竜神の剣・文言集
・竜の誇り
白銀に輝く刃 柄に填りし琥珀の宝玉
艶やかなマホガニーの木目 竜の息吹を奏でる金細工
彼のものが握る剣は唯一無二の心の投影
その刃は誇りを謳い その軌跡は闇を癒す
彼のものは人に非ず されど彼のものは神に非ず
彼のものは高らかに
自らの誇りを振るい続ける
その剣の名は誇り
誇りは決して砕かれず
世界を守護する光となる
・陰陽刀 絆
死の因果を屠る陰の力
生の因果を断つ陽の力
全ての生命に宿る対極を断ち
護るべき民に降りかかる災厄を屠る
その刃は陰陽道の覇者のみ赦される力
その名を絆と人は言った
若き王に授けられた使命
それは全てを護り全てを切り裂く
矛盾の言霊にのみ成し得る業
・王剣 竜の絆
竜の神の王 陰陽道の覇者
2つの王の魂と 2つの王が持つ刃
それは人々を護る盾であり
それは魔を滅する刃であった
2つの魂1つとなりて
災厄を打ち払う輝きとならば
その剣と刀は1つとなりて
全てを護る光となろう
琥珀は黄玉へと姿を変え
2人の王の再会を喜ぶ
愛する者を護る誇りと
愛する者との千切れぬ絆
その剣は竜の絆
竜神王剣 竜の絆
・王剣 竜の誇り
竜の誇りはその姿を変え
王の器を持つ者にふさわしい姿となる
それは王のみ触れることが出来る光
時に世界を幾千に隔て
時に脆い生命を守護する結界となり
そして彼のものはこう予言された
悪しき輪廻に終止符を討つ者
閉じる者と
さあ今こそ輝け
竜神王剣 竜の誇りよ
・真竜王剣 竜の心
幾千の魂は王の名のもとに
過去の守護者は彼方より
全ての竜は王の心に
顕現せしは心の剣
究極を超えし魂の奔流
名を竜の心
最期の王は高らかに
真なる王の剣を掲げ叫んだ
全ての生命の為に自らの生命を捧げよと
・竜の愛
それは歪な愛の形かもしれない
使命を背負わされた稚児の求めた父の愛
幼子を産み落としてすぐ命尽きた母の愛
それを稚児は求めたのだろうか
人と神 2つの魂を内包するその碧玉は
人と神の愛に満ち満ちる
誰かに愛される尊さを
その剣は何より純粋に語ってみせた
竜の稚児は愛を胸に
世界を護る刃となる
・竜の想い
その想いは誰が為のモノか
滅びの予兆にその目を覚ます
人を愛するその心も
人を憎むその心も
全ては世界への想いに収束する
その少年は嘯いた
何があろうと世界を想うと
その信念は紅玉となりて
世界を護る 1つの鍵となる
・竜の憂い
その憂いは滅び行く世界を思うてか
その憂いは戦へ赴く誰か為か
悲しげに光る水晶はしかして濁らず
澄んだ輝きは世界を見通す
憂いを帯びた瞳のように
希望を抱いた瞳のように
竜の憂いは何処へ思いを馳せ
何処に光を運ぶのだろうか
・王剣 竜の意思
その意志は王の誓い
老いた王の最期の誓い
幾度継承したかその黄玉は
王にのみ赦された神の証
受け継がれる意志を
その王は悦びとも哀しみともいう
それは生命の燈火尽き果てようと
世界を護る 意志の力
・竜の慈愛
その翠玉は彼のものを包み
優しさに涙を滲ませる
それは慈愛
愛する者を慈しむ 母の心
母は子を守るために剣を振るい
我が子の為に生命を落とす
その剣は癒しの剣
全てを癒す 優しさを讃えた
・竜の御心
全てを包み込むその御心は
蒼玉となりて世界を包むだろう
青く蒼い大空のように
全ての生命を優しく包む
御心使いしは皆母竜
王を支えし母なる竜
その母が剣を掲げるとき
全ての生命を癒すだろう