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小学校一年生

小学校一年生

僕は幼稚園の時の友達と同じクラスになった。すごくうれしかった。学校では朝の会の時に今月の歌を歌ったり先生の話や今日の給食の発表を聞いたりしたのが一番良い記憶として残っている。後、初めての学校では色々な行事に参加した。僕が思い出に残っている学校の行事は、給食に出てくるミルクの蓋を集めてそれをお金の代わりにして全学年で郵便をする事だった。どの学年に送っても良い…僕はそれをする事が大好きだった。沢山の手紙を書いて送った…後はこの時にやった運動会の思い出は、暑すぎて倒れそうになった事しか思い出にない。またこの時僕にヘルパーがついた。始め僕はすごく嬉しかった。でも後々になって、このヘルパーは僕にとって邪魔な存在になってしまった、僕の為に来てくれたのに、当時の僕は周りの目を気にしてしまったのだ。周りを見ると、みんなにはヘルパーがついていなくてなんで僕だけなの?、そのように思ってしまったのだ。でも今思えばその人に申し訳なく思っている。そのヘルパーがいたからこそ今の僕がいるんだな、そのように思えた。

この小学校一年生の2学期までは、学校は楽しい所なのかなと気を抜かしてしまった。気を抜かし始めてから僕の落胆的人生が始まった。始めはクラス内でいじめが始まり、苦手な子の隣に二回もなった、何で二回も席が隣になるのかなと思った。少ししてから次に上級生からいじめられ…年齢が上がるにつれていじめもどんどんひどくなった。まして年下の子つまり下級生からのいじめもおき始めていた。僕のいじめは、冗談みたいな本当の事を言われたり、僕のことを菌扱いをしてきたりで僕はしんどかった…でも誰にも心配させたくなかった、だから僕は誰にも相談ができずに3年生まで我慢して先生や親にばれないように学校に行った、でもその時本当は学校に行きたくなくなった、いじめられ、授業にも集中が出来なくなり、周りの子の目が気になり始めた。僕はしんどかった、もう限界がすぐに来てしまって僕はがんばって勇気を振り絞って親に学校へ行きたくない事を伝えた、でも親はなかなか理解してくれずに話も聞いてくれなかった。この時きちんとしなければ後々後悔する事を知らずに、僕はその時の苦しいにしか目を向けていなかった、僕は今になって後悔している。もっとここで、いじめられている事に気にしないで勉強に集中すれば良かったんだと…今になって痛感させられた。なんでみんなんは僕をいじめてくるのかわからなかった、もしかしたら体についているアザとかが原因でいじめられてしまっているのかな?とも考えてみた…でも答えははっきりとはしないまま僕は学校でいじめられ続けた。親に僕の気持ちを話しても理解してくれない、なんで理解してくれないのだろう?本当の親ではないから?僕のことなんかどうでもいいと思っているの?そのように思った。

僕は一年生の二学期から学童保育に行き始めた。学童保育でも友達はいなかった、そんな僕の楽しみは1人で塗り絵をすることだけだった、塗り絵が好きだった僕は塗り絵の本を何冊も持っている、晴れの日には運動場でも遊んだ、雨の日はみんなでDVDを見たりした、その中で面白かったのはトム&ジェリーだった、そのアニメが僕のお気に入りになった。だから僕は雨の日が楽しみで仕方がなかった。僕は年に一回台湾に帰る事になっている。僕を引き取ってくれた夫婦も台湾人だったのだ、お母さんの方は台北でお父さんの方が高雄なのだ。僕は日本にいる時の両親は怖くて嫌いだけど台湾に帰れば僕のおじいちゃんとおばあちゃんがいる、僕のおじいちゃんとおばあちゃんはすっごく優しかったから台湾に帰ることが楽しみだった、僕のおじいちゃんとおばあちゃんは台湾の高雄で魚屋さんをしていた。だから毎年の12月台湾に帰った時僕の楽しみだった。一番の楽しみがおじいちゃんとおばあちゃんの間に座ってご飯を食べる事だった。料理はおばあちゃんが作ってくれて僕はそんなおばあちゃんの料理が一番好きだったしその時が幸せだった…僕が魚を食べるとおじいちゃんは魚の骨を抜いてくれた…すごく優しかったし嬉しかった、そんなおじいちゃんとおばあちゃんが大好きだ だから僕は毎年台湾に帰る事が楽しみなのだ、12月にはおじいちゃんとおばあちゃんに会えるのだ!

でも日本に戻ったら、学校に行くといじめられるし家に帰れば親から暴力を振るわれたり怒られる、そんな生活を小学生時代に過ごしていた。


この時の僕はあることにハマり出した。クラスメイトの物を盗むことだ。クラスメイトのものを盗めばクラスメイトが困ってる、クラスメイトが困っている顔を見るとなんか快感を覚えるようになった。そして僕は毎日のようにクラスメイトのものを盗むようになった、僕は盗む事が好きになったクラスメイトのものを盗むことがなんだか面白くないと思ったある日に事件は起きた。僕と親は近所のスーパーに行った。色々見て回りながらそこにあった鍵が目に止まってしまった。別に欲しいとは思わなかったけどちょうどズボンのポケットに入るサイズだった。僕はその鍵を手に取って自分のズボンのポケットに入れた。そして親は買い物が終わり親と一緒に店を出た。

そして家に帰った、僕はもう鍵のことなんか忘れていた。僕は家に帰って、ズボンを洗濯カゴに入れお風呂に入った。そしてパジャマに着替え、僕は寝ようと思った。寝ようとしたその時、親に呼び出された、親はすっごく怒っている感じだった、親に鍵が見つかってしまったのだった。すっごく怒られ手も上げられた、そして親は警察までも連絡した。僕はびっくりした、そして必死になって止めた。初めは許してくれなかったけど必死に何回も謝って親は許してくれた。翌日僕は親と一緒にスーパーに行き店長さんに謝った。そこの店長さんが許してくれた。僕はこの時のことを思い出すと、僕はこの時親を止めなかったらきっと僕は警察に捕まり少年院に入れられるんだな、そうしたらもうあんな学校に行かずに済んでいたのかもしれない、もういじめられずに、周りを気にせずに勉強ができたのかもしれないし何よりも怖い家に帰らなくて済んでいたのかもしれないそのように思った。

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