表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

捏造の王国

捏造の王国その75 いきなりの内閣改造に太鼓持ち芸人、似非学者総動員で何がなんでもジコウ党=カルト政党化を隠蔽せよ!

作者: 天城冴

8月に入り、猛暑だの大雨だのに見舞われながら、国会を超短縮。国民のための対策よりも与党ジコウ党カルト集団化を隠蔽するのに躍起になっているジコウ党一同およびキジダダ総理だったが…


 8月に入り殺人的猛暑とともに新型肺炎ウイルスの7波だか8波だかの災厄に見舞われまくりのニホン国。そうはいっても一般庶民から政財界のトップたちまで、自分はまだ被害受けてないもん、大丈夫と会食ほか目先の欲望に走りまくり、国会短め休みは多めと盆を口実に休んで遊ぶことを真っ先に考える人々が少なからずいるのは相変わらずである。

ここ官邸でも、お仲間との会食に熱心なのは故アベノ総理と同じキジダダ総理。東北、日本海側で豪雨に見舞われ被害多数でも、いうだけ対策会食多数でお仲間以外の訴えは耳を傾ける気がそもそもないらしい。今日も

「あー、今日も暑いなあ、国会を超短縮したことだし、式典もあらかた終わったし」

と、被爆地出身が売りであるにもかかわらず、今一つ核廃絶、世界平和に熱心さがあるとは感じられないキジダダ総理。前前総理と前総理の対応が酷すぎたせいか雑な対応であろうとロクにクレームもつかないが、理由はそれだけではなかった。

「しかし、ま、まだトン一問題は終わらないのか。各マスコミに圧力をかけて放映を短くしたはずなのに、まだ延々とやっているところもあるし」

ニホン国政府与党ジコウ党がカルト集団トン一教会にほぼ乗っ取られ状態にあることが日々暴露され続けているのである。改憲草案はほぼ教義と同一、票の取りまとめを元アベノ総理がトン一に働きかけたこと、ジコウ党党員になるようにとの指令をうけたトン一信者に、ジコウ党選挙ボランティアやら秘書までもトン一信者で固めたとなると無関係とは言い難い。それでも

「う、幹事長が関係ないと突っぱねたのが逆に不味かったのか。あまりにも関係が濃すぎる。一応関係は絶つといったら、やっぱり関係してただろ、嘘つきと突っ込まれるし」

何しろおじいさんの代から付き合いがあった故アベノ元総理との関係が次々と明らかになっている。例のアベノ元総理私物化したサクラを愛でる会にも幹部をよぶは、票をまとめてお願いするなどと発言したとか、トン一に関係の深い議員らを取り立てたなどである。ごひいきのゼコウ議員など、トン一の大学生洗脳集団ケンリケン出身などと噂されているのである。まだ未熟な学生を言葉巧みに勧誘し壺だのハンコだのを売らせ上がりを吸い取る悪質集団と名高かった集団ケンリケン、信者が集まらないと女子学生を無理やり支部に連れ去ろうとしたという話もあるぐらいだ。そのほか、霊感商法ほか手をかえ、名前をかえ、アコギなやり方で信者から金を吸い上げるトン一との関係を指摘されても開き直る発言すらあり

「関係があって何が問題かわからないなどというのも不味かった。こ、個々の議員に説明させるといったおかげで逆に炎上するし」

本当にわからないんなら、議員としてどころか成人として問題だろ、反社集団と関係して、と突っ込まれまくりのフクダダ議員の発言を思い出して、苦虫をかみつぶすキジダダ総理。

 個々の議員のうまい言い訳やら誤魔化しに期待したものの、甘やかされておバカ言動を許容されてきた二世議員たちに、リベラルだの野党だの、フリージャーナリストたちの鋭い追及をかわすなど、ハードルが高すぎる課題であったようだ。

「おまけに国家公安委員長があの発言。検挙がなかったのは被害を取り下げてたからだーと白状したようなものだ。つまり被害の握りつぶし」

被害届は出てません、トン一は問題ないですと国家公安委員長が言った直後、出してますと各被害者及び弁護団の追及に、出してはいましたけど、検挙してないんですーと訂正。それってマトモにしらべないで、握りつぶしただけだよね、つまりは、とのネット上での突っ込まれまくり。本来なら国家に対して怪しい行動する集団を監視のはずの公安が、国民の被害を取り上げず、カルトを助けるなんて、と一層非難ごうごうである。

「太鼓持ち芸人や学者モドキにテレビやSNSでトン一教会とわがジコウ党の癒着問題をなんとかそらそうとしてもことごとく失敗するし。な、なんでハシゲン氏の偉そうに言ったもん勝ち話法や、ヨツウラ・ハリやらコイチらの難しそうな単語ならべてケムにまくやり方が通じないんだ!」

一時期、もてはやされた似非学者や政治家モドキ弁護士を総動員しているにもかかわらず、

なぜか問題逸らしが失敗しているのを嘆くキジダダ総理。アベノ元総理銃撃から、マスコミ支配が緩んだうえ、新型肺炎ウイルス封じ込めの度重なる失敗やら食糧・エネルギー確保を疎かにし続けた命の危機に瀕する悪政続きに内なるサバイバル能力が目覚め、少しは賢くなった国民も少なからずいるようだ。

「よ、黄泉瓜系列の報道番組であれほど突っ込むなんて。ネットほかの声のせいで、ほかのテレビも取り上げだしたし。レイワンの党首にINUHKはトン一に対して弱腰報道と突っ込まれるし。そ、そんな本当のことをはっきり言うなあ」

政府広報黄泉瓜も内部分裂したのか、それとも創業以来のつながりのアメリカ政府のご意向か。危なすぎるカルト、トン一がアメリカでもさすがに看過できないとなったのだろうか。

「ま、まさか、トン一の次男だかが、アメリカ議会襲撃にかかわった、しかもSNSで堂々と宣言したのが、不味いのか」

それだけではなく、ニホンをはじめとする被害の上、もともと教祖が訴追されるなどした問題山済みのカルト集団、訴追はアベノ元総理の祖父ギジ元総理が働きかけて取り消されたとはいえ、きっかけがあれば当然アメリカも黙ってはいないだろう。もちろん議会襲撃という犯罪行為も問題だが。

「はあ、トン一の関わりあいのある議員、大臣を急いで外して内閣改造したのに」

急すぎる改造で完全な身体検査もできず、中途半端とかえって批判を招いているキジダダ総理。

「ああ、ついにトン一の各ニホン国支部にジコウ党議員のポスターがべたべた貼ってあるのをネットでさらされるし。さすがに支部の建物やら壁に信者が勝手に貼りましたは通らない…、い、いやそれも通すか」

“ダメでしょ、さすがに。建物の所有者は各支部団体ですからあ。掲示する許可は支部ですよ、つまりトン一教会。あれだけ大っぴらにたくさん貼ってあるのは信者個人がやったというのは無理すぎですよお”

「わあああ、で、出たか、地獄の書記官」

“はあ、やっと、マトモに会話できましたか。まったく、元総理とその弟さんといい、前総理といい、なんでニホン語がちゃんと使えないんでしょうかねえ。カルトに侵されるとそうなっちゃうんですかねえ”

「は、げ、幻聴に、へ、返事をしてしまったあ」

“ああ、また、聞かない力ですか。まあ、いいですよ、私も忙しいんで、お盆で、駆り出されてるんです。今年はさらにまた増えますからねえ来る人”

「は?」

“だって、トン一との癒着というか、ジコウ党=トン一教会に実質なってることを誤魔化すのに夢中で、新型肺炎ウイルス対策マトモにしてないでしょ。最初から間違えてたオンミさんがまた間違いを言い出すし。あまりに酷すぎて無視する地方知事もでるぐらいですしねえ。まあニホン国政府がニホンはサタンだ、滅びろみたいなこというカルト集団と癒着してるんだから仕方ないんですかねえ”

「か、感染者が、で、でも増加はしてないが」

“そりゃ、検査できなきゃ増えませんね。検査する余裕ないし。だいたい新型肺炎ウイルス以外でも救急車がこないとか、手術や治療がきちんと受けられないって理由で死者増えてるんですけど。超過死亡率が爆上げなのご存じなかったんですかあ、総理なのに”

「ま、まあ、それは」

”宣言出しても無駄かもしれませんけどお、大規模イベント、特に国葬なんてやっちゃだめですよお、外国からも人がきてえ、室内で人が大勢集まってクラスター発生しまくるし。それとも、その方がいいんですかあ、ニホン滅亡しろカルト集団に乗っ取られた政党の親玉としては“

「そ、それはその」

カルト集団トン一との癒着を誤魔化し、隠蔽ほかに時間も金も少ない知恵も借りだしたおかげで、総理としての本分がおろそか、国家的危機になりつつあることにようやく気が付いたキジダダ総理であった。


値上げに、災害に、猛暑にウイルスの蔓延という国民の苦しみなぞそっちのけで自分らがカルト集団と癒着したことを隠したいどこぞの政府があるようですが、外国ではすでにバレバレ。国内でもしらつつありますが、いつまで誤魔化すつもりなんでしょうかねえ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ