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40話 目指せクエストクリア3

 翌日、私たちは朝5時に起きて朝食を食べた。

 2人のせいで私もおばあちゃんみたいな生活、じゃなくて健康的な生活になってしまったよ。

 まあ悪いことじゃないんだけど、ちょっと腑に落ちない。


「学校やだなー」


 涼っちはめんどくさそうにしながら鞄に教科書を詰めている。


「そういや今日は月曜日だったね。頑張ってきなよー」


「頑張ってきてください!」


「はぁ……学校無し2人組はお気楽でいいなー。私もさぼろーかな」


 なんか涼っちが委員長らしからぬことを言っているよ。

 いつもの事だけど。


「そんなこと言ってないで早くダンジョン行く準備するよ!」


「はーい…………って、えっ!? ほかりんたちも朝からダンジョン行くの?」


「そうだよ。涼っちが学校に行かないといけないから、朝のうちに3人でクエスト終わらせたいなーって思ったの」


 涼っちが学校に行ってる間に私とことりさんはクエストを終わらせられるけど、それだったら涼っちのクエストを終わらせるためにもう一度全種類討伐しないといけなくなる。

 だから、こういうのは3人揃ってクリアして1回で終わらせる方がいいのだ。


「なーんだそういうことねー。なら私準備してくるよー」


 涼っちはそう言って私の部屋に荷物を取りに行った。


「私も早く片付けて準備しないと」


 それから、私たちは朝食の片付けやら洗濯物やらダンジョンに行く準備やらを済ませて、骨のダンジョンに向かった。




 骨のダンジョンに着いたのは昨日と同じ6時30分。

 どれだけ急いでも1周が限界。

 1周目でリッチが出てくれるといいけど、どうだろう。

 そんなことを考えながら私たちはダンジョンの中に入っていった。


 まずは1階層。

 ここは特にすることがないので【アイテムポーチ】に常備しているアイスを食べながら進んでいく。

 両手が塞がっているのでことりさんに食べさせてもらったよ。


 次は2階層。

 ここも最初はアイスを食べながら進んでいて、階段が見えてきた辺りで手を離して、出てきたグールを涼っちに倒してもらった。


 そしてそして、次は3階層。

 問題はここからだよ。


「モンスタートラップモンスタートラップモンスタートラップ……」


「涼っちうるさいからそれやめて」


「いいじゃんかこれくらい、モンスタートラップ」


 新しい生物の鳴き声かな?


「モンスタートラップ見つかるといいですね!」


「そうだね! 見つかってリッチがいたら粉々の骨粉にしてやるよ!」


「ほかりんイライラマックスだねー。ちゃんとカルシウム摂りなよ、モントラ……」


 ついに略し始めたぞこいつ!

 あとカルシウムは毎日バニラアイスから摂ってるから大丈夫!


「あ、階段ありましたよ」


「だってほかりん。どうする? 4階層行く? それとも3階層もう少し探す?」


 まだ3階層の半分も探していないからもう少し探したいけど、涼っちの学校の時間もあるし…………


「涼っち学校の時間大丈夫なの?」


「よゆーよゆー! 最悪二限目から行けば大丈夫だし!」


 それは大丈夫って言えるのか?

 まあでも涼っちが大丈夫って言ってるから大丈夫でしょ。たぶん。


「ならもう少し3階層で探してみよっか!」


「さすがほかりん! ほかりんなら私の学校なんて気にせず探す方を選ぶと思っていたよ」


「その私が悪者に見えるような言い方やめて……」


「実際ほかりん性格悪…………くないです、聖人です……」


 なんか涼っちが言っちゃいけないことを言おうとしていたので胸を思っきり揉んでやった。

 このままえぐり取ってやろうか。



 そのあと、しばらく3階層を探索したけど、結局モンスタートラップは無く、4階層に移動することにした。

 今の時間は一体なんだったんだ。


 4階層、5階層、6、7は何も無く、次は8階層。

 だんだんと雲行きが怪しくなってきたよ。


「ぎゃぁぁぁ!! もうちょっとで学校が始まるぅぅ! 誰だよ3階層調べようとか言ったの!」


 涼っちがそんなことを言っていたので、私とことりさんは涼っちの方を指さす。

 涼っちたちには私の指は見えないけどね。


「私? そっか私かぁ…………学校に遅刻するのはまだ許せるけど、モントラがこのまま見つからないのはほんと許せないから! リッチ出てきたら私がボコボコにしてやるよ!」


「カルシウムちゃんと摂りなよ〜」


「大丈夫。毎日コーヒーに牛乳入れてるから」


 それはただブラックが飲めないだけなのでは……?



 ――カチッ!



「その時はいつも突然やってくる」


 このセリフかっこよくない?

 1回くらい言ってみたかったんだよねー。


「ほかりん頭打った?」


「大丈夫ですか?」


「2人にはこのかっこよさが分からないのか!」


「ことりん、もう手遅れみたいだよ……」


「そうみたいですね……」


 2人に心配されてなんか恥ずかしくなってきた…………


「顔真っ赤だし、やっぱり重症みたいだね……」


「うるさぁぁい!!! ていうか2人とも早く戦う準備しろ! スケルトンもう出てくるから! ことりさんはリッチいたら教えて!」


「分かりました!」


 私にかかれば話を逸らすことなんて余裕だよ!



 さぁ、あとはリッチがいるかどうかだけど…………


「えーっと、リッチはいるにはいるんですけど……」


「けど……?」


「前に2体と後ろに2体、4体もいます…………」

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