表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/19

10.別室にしたいんだけど!

 ならば、一工夫しよう。

 タクトは、

「連関の計」

 魔力で発生させた光の鎖で三大龍王の三人を繋いだ。

 縛り上げなくても、三人を繋ぐことで動き難くしたのだ。


 そして、

「逝け!」

 タクトは再び光の弾丸を撃ち放った。

 しかも、何十発と連射した。


 三大龍王は、光の弾丸を避けようとしたが、今までのように自由に動くことは出来ない。

 互いに別方向に逃げようとして、互いの足を引っ張り合ってしまった。

 その結果、一瞬だが動きが停止。

 そこに迫り来るおびただしい数の光の弾丸。

 三大龍王は、光の弾丸を大量に受けて絶命した。



 三大龍王の身体が消え、魔石へと変化した。

 そう言えば、四天王の死体は魔石に変わらず、死体のままだった。

 その辺は、ランクによって変わるのだろうか?

 だとすると、大七星は、倒すとどう変化するのだろうか?

 ちょっと楽しみである。



 一方のアルカは、

「さすがタクト様です。ただ、私を縛る時は鎖じゃなくてロープがイイです! 勿論、縛り方は亀甲縛りで。あと、赤い蝋燭とかもあると嬉しいですけど」

 と、また訳の分からない口撃をタクトに向けて撃ち放っていた。


 たしかに美女アルカの亀甲縛りは見てみたいが……。

 さすがに手を出すわけには行かない。

 タクトは、アルカの言葉を無視して、

「行きますよ!」

 オナーホの町に向けて歩き出した。


 すると、アルカは、

「イクんですね? どうせなら、ここにイッてください!」

 と言いながら股を指さしていた。


 しかし、タクトはアルカの方を振り返ろうともしなかった。

 これも彼自身の純潔を守るためである。

 敢えて無視したのだ。


 …

 …

 …


 オナーホの街に到着。

 街に入ると、アルカは早速、近くの出店でフランクフルトを三本購入した。

 そのうち、一本をタクトに渡すと、アルカは、二本のフランクフルトを、一本ずつ両手に持ち、それらを交互に咥え始めた。

 しかも、食べるのではなく、何故か口から出し入れするだけ。


 表情も何気にエロい。

 これを、タクトな冷ややかな目で見ていた。


「何をしているんですか?」

「練習ですよ、練習」

「何の練習ですか?」

「勿論、タクト様のイチモツを口で処理する練習です」

「そんなことは不要です」

「でも、相当溜まっていませんか? 溜め過ぎは健康に悪いですよ」


 たしかに溜め過ぎは良くないとタクトも思っている。

 しかし、性欲処理のために、アルカに相手をしてもらうわけには行かない。

 これも、大賢者としての力を維持するためだ。



「それと、何故、二本?」

「複数プレイに見立てた方が、タクト様も興奮するかと思いまして」

「あのですね……。そう言うことは、やめてください」

「でも、複数プレイに興味があるんじゃないですか?」

「えっ? どうしてですか?」

「だって、さっき、輪姦の刑とか言っておりませんでした?」

「連関の計です!」



 きっと、大賢者として転生したのでなければ、きっと、既にアルカの誘いに乗ってしまっていただろう。

 実は、さっきからアルカのせいで股間が爆発寸前である。

 今夜も自家発電は必須になりそうだ。



 宿に着くと、

「別室でお願いします!」

 タクトは、アルカが同室と言い出す前に受付カウンターで別室での宿泊を依頼した。


 しかし、宿からは、

「生憎、部屋がいっぱいでして、一部屋しか空いておりません。お連れ様と相部屋でお願いできませんでしょうか?」

 との返答。


 タクトは、別の宿を探そうと思ったが、

「では相部屋でお願いします!」

 と、ソッコーでアルカに決められてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ