表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイム!!  作者: 音無奏
12/48

悪い予感ほど良く当たってしまう。

 ついに!と言いますか…本題に入ろうとしてます。ここまで、長かったなぁ。今までほとんどコメデイ要素がなく、これ学園じゃねぇ?というような感じでしたねヾ(・ε・。)ォィォィ が、しかし!!    これから、がんばります!きっと…多分…そうなったらいいなぁ(願望)     グダグタですが…お付き合い、お願いします。

 人の数が多く、うまく前に進めず、俺は将人たちを見失っていた。


 やべぇよ…俺、校内良くやかんねーし…。


 戸惑いながら前へと進んでいると大きな体が立ちはだかり、危うくぶつかりそうになった。



「っあ、すいません…!」



 すぐに謝り、その場を立ち去ろうとした、だがそれはできなかった。


 ぶつかりそうになった男が、俺の腕をがっちりと掴んでいたからだ。


 何なんですか?

と言いたそうな顔をその男に向ける。



「…そのカバン…お前、倉田孝介先輩の弟か…?」



 唐突にその男が聞いてきた。


 こんなところで嘘をついても仕方なかったし、何より今はレースの途中だ。

 素直にはい、そうです、と答えた。


 途端に、その男はうれしそうな顔を見せた。


 体格からして、ラグビーかアメフトだな…孝兄のこと知ってんならラグビーか…って待てよ、この人まさか俺を…!


 頭の中は嫌な予感でいっぱいになった。



「君、ラグビー部に入らないか?」



 その男は、親指をグッと立てて、俺に言った。


 予感的中…最悪だ…!!



「…えっ、えーっと…すいませんっ!俺、もう部活決めてますんで!」



 とりあえず、断ることにする。

 だが、その男はものすごく何か言いたそうな顔をした。


 これ以上関わると面倒くさそうな気がして、言われる前に掴まれている手を振りほどいて走りさった。



「…あっ、おい!待てよ!」



 後ろから男の慌てた声がした。

 とりあえず無視して走りさる。


 厄介事はゴメンだね!! ペロリと舌を出し、やっと見つけた昇降口から外へと出た。




 このときすでに、厄介事に巻き込まれていることなど知るよしもなく…。


 俺は、レースの勝敗のことで頭がいっぱいだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ