表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/82

絶対その言葉後悔させてやる!

「おぉ!悟、おかえり!」



部屋に入るなり陸斗が僕に気づいた。



「ただいま、陸斗。みんなはもう全員帰ってきているの?」



部屋を見渡すとほとんどの人が帰ってきていた、でも。



「あぁ、シュレイナさんとカネアさんはまだだ」



あの二人だけはまだだった。



「それより悟!お前はどんな修行をしたんだ?俺ははスゲー技が出来るようになったんだ!」



それから陸斗は修行の内容を僕に話してくれた。



~陸斗の視点~



俺は葵さんとともにクロードさんに火の属性の使い方を教わっていた。



「そんじゃあまずは昨日もやってたと思うが自分の武器に属性を加える魔法をおさらいしようか、と言っても昨日で大体わかってるかな。とりあえずやってみてくれ」



「わかりました」



「ほな、先にウチからやるわ」



葵さんは鞘から刀を抜くと構えて力を込めた。



「はあぁぁぁぁ!」



すると刀身が炎を帯びたんだ。



「すげー、それって熱くないんですか?」



「ん?これか?自分の魔力やもん!熱ない熱ない」



葵さんはそのまま炎の帯びた刀の峰を肩に担いだ。本当に熱くないんだ。



「最初からここまで出来るのか、すっかり自分の物だな葵」



「あ、そうですかぁ?おおきに~」



葵さんは上機嫌だった。よし俺も!



「じゃあ次は俺行きます」



俺も手にはめている短剣を体の正面に出し力を込めた。



「はあぁぁぁ!」



そして俺の武器にも炎が帯びたと言うよりは灯った。葵さんのよりも小さいなぁ。けどクロードさんは



「うん、二人とも上出来だ!しかしなぁ陸斗、何故お前の炎は小さいか…わかるか?」



「えっと、俺の魔力が足りないから?」



それならもっと魔力を……



「いいや、もっと単純な話だ。その武器は炎の属性とは相性はいいんだが、違う属性の方がもっと相性がいいんだ」



「相性?その属性って」



今更かよ!?けっこうこの武器気に入ってたのに、俺には合わないのか?俺が軽く落胆しているときに



「それは雷だ」



……え?それってつまり。



「今回は炎属性で集めたがお前には雷の属性で修行してもらう、ついでに俺も得意なのは火と雷だ」



よかった!この武器、まだ使えるんだ!しかももっと強くなるなんて。



「って~事で今回はお前ら別々で修行だ、どちらも俺が見るからな。とりあえず二人には課題をだす」



「課題ってなんです?」



「まず葵、お前の『炎刀灼刃(えんとうしゃくば)』は魔力を込めれば込めるほどにその刀身は力を増して硬いものが切れるようになる。今から順番に天界に存在する鉱石を用意するからそいつらを切っていけ、真っ二つになるようにな」



「了解です!」



「次に陸斗。お前は………」



俺だ、一体何をするんだ?



「俺とサシで勝負だ」



「……え?」



俺とクロードさんが一対一で?無理だそんなの、でも。



「何でですか!?」



「お前らを見てるとな、葵は課題を与えれば一人でこなして成長していくタイプで陸斗、お前は実践形式で体で覚える方が効率的だと判断したからだ」



そうか、でもこれはチャンスだ!クロードさんと戦えるなんてこんないい実践は無いな。



「とりあえず今回は雷の属性をその短剣に込めて戦う修行だ。俺も魔力は半分以下で戦ってやるからどっからでもかかって来い」



魔力を半分以下!?そんな、仮にも一回戦を超えて来た奴に半分以下で戦えるのか?そんなのアリかよ!?



「じゃあ、俺は初めから全力で行きますよ?」



「あぁそのほうがおもしろい」



「絶対その言葉後悔させてやる!」



「来い!」

って事で修行というより修行開始までを書くことになりました、陸斗はクロードに勝つことが出来るんでしょうか?そして葵は?次回も陸斗の視点で書いていきます

感想待ってます!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ