接点は、必然的に。
前書き
あのですね……あの頃は知識の無さとか、男脳が強かったとかの影響もあってアレなのですが、、、
読み返すと、女脳的に腹が立ちましてね\\\٩(๑`^´๑)۶////
自分で書いてほんっっとうになんですが……男って…男ってええぇ!!!と怒り狂いました(;´Д`A(←………えっ…∑(゜Д゜)
時間とともに、考え方とか価値観って変わるんですね。。
なんか……自分なのに…自分に裏切られたなのか、裏切ったなのか………というノスタルジー気分に陥ってしまう内容です(`・ω・´)
(↑いや、ノスタルジーなのお前だけだわっ❗️)
R-18いくかいかないかの、ギリギリを目指したえっちい描写があります❗️
私は悪くない‼️過去の私は悪いケド…
(↑結局お前が悪いじゃねえーかっ!!!)
【接点は、必然的に。】
***
橘大五郎、年齢2X。職業は、とある高校の教師。職場へと向かって、自転車を走らせていた。
「…ったく。あんのっ、馬鹿教頭めっ! 」
学生達は夏休みに突入し好き勝手やっているというのに、大五郎はというと、仲が悪い教頭に、お前が受け持つクラスの平均が他のクラスに比べて随分悪い、という至極真っ当といえば真っ当だが、だとしても休みを減らすのは酷過ぎるだろっ! と訴えるも、グゥの音も出ない事を言われ、上手い言い返しが出来なかった為に、夏休みをほぼ貰えなかった。
その為、怒りに支配されていた大五郎は、自転車とはいえ、運転手が持つべき「注意力」が欠けていた。
ふと、前方から少女が飛び出してきた。
「!?」
――キキィィイィィ!
ブレーキを掛けるも間に合わず、少女を轢いてしまう。
「やっ…、やっちまった……」
大五郎は少女の元へと駆け寄ると、容体を確かめる。
――だっ…大丈夫だって! 今日の占いで、運勢が良いって言ってたしィ? だから大丈夫だっ、大五郎! 自分に自信を持て!!
とまあ、変な自信を持ちながら、俯せに倒れている少女を仰向けの体勢に変えて、その顔をよく見る。
――あれ…? この顔、何処かで……
「ウーン…」
「!」
視界に映る少女の瞳が、ゆっくりと開かれていく。茶色が少し混じった黒い瞳が、こちらを映した瞬間――
「せっ…先生!? 」
その声で、彼女が誰なのか分かった。
自分が受け持つ生徒――早乙女薫だ。学校での彼女はいつも、何処の時代で買ってきたと聞きたくなる瓶底眼鏡を掛け、髪型はいつも高い位置で、後ろで一つに纏めたポニーテール。その為、髪を肩まで下ろし、眼鏡を掛けていない薫に、声を聞くまで気付かなかった。
「あっ、やっ、そのぉ……」
なんって声を掛ければ好いか分からなかった。何故なら、薫とは、必要最低限の関わりしか持っていなかったからだ。
クラスを受け持ってから数ヶ月。大半の生徒とは、授業やホームルーム以外でも口をきく。だが、薫とは一度もソレが無いまま一学期が終わってしまった。
――コイツ……何考えてんだか分かんねぇ…。つぅーか素直に謝って、この場を離れるか? でもそれだと、誠意ってもんが伝わらねぇかも…。じゃあ、アイスでも奢って……いやいや! それだと、二学期になったら、変な噂が流れてそうだし…
あークソッ分かんねぇっ、と無意識に飛び出した言葉にハッとするも、後の祭り。
「……プッ」
「!」
「考え込むなんて、先生らしくもない。何時もの言い訳で、私から逃げれば好いじゃないですか? 」
「……言い訳って…言っとくけどね、お嬢さん。アレは言い訳じゃなくて、事実を言ってるだけだからね? 」
「ふぅーん…。じゃあ、『清水先生と恋仲じゃないか? 』って聞かれる度、『あー…はいはい』って答えるのも事実って事なんだぁ? 」
「誰が、あんな酒乱女を恋人にするかよっ! 頼まれたって、ずぇったい付き合わねぇよっ!! 」
「ほおほお…。お二人は、酒を一緒に酌み交わす程の間柄なんですね? 」
「人の話を聞いてたァァァ!? 」
「分かってるわ。清水先生とは、そーゆう仲じゃないんでしょ? 」
「…っ、……あぁ」
自分で口にしてる時よりも、第三者の口を介しての事実を突き付けられたからか、チクンと胸が痛んだ。
生徒や同僚から、自分と清水桃子は恋人同士なのか? と、よく質問される。面倒臭い、と思う反面、悪い気はしない。寧ろ、嬉しかった。
何故なら、自分は桃子を一人の女として愛していたからだ。
「――い……せい…大ちゃんっ!! 」
「! …へっ…? おまっ…、今、『大ちゃん』って……」
「恋人無しで、独身を貫いたまま、一生を迎えそうな先生に朗報よっ! 」
「誰が独身のまま一生を迎えるってぇ?! 俺は最期、子供や孫に囲まれて死ぬつもりじゃっ! 舐めんなやっ!!! 」
「まぁまぁ。怒り狂ってたら、血圧急上昇で、そのままお陀仏よ? 」
「誰のせいでこうなってると思ってんだクソガキィィィ!?!! 」
はあはあっ、と荒い呼吸を上げる大五郎の肩をポンポンと叩き、その耳元へ唇を寄せると、
「私が大ちゃんの、恋人になってあげようか? 」
と、薫は爆弾発言を落とした。
大五郎は固まり、ギギギ、とロボットの様な動きで、顔だけ少女に向けると、文句の一つを言おうとした。――だが、言えなかった。
視界に映る彼女の顔は、本気なのだと解ったからだ。
【知りたくない事って、意外な形で知る羽目になる。】
※微エロ
(直接的表現があります!苦手な方は、バックをお願いします)
***
今日のノルマを達成し、家に帰ってきたのが午前零時、ちょっと過ぎ。皺くちゃになる事はこの際考えず、ワイシャツを脱がないでそのままベッドにダイブする。
今日……昨日は、ある意味、色々あった。
余り接点が無い女生徒と会話をし、そして、告白?をされた。
――やっぱ…、アレは告白だよな?
接点がないものの、教室での彼女を見る限り、あんな冗談をいう娘じゃない事ぐらい分かる。
「あーっ!!!大っ体、俺ァあんな胸があるのか無いのか判らねぇお子様にっ、興味ねぇっつぅのっ!」
誰に対しての弁明か、長ったらしい言葉を滑舌に喋る。そして、自分の言葉を頭の中で反芻させ、
「そうよ!!あんなクソガキには無い、ムチプリコちゃんしか、俺の恋人には相応しくないッ!!!」
そうと決まれば恋人探し――なわけなく、大五郎は横になったままの状態で、携帯電話を弄りだした。
頭だけ疲れた状態の身体は、持て余されていた。体を疲れさせる手っ取り早い方法が、男女の夜のお突き合いだ、と原始人並の発想しか浮かばない大五郎は、デリ○ルを頼む。
それから十数分後、チャイムが鳴った。
待ってました、とドアを開けると、――昼間見た服装とは違い、派手な格好をした薫が居た。
「……………」
「……えーっとぉ…、間違えました…」
「間違っちゃいねぇよ、入れ」
「…っ、……はい…」
薫を部屋の中に通すと、「適当な処に座れ」と促す。すると、ビクッ、と少女は肩を揺らし、何も言わずに床に腰を下ろした。それを認め、少女の頭を、バシッと叩く。
「おまっ、何やってんのっ!?高校生が、こんないかがわしいバイトして好いと思ってんのかっっ?!!」
「……先生だって、そのっ、いかがわしい店を利用してるクセに…!」
「うっ…!せっ…、先生はイイんですぅっ、大人だからッ!!でもお前、まだ未成年だろうが!?親父サンがこんな事知ったら泣くぞ?」
「ッ……でもっ…」
「でももクソもねぇよっ!だから、こんないかがわしいバイトは辞めなさい!!解ったか!?」
「………」
「“薫ちゃん”っ、返事は?」
「………!」
すると突然、薫が抱き着いてきた。ベッドに座っていた大五郎は急な事に対応出来ず、二人はそのまま倒れ込む。
――えっ…?何コレ?ちょっ…何コレェェェ!?
二人の今の体勢は、仰向けに寝転んだ大五郎の下腹部辺りに、薫が座っていた。
幾ら、興味を抱かない少女とはいえ、今の体勢では、どうしても意識してしまう。特に、彼女が座っている場所がまずかった。
「…あれ?なんか、お尻辺りに当たって……」
「ダアァァアァァアァァア!!!」
「!きゃあっ!?」
形勢逆転というヤツか。気付けば、薫の上に覆いかぶさってる自分が居た。
「……先生…っ」
見下ろした先に映る少女は、普段の彼女からは想像も付かない艶かしさがあり、思わず喉を鳴らす。
「『先生』じゃねぇよ」
「…えっ…?」
「『大ちゃん』、だろ?」
大五郎は、少女の耳元へそう囁くと、放心状態の彼女の唇に己のソレを重ねた。
【次回予告!】
窓から差し込む朝日で目を覚ました大五郎の隣には、担任してるクラスの女生徒――薫の、産まれたままの姿が!?
「授業やホームルーム以外で、大ちゃんに『薫』って呼ばれたの、初めてだね?」
そう言った彼女の嬉しそうな顔を見た瞬間、胸に痛みを覚える大五郎。
だが、体の関係を持ったからといって、薫と、“生徒”から“恋人”の関係になるつもりはなかった。
「薫……ずっと前から好きだ。俺とっ…俺と、付き合って欲しい…ッ」
「っっ……誠…告白してくれて有難う。でもっ……貴方の事、友達以上に見られないわ…。御免なさい…」
全く接点のなかった少女を、気付けば、目で追うようになった大五郎。だから、気付いてしまった。
薫のクラスメイトの稲葉誠が、彼女を唯の友達として見ていない事に。
「別に私は、橘クンと噂になっても、構わないと思っているんだけどね?」
片想いだと思っていた女からの、両想い!?を思わせる発言。
揺れる心に気付かぬフリをして、今日も大五郎は日常を過ごす――。
以上、嘘予告でしたm(__)m
後書き
令和5年目突入して最初の内容がコレって……とツッコミを入れたい方、、、
私自身も、そう思ってます(←⁉️)
でも……ちょっとシンドイ内容を書き上げなくてはならないので、、
その前に、自分へのご褒美にあげました(о´∀`о)❤️❤️❤️
結果、とある描写については、過去の自分に苛立ちは覚えるものの、、
やっぱり好きな内容には変わりなくて、ご褒美になった(〃ω〃)❤️❤️❤️❤️❤️
有難う‼️過去の私!!!!(*≧∀≦*)❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️