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人類滅亡を招く恋  作者: AuThor
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人類滅亡の危機

総真と話していて晴海はあることに気づき、総真に聞く。


「未来では地球に隕石が衝突したの?」


「・・・衝突する前にタイムスリップしてきたんだ」


「俺がタイムスリップしてきた目的は2つあって、1つは晴海さんに会うため、もう1つは地球に隕石が衝突することを防ぐためなんだ」


晴海は後者の目的の意味がわからなかった。


「・・・え?・・・総真くんの未来で防げないの?」


「うん。過去に来なければ防げない。過去を変えることで未来も変わる」


「どうやって防ぐの?」


「俺と晴海さんが力を合わせて防ぐ」


「え?・・・」

晴海は固まる。


「なんで私?」


「晴海さんは俺が運命を変えたことによって特殊な存在になってしまったから」


「もともと隕石衝突を回避する方法は、過去の人間の協力が必要なんだ。そして、その協力者となれるのは、タイムスリップしてきた人間により運命を大きく変えられた人だけだ」


「ちなみにタイムスリップしてきた人間が自分の意志で、過去の人間の運命を大きく変えようとしても、変えられるのは一人だけなんだ」


晴海は総真の言っていることが難しく思え、まったく頭に入ってこなかった。


「えっと・・・つまり?」


「隕石衝突回避には晴海さんの協力が絶対に必要ということ」


「私・・・全然何も得意なものないし、そんな重要なこと他の人じゃ駄目なの?」


「俺はタイムスリップして、運命を大きく変えられるのは一人だけなんだけど、誰の運命を変えたと思う?」


「私を事故から救ったから、私?」


「そう。それで、その運命を変えられちゃった人しか隕石衝突回避の協力者にはなれない」


晴海は理解して固まる。


「私たちが失敗したらどうなるの?」

晴海は恐る恐る聞く。


「超巨大隕石が地球に衝突して人類滅亡だね」


晴海は茫然とする。


「私、難しいことできないけど・・・」と晴海は言う。


「大丈夫。誰にでもできる簡単なことだから」


総真の隕石衝突回避方法を晴海は聞く。

超巨大隕石が地球に衝突するのは3日後だが、その1日前、つまり今日から2日後に小隕石が、ある山に衝突するらしい。

その山に小隕石が衝突する数時間前に2人で一斉に山の頂上から反対方向へ駆け下り、山の下にある街を走り、小隕石が落下するまでに2人の距離が遠ければ遠いほど、次の日の超巨大隕石が地球に衝突する確率が低くなるらしい。

乗り物を使って距離を広げてはいけないらしい。


晴海はその方法を聞いて、

「じゃあ、陸上選手とかの運命を変えればよかったんじゃないの?」

と言ったが、


「そうすれば、晴海さんの運命を変えることができなくなって、晴海さんを事故から救えなかった」


「俺は晴海さんを救いたかったんだ」


その方法は確実に超巨大隕石の衝突を防ぐというわけではなく、あくまで衝突する確率を下げるという方法であり、人類すべての命が自分の行動にも懸かっていると思うと晴海は恐怖を感じる。


「大丈夫。俺が距離を広げるから晴海さんは無理のないペースで前へ進んで」



3日後に人類が滅亡する可能性が浮上したという一報は世界を揺るがした。


晴海は総真と一緒に学校に帰りながら、街の人たちが大混乱している様子を目にする。


これから晴海は総真と一緒に晴海の家に行き、最期になるかもしれない瞬間を総真と一緒に過ごしたいということを親に伝えて、総真と一緒に山に登りに行く予定だ。


小隕石が落下するのは今日から明後日なのだが、今日から山に行くらしい。


今日と明日くらいは外で最後になるかもしれないデートをしたいと晴海は思った。


テーマパークなど人が運営しているような場所は、まず閉鎖しているだろうから、人の運営していないデートスポットなどを回りたかった。


晴海は今日の本来の予定を思い出した。


「あ~あ、今日、船でタイタニックするときドレスとスーツ姿で本格的にやるっていうおもしろい案が思い浮かんだんだけどな」

晴海は残念そうな表情で言う。


総真はそれを聞き、笑う。

「ハートマークのTシャツよりも、いいかもね」



晴海は両親と会い、総真と2人でいることを伝え、最後になるかもしれない会話を両親とかわし、総真と一緒に晴海の家をあとにする。


「総真くんはお父さんと話さなくていいの?」


「うん。もう話したから」


「いつ?」


「直接会ってはないけど、電話で」


「会わなくていいの?」


「うん。別にいい」


晴海はニュースを聞いていて疑問に思ったことを思い出す。


「そういえば、小隕石の衝突はニュースで言ってなかったけど、総真くん何で知ってるの?」


「屋上に行く途中に電話してたでしょ。電話の向こうは親父で、そのことを教えてもらってた」


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