外窓側最後尾に位置する席から立つ。


 俺のいる教室には、多種多様な身分の()()()()が揃っていた。

 大半はヒューマン種だ。国籍や身分を明確にするためか、学園の制服に加えて装飾品を身に着けたり特定の髪型にしているのが分かる。


 それ以外に際立つのは、ヒューマン種にはない身体的特徴を備えた人型種族の面々だ。


 地球でもエルフと呼ばれサブカルチャー文化より以前からヨーロッパ等で知名度の高いアールヴ種。

 こちらは分かりやすく耳が長く肌も色素が薄い。森とともに生き平穏を好む彼らは森の妖精ともエルフとも呼ばれる。


 それと似た種族ではデックアールヴ種。

 耳が長いのはアールヴ種と同様だが肌は浅黒い。火山地帯を主な生活圏とする彼らは、火と闘争を好むことで知られていて先述したアールヴ種とは対照的だ。ダークエルフと呼ばれたりもするらしい。


 他にもファンタジーでお馴染みの種族はいる、ドヴェルグ種だ。

 ドワーフとも呼ばれる彼らは地面の下に都市を築き上げ、高度な技術を用いることで発達した文明を有している。ほかの種族と比べて背丈は低く、筋骨隆々としているのが特徴だ。


 後は幾つかの種類の獣人種族等がクラスメイトに何人かいるようだ。特徴的な肌や下半身から伸びる尻尾などが目に映る。


「……ソーマ・ハーフェン? 何か?」

「何でもありません」


 席を立ってから一向に自己紹介を始めないからか不審に感じたらしい担任にそう返事して、クラスメイト達に向けて自己紹介しようと口を開いた。


「セレス皇国アズマ領の村出身、ソーマ・ハーフェンだ。村のためにレンジャー号の取得を目指しているから、同じ目的の人がいるならよろしくな」


 ごく平凡な村人の少年として生まれ育った俺が、冒険者学園のレンジャー志望として第一歩を踏み出した。

 

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