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44話 明日の予定

 間違えてグループに送ってしまったという悲しみに飲まれながら、私は家に帰ってきた。



 やってしまった……

 帰ってきたら絶対なんか言われるやつだよこれ……


 終わった……

 私の人生終わったよ……


「ことねさん、大丈夫ですか? この世の終わりみたいな顔してますよ……?」


 お風呂場から出てきたことりさんにそんなことを言われた。

 私今そんな顔してるんだ…………


「大丈夫だよ……涼っちが帰ってくるまでは……」


 帰ってくるまでにこの世が終わってしまえばいいのに…………


「………………とりあえず、シャワーを浴びてきて、元気出してください……! わ、私はその間にお昼ご飯を作っておきますので!」


 ことりさんは髪をタオルで拭きながら、早足でリビングに向かった。


 私もご飯ができるまでにシャワーを浴びてこよう……






 ☆






「あー、スッキリしたー。ダンジョンの後のシャワーは最高だよ!」


 お風呂から出た私は長い髪をドライヤーで乾かしてから、リビングに向かった。

 テーブルの上にはパンとグラタンが置かれていて、ことりさんはもう食べ始めていた。


「いただきま〜す!」


 私も席について食べ始める。


「やっぱりことりさんの料理は最高だよ! いつもありがとね!」


「おかわりもあるので沢山食べてくださいね!」


 ことりさんは嬉しそうに笑ってそう言った。




 それから、グラタンを食べ終えた私たちは午後からの予定を決めることにした。


「ことりさんは午後からダンジョンに行きたい? それとも今日は休みたい?」


「私はどっちでもいいですよ。ことねさんにお任せします」


 どっちでもいいって言うのが一番困る……


「んんー……なら今日はもう休んで明日から別のダンジョンに行くことにしよっか!」


「いいですね、別のダンジョン! どこに行くかはもう決めてるんですか?」


「それを今から決めようかなって」


「分かりました。早速調べてみますね」


 そう言うと、ことりさんはズボンのポケットからスマホを取り出してすぐに調べ始めた。

 行動が早い。


「もう2つにまでは絞ってあるから調べなくて大丈夫だよ。なんかごめんね……」


「そうだったんですか。ところでその2つというのは?」


「えーっと、1つ目がオークのダンジョンで、2つ目が水晶のダンジョンだよ。オークのダンジョンの方は名前の通り、オーク系のモンスターしか出てこないダンジョンで、水晶のダンジョンは防御率が高いモンスターが多いんだって」


 私はアプリに書いてある情報をそのまま読み上げる。


「私は水晶のダンジョンがいいです。オークはちょっと……」


「オークはちょっと……」だけでことりさんの言いたいことがよく分かった気がする。

 オークに襲われたくはないもんね……色んな意味で……


「私も水晶の方が良かったから、水晶のダンジョンで決まりだね! これにて話し合い終わり! お疲れ様でした!」


「お疲れ様でした!」




 15分くらいの話し合いが終わった後、洗濯物を干して、掃除をして、することが無くなった。


 やばい、めちゃくちゃ暇だ……

 ダンジョンに行かないだけでこんなにすることが無くなるとは……


 呪いについて調べるのはもう調べ尽くしたし、ゲームはする気になれない。

 することすること……


「あ、そういや最後にステータス確認したのっていつだっけ? うーん…………忘れた! まあとりあえず確認してみよーっと!」


 ――――――――――――――――――――――――

 穂刈 琴音(ほかり ことね) 16歳 レベル94 スキルポイント 3350

 状態:隠密

 HP:260

 攻撃力:308

 防御力:251

 固有スキル:「隠密」

 スキル:「中級氷属性魔法」「鑑定」「念話」「身体強化」

 装備:【成長の指輪】【力の指輪】【ウッドリング】【クリスタルイヤリング】

――――――――――――――――――――――――


「レベル94、スキルポイント………………3350!!?」


 3350っていつから私貯めてたんだ?

 貯めてたっていうか、スキルポイントの存在を忘れていただけなんだけどね。


「3000もあれば結構いいスキル取れたりしないかな。ちょっと確認しよっと!」


 私はスキルの一覧をスクロールする。


 初級火属性魔法、初級水属性魔法、初級風属性魔法、初級土属性魔法、etc…………


「ストップ! このスキルいいかも!」


 ――――――――――――――――――――――――


 ガードブレイク(必要スキルポイント3000)


――――――――――――――――――――――――


 スキルポイントは3000とちょっと……いや、かなり多い。

 けど、効果はかなり強く、敵の防御力を無視できるといいとんでも性能だ。

 だけど、発動するのには条件が必要らしい。

 その条件は敵を背後から攻撃するという条件だ。


【ソウルイーター】といい、ガードブレイクといい、私の隠密と相性良すぎない!?

 いいの? 私スキル取っちゃうよ?


「このスキルください!」


 私がそう言うといつも通り画面が切り替わった。


 ――――――――――――――――――――――――

 穂刈 琴音(ほかり ことね) 16歳 レベル94 スキルポイント 350

 状態:隠密

 HP:260

 攻撃力:308

 防御力:251

 固有スキル:「隠密」

 スキル:「中級氷属性魔法」「鑑定」「念話」「身体強化」「ガードブレイク」

 装備:【成長の指輪】【力の指輪】【ウッドリング】【クリスタルイヤリング】

――――――――――――――――――――――――


 スキルのところにちゃんと「ガードブレイク」が増えていることを確認して、私はステータス画面を閉じた。


「明日の水晶のダンジョンが楽しみ〜♪」

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