ヘンな声が出ました!
わたしはお友達が少ないです。なろう仲間やツイ友さんはたくさんいて下さいますけれど、リアルのお友だちは、ほとんどいません。……ほとんどって2,3人ですか? (← 考えている)
お友達が少ないという言い方は語弊がありました。正確に申し述べると「わたしは、お友達がいません」。ww お友達、いなかったんだ。今、気づきました(苦笑)。
最近ひんぱんにやり取りをしているのは、母校の高校の校長先生です。母校の校長先生ですから、お友達ではありません。その前によくお会いしていたのは、教育委員会の委員長様でした。こちらもご教示をお願いして会っていたので、お友達ではありません。
高校の校長先生とご縁ができたのは、拙書を母校へ寄贈したからです。1巻が出た時も寄贈したのですけれど、この時はナシのつぶてで無反応でした。そりゃ、そうだ。リアクションに困るお手紙を付けたから、お返事できなかったに違いない。
そのお手紙は、わたしが高校生だった頃の暴露話でした。今から30年以上も前のお話です。 当時のテストで私の横に、私だけを監視する先生が張り付いたのです。もちろん前代未聞のことです。フツーなら監督官の先生は一人しかいないのに、この時だけ二人いらっしゃった。そしてお一人は、私の横にずっと張り付いていた。理由は「ソウ マチのカンニング疑惑」でした。
わたし授業は聞かずにずうっと喋っていましたけれど、成績だけは良かったのです。それを先生方は不審に思っていた。そして職員会議でわたしが前の席のMちゃんの答案を盗み見ているという仮説を立てたらしい。結果、Mちゃんの答えを盗み見ることができないように、ずっと私に張り付く監視役の先生が……。
テストの結果は上々でした。95点はあったと思います。これでカンニング疑惑は晴れただろうと安心していたら「ソウは誰にもバレない巧妙なカンニングをしている。しかし証拠がつかめない」という結論になりまして(苦笑)。反論するのもアホらしくて「シッポをつかめるなら、つかむがよかろう!」そう思って沈黙したまま卒業しました。
入学した時は学年で上から2番目でしたけれど、卒業するときはクラスで下から2番目の成績でした。卒業と就職が決定した時点で優秀な成績は必要なくなったので、お勉強をブン投げた結果です。どちらも2番目というのが自分でも小物だなと思います。ww 中途ハンパ。ww
卒業してから30年以上も経過していますけれど、まだ当時の先生はいらっしゃるだろうと思ってタネ明かしのお手紙を書きました。
わたしが成績優秀だった理由は「ちゃんとお勉強していたから」です。カンニングなんて危ない橋を渡るくらいなら、真面目にお勉強したほうがマシ。それにお勉強は好きです♪ 当時は自意識過剰をこじらせていたので、真面目にお勉強する姿を見られるのは恥ずかしいと思っていたのです。だから授業中はお勉強しないで、おうちに帰ってからコツコツとお勉強していた。だから成績が良かった。
学校へのお手紙には書きませんでしたけれど、ここでもう一つ暴露話を。
わたしに監視役の先生が張り付いた時、困ったのはわたしじゃありません。困ったのは前の席のMちゃんでした。そうなのです。カンニングをしていたのはわたしじゃなくて、Mちゃんだったのです。先生方は可愛くて人気者のMちゃんがカンニングをするなんて夢にも思っていなかったようですけれど、Mちゃんはわたしの回答を見ていたのです。ww
これね~! いまだにハラ立つのですよ! 勉強していない(フリをしていた)わたしの成績が良くてカンニングを疑ったのはヨシとします。職員会議の議題に挙がるほど成績が良かったのですから、光栄でございます! 何がハラ立つってMちゃんの点数がわたしの点数を上回ったことは一度たりともないのですよ! 常にわたしの点数が上だった! それなのに可愛くて人気者というフィルターがかかって、目の前にある事実(わたしのほうが点数が上)を看過できなかった先生方の非論理的な考え方にハラが立ったのですよ! ちょっと考えたらわかるでしょうに! わたしより点数が低いMちゃんの回答を盗み見しても、それより高い点数は出せないってことは! なんでわからんのかなぁ~!? ゆえに沈黙を守ったまま卒業しました。
お手紙には「隠れてお勉強をしていたので成績が良かったのです。先生方を混乱に陥れて、申し訳ありませんでした」そう書きました。Mちゃんのカンニングは言う必要はないので、書きませんでした。こんなお手紙に返事は書けないだろうな……。そう思っていたら案の定、返事は返ってきませんでした。
そして2巻が出た時は無難な送り状をつけて贈りました。それを見た校長先生から丁寧なお手紙が届いたのです。先生は母校へ赴任して間もないこと、1巻を受け取った頃はまだ他の学校にいたこと、2巻が届いたので他の先生に今までの経緯を聞いたら、わたしへのレスポンスを一切していないと聞いて驚き、あわててお手紙を書いたと綴られていました。先生、お気になさらないで下さい。ヘンな手紙を付けたわたしが悪いのですから。
そこから校長先生とメールのやり取りが始まりまして、なんと! 母校での講演依頼をいただいたのです! 先生はぜひにと仰ってくださいますし、わたしも絶対に行きたい! けれども今は執筆が忙しいから、次巻が出たら必ず伺いますとお約束しました。ウソではありません。実際に今は勝負どころですから、まずは本を完成させないと! けれどもエッセイをお読みくださっている皆さまは、帰省できないもう一つの理由をご存じですよね? そうです。帰りたくても帰れない理由は…………、
金がねぇ! ww 帰る金がねぇ!!wwwww こちとら数百円のトイレットペーパーを買うのに苦労しているのですよ! 滋賀から福岡へ帰る交通費、宿泊費、滞在費、お土産代なんて持ち合わせておらん!! 以前に帰省した時は20万円くらいかかったかなぁ……(遠い目)。なんだかんだで、メチャクチャお金がかかるのですよ……(白目)。
それを言っちゃうとカッコわるいので、ナイショでお願いします♪ 新しい本が出たら、故郷に錦を飾るため帰りたいと思います☆
そしてお友達ではない校長先生とやり取りしていた矢先、一通のメールが届きました。どうやら校長先生からわたしのメアドを聞いて、母校の先生がメールをくださったらしい。司書の先生かしら? うれしく思いながら拝読していると「今は〇〇という名前ですが、旧姓は〇〇です。ソウさんと同じ〇〇科の〇〇期生です」
きゃああああああああ!! アスミちゃん(仮名・元クラスメイト)!! アスミちゃんじゃないのおおおおおおお!! ビックリしすぎて「ブフォヘッ!」ってヘンな声が出た!!
「私はおとなしかったので、ソウさんはご記憶にないかと思います」
おぼえています! いつもニコニコして太陽みたいな方だった! そしてこの一文から類推するに、アスミちゃんから見たわたしは、おとなしくなかったのですね(苦笑)。おかしいなぁ! 喫煙も飲酒も暴力行為もバレてなかったのに……(←追記。 高校時代は禁煙していました。良からぬ男子は殴っていました。今は反省しています。ごめんなさい)。なんでだろう??
そして30年以上の時を超えて、友情が復活したのです! めっちゃうれしいいいいいいい!! アスミちゃんは優等生グループで、わたしは違うグループ(わたしを除いた3人がとんでもない美少女!)だったのですけれど、30年もたてば同じ教室にいただけで友達ですよおおおおおお!!
このエッセイを書いたら、アスミちゃんへメールを書きます♪ でも、何を書いたらいいんだろう?? 共通する話題が見つからない……。食堂のおでんがおいしかったこと? でもアスミちゃんはいつもお弁当だったしなぁ……。アスミちゃんは在学中に取った簿記3級を、わたしは大人になっても取れなかったこと??
お友達がいないので、お友達と何を話したらいいかわかりません……。こういう時の無難な話題がありましたら、教えてください……(涙)。エッセイに書いている内容は、すべてNGだと思う……。いきなりこんな話を書いたら、ドン引きされると思う……(涙)。
思えばいつもエッセイにお付き合いくださっている皆さまって、めちゃくちゃ心が広いですよね……。わたしの真の友は、なろうの皆さまだと気づきました!!
皆さまに心からのお礼を!! いつもありがとうございます! そしてなろうを知らない方にわたしのことは、ナイショにしていてくださいね!! いつもパンツをはいてないことも、ナイショでお願いします! でも今日は幻邏さんのアドバイスを受けて、ちゃんと木綿のパンツをはいていますのよおおおおお!!(← ドヤ顔!)
パンツさえはけば誰でも、完全無欠の常識的な大人になれますのよぉ~! おほほほほ~!!(← めっちゃドヤ顔!!)
ではではどなた様も、常識的な一日をお過ごしくださいませ♪♪(← パンツはいただけで、常識人を気取るようになった!)