第八話 「初体験」
注意!性的な表現が含まれています!苦手な方はご遠慮ください。
私達はナイトプールを終え、ディナーに向かって歩いていると、一緒に歩いているももかが、
「ねぇ~あおい~。もし、今夜本当になりと君とするんだったらご飯の量減らしといた方がいいよ」
と話しかけてきた
私は恥ずかしさのあまり声が出なかった。
「あおい緊張するのも分かるけど、落ち着きなよ~私も初めてのとき緊張してたけど、緊張が和らいでからのほうが行為に集中できたしさ。」
私はそのももかの声が全く耳に入ってこなかった。
(あぁ…どうしよ…。もういっそのことやってみる?なりと君もまんざらじゃなさそうだったし…)
と考えていると、会場に着いた。
会場に着くとホテルのオーナーが
「さぁ。あおい様。できているので是非お食べください」
と言われ奥を見ると最高級食材を使用したバイキングが広がっていた。
私は特に何も思わずその場で立っていると、あとから来たたかし君らが
「すっげぇ…うまそぉ!!」
と言う声が聞こえてきて、思わず顔を上げると、ちょうど私のほうを見ていたなりと君と目が合った。
私となりと君はすぐに目が合ったが、なりと君はなんだか、顔が少し赤く、さっきまでプールで遊んでいたからか、水に濡れており、とてもセクシーな雰囲気を醸し出していた。
(えっ…。やっぱりまんざらじゃなさそう…)
そのまま私は緊張のあまり何も食べずにディナーの時間を終え、ももかと一緒に部屋に戻った。
部屋に戻るとももかが、なぜかスーツケースに出していたももかの服などを入れ始めた。
「えっ?ももか。なんで片付けているの?」
と聞くと
「あおい。私、今日隣の寝室で寝るね!なりと君と二人で楽しんでね!」
と急に言って出て行ってしまった。
私は急な出来事に脳が処理しきれずそのまま布団に包まった。
(ああ…どうしよ…いまさら断れるかな。もしかしたら、もうすでに嫌われているかも…。きもい女扱いされて学校中にばらされるかも…。)
と不安ばかりが押し寄せながらも考えた。
不安のあまり何分経ったかわからない頃にドアからコンコンと音が鳴った。私は
(ついに来たか…)
と覚悟を決めドアを開けに行った。
ドアを開けると、そこには頬が紅潮し、セクシーな雰囲気を漂わせているなりと君がいた。
「あっあおいさん…。入っていい?」
と聞かれると、断ることを忘れ
「いいよ…///」
となりと君を部屋に入れてしまった。
私たちはベッドに座り込み無言の時間が続いた。
私はおなかの下の方が熱くなるのを感じた。
「あっあおいさんまずは脱ぎません?」
となりと君にセクシーな声で言われ私たちはそのまま立ち上がり上から少しずつ脱ぎ始めた。
私が、スカートとブラウスを脱ぎ、下着だけの姿になると、なりと君も下着だけの姿になっていた。
なりと君の下着姿を見ると私のおなかの下はより熱くなり胸の高鳴りが自分で聞こえるほどまで大きくなった。
(ああ…。私今から…。)
それから私たちは完全に服を脱ぎベッドに再び座った。
緊張のあまり息をするたびに空気が熱くなっていく。すると、なりと君の手が、私の手にそっと優しく振れた。
その瞬間私は全身がふわりと浮かぶような感覚に包まれた。
ゆっくりと私たちの距離が縮まって、視界がやさしい光に溶けていき、私たちは夜をともにすることになった。
読んでくれてありがとうございます!もし、気に入ってくださった方はブックマークや★5評価、感想、リアクションをいただけると励みになり嬉しいです。また、誤字脱字等あれば報告してくれると助かります!
X(旧Twitter)もやっているので是非フォローやコメントしてください!アカウントはこちら→@gari_221




