表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
会えたのに  作者: シラユリ
1/5

何でこんなに冷たくなった?

祝 初投稿

「・・・うっとうしい」

・・・。

「では、約束の時間になった。」

っ!嫌だ!!行かないで!

「待って!たしかにただの子供だけど、・・だっ、けど・・・」

もう少し、幸せに別れたかったな。


10年後。

「ねぇ、ちょっと聞いてよ優実。」

こんにちは、山田 優実です。

今一人でぶつぶつ言っているのは、花音です。

「花音、それ12回目だよね」

「・・・だよね。」

私のみんなのイメージは、『とにかく冷たい』だそうです。

高校1年がこんなにも冷たいのは、異常だそうで。

この花音ちゃんが私の心を溶かそうと頑張っています。

「後、転こ」

「ごめん、ちょっと先生にプリント渡してくる。」

ハイ。長々しい話しは苦手なので逃げます。

ハイ。ごめんなさい。



「おー、真面目だな。ありがとよっ!」

まだ若々しいですね、先生、って言ってやりたい。

「いえ、大丈夫です。」

本当は、大変だったけどね。

ここはこの一言が1番正しいからねっ!

「では、失礼し、」

「ちょっと待てや。」

イラッ!

「何でしょうか?」

冷たい目で笑う。

話しが長いと嫌われますよ? まだ若いのにねぇ。

「実は転入生が来るんだよ。お前仲良くなってやれ。」

・・・何故でしょう?

先生は私が冷たいことを知りませんでしたっけ。

「失礼します。」

今度こそしっかり最後まで言い切れた。

少ししかドアをいきよいよく閉めたなかった私を褒めてほしいですね。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ