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ねこカフェにて

作者: 束間由一


  俺は、今日暇つぶしに近所のネコがいっぱいいる「ねこカフェ」へやってきた。

  最近出来たばかりの店で「たんぽ」と言い、駐車場にはネコの足跡が書いてある。車は一台しか止まっていなかった。しかも、猫の絵の書かれたデコ車なので店主のものかもしれない。

     

  入る時に、普通の喫茶店等では感じない緊張感があった。中は人の気配少なく緊張は更に増した。

  しかし、一匹の白い猫がやってくると、それは少し落ち着いた。


  「いらっしゃいませ。当店は初めてのご利用でしょうか?」


  寄ってきた、女性店員はまるで漫画喫茶の様な台詞を吐く。

  ある意味で似たような存在かもしれない。俺がはいと答えると、店員にコースなどの書かれたプレートを見せられ、その値段の高さに唖然とした。


  1時間1500円(1ドリンク代込)延長15分毎に250円。


  帰りたい。俺はそう思った。

  しかし、ここまでくると断れないのも俺だった。


  一番安いコースを選ぶと、席に着く。

  横にはガラス張りの猫であふれかえった部屋があった。ここは、猫と自由に遊べる部屋らしい。しかし、俺はすぐにそこに入る気にはなれなかった。正直猫は一匹で十分だったからだ。沢山いると慌ただしい。俺は、猫の喉を撫で撫でしてのんびりしたいのだ。


  しかし、せっかくそんな部屋があると使わないではいられないのも俺だった。

  




 

 

 


   


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