第九話 「初体験 ーなりと目線ー」
注意!性的な表現が含まれています!苦手な方はご遠慮ください。
※前回の話よりもより直接的なものが含まれているのでもしかしたら、R-18に移動かもしくは消されるかもしれません。
俺は名前は市原なりとだ。
ついさっき俺は六本あおいさんに
「ねぇ、なりと君?今夜どう?」
と言われた。
今夜って何するの…?と考えているが、考えられることは一つしかないだろう。
そう「セックス」だ。
だが、この俺は生まれてから、一度もしたことがない。
まぁそこまで欲がないのも一つあるが、何よりも俺は高校1年生まで勉学に重点を置いた生活をしていたため、そもそも女性とプライベートでかかわる時間が少なかったからだ。
高校2年生になってきた西下北沢学園に転入したからはこれまで勉学していた分を遊びに費やしてきたが、彼女はできない。
そんな俺がこの学園一の美少女で超大財閥の六本家の令嬢である六本あおいさんとそんなことができるわけない。
そう考えているが俺の胸は熱くなり考えられない。
すると、ホテルのオーナーがプールサイドに現れ
「皆さん、もうすぐでディナーが出来上がります」
と言いに来た。
その言葉に俺たちはプールから上がった。
俺がプールから上がると、あおいさんはもうももかさんと先に帰っていた。
はぁいったいどうしたらいいんだ…。
と考えていると同じホテルの部屋の最近仲良くなった彼女持ちの西出なおきが俺の肩をポンと叩いて
「おいおいどうした。なりと、浮かない顔してよ。さぁ早くディナー食いに行くぞ」
と言った。
俺はホテルの部屋に着くまでの道中ですべてのことを話し、ホテルの部屋につくと、
「おいおいマジか…。すげぇな、なりと。もうこれはやっちゃうしかないな。よし。ディナー食い終わったら俺がコツとか教えてやる」
と話してくれ、
「よろしく…。」
と俺もなおきに頼んだ。
俺は着替えると、ディナー会場へ向かうため部屋を出た。
ディナー会場に着くとすでにあおいさんはついていた。
俺は話そうとしたが、あおいさんの周りにほかの女子がいるせいでなかなか話せない
もし、こんな話を聞かれたら、きっと俺は終わりだろう。
俺がチラチラとあおいさんのほうを見ているとあおいさんと目が合った。
あおいさんの姿は顔が少し赤く、さっきまでプールで遊んでいたからか、水に濡れており、とてもセクシーな雰囲気だった。
俺は気まずくてすぐに目をそらし、並べられている料理を食べて気を紛らわせた。
食べ終えて部屋に帰るとなおきが俺にいろんなことを教えてくれた。
なおきが俺に教え終えると
「さぁ行ってこい。なりとお前ほどのイケメンとあおいさんほどの美女がするなんてぴったりだよ」
と言って俺を送り出してくれた。
俺が部屋の外に出てあおいさんの部屋のドアの前に立つと緊張して足がすくんだが、意を決して俺はドアをたたいた。
すると、扉が開き俺は
「あっあおいさん…。入っていい?」
と言って中に入った。
その時のあおいさんは照れていて、目が輝いていた。
俺はあおいさんに案内され、ベッドの上に座ると急に緊張感が押し寄せて何も話せなくなった。
無言の時間が少し続いた後、俺は緊張でなおきの言っていたことをすべて忘れ
「あっあおいさんまずは脱ぎません?」
と言った。
すると、あおいさんは軽くうなずき俺は震える手で服を脱いだ。
そして、服を脱いだ俺とあおいさんはベッドに座った。
そしてまた無言の時間が続いたのちに俺は勇気を出て彼女をそっと抱き、夜を共にした。
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