第十機 銀髪碧眼+金髪紅眼=カオス
自分にしては更新速度が神速。
というのも、今回は1000文字いってないです。
けして手抜きではない。手抜きではない。
キリがいいだけなんだっ!←重要
『お帰りなさいまセ、ご主人サマ』
碧眼のレナとは対称的にその深紅に染まった瞳を持ち上げるように目を覚ましたアルファ。
一歩、二歩と歩く度に先程のような稼働音は一切なく、本当の人間のような動きをしている。
そのままアルファはまっすぐにこちらに歩いてくると、俺の右腕を慣れた手つきで手に取る。そのまま……
『失礼しまス、ご主人サマ』
「…………えっ?」
俺の右腕を、自らの体に密着させた。
「……えーと、レナさん?これはどういう意味で……?」
「意味って、ただの充電だよ」
「何が充電だぁ!?こんな充電の仕方があるかぁ!!」
『ご主人サマの腕、とてもたくましいですネ』
「おおぅ!?」
そこですかさずアルファの変なフォローが入った。
見るとアルファの柔らかそうな胸や腹部が、俺の右腕全体に密着していた。それはもう全開に。しかし右腕に刺激神経は通っていないので、なんの感触も感じなかった。
……正直凄く悔しい。
「やっぱり常にリュウの近くにいるとなると、ネルメスのエネルギー充電では外に出るときとか間に合わないんだよね。だからさっきの『エネルギーチップ』で、リュウの右腕自体を1回分の充電器にしちゃおうという算段ですよ、フヒヒ」
「…………本音は?」
「リュウのあわてふためく様が見たかったからつい」
「やっぱり……はぁ…」
「まあチップ1つで1日分くらいのエネルギーは充電出来るから、寝てる時とかにでも充電して……」
「いやもっとダメだろ!?」
『……ご主人サマは、私のことガ嫌いなのですカ?』
そばにいるアルファが、上目使いで聞いてくる。
少し寂しそうな気もした。あの時のレナに似ている。
レナの件もあり俺はこんな表情をされるのは苦手なので、声が喉を詰まって何も言えなくなってしまった。
「いや、その……わかったよ一緒に寝ればいいんだろ!?」
『……お手柔らかニお願いしまスね、けだものサマ』
「何がぁ!?」
「…ウヒヒッ」
アルファが、今日一番の爆弾発言を投下する。
これからこれが常識になっていくのかと思うと、頭が痛くなってくる。とりあえずレナの額をデコピンしてから、食堂に行くことにする。
…………あ。
「………そういえば、服どうしよう?」
「バカ野郎!!」
本当に先が思いやられるかもな。
イテッ!?
恐らく次回から第二章に入るかも。
新キャラも出たし、小説に出したいこともやったし。
ここから安定したレーンに乗っていきますね。
それでは!
こんなもので皆さんが楽しめたのなら幸いです。