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10話 念願の杖

 ボスとの戦いは一瞬で終わった。

 部屋に入ってすぐに私は鎧を着てものすごく大きい槍を持ったスケルトンを鑑定しようとした。

 だけど、鑑定するよりも早くことりさんが倒してしまった。

 名前くらいは知りたかったよ……


「早く報酬部屋に行きましょう!」


「うん、そうだね、行こっか……」


 ことりさんに引っ張られて私は報酬部屋に向かった。



『ダンジョン初クリア 報酬:【ボーンロッド】』


『ダンジョンクエストのクリアを確認』


『パーティ クリア報酬:【治癒ポーション(大)】』


『規定数討伐 クリア報酬:【けむり玉】』


『1分後、ダンジョン入口に転移します』


 声が聞こえなくなるといつものように宝箱が現れた。

 3つある宝箱の中には杖が2本、ポーションが2つ、そして白くて小さい玉が2つ。

 たぶんこれが【けむり玉】だね。

 効果とかは家に帰ってから確認しよう。


 そんなことよりもやっと手に入ったよ!

 ずっとずっとずっと前から欲しかった杖が!


「ついにこれで私も魔法が使えるんだ……!」


 嬉しくなった私は杖を持って振り回してみたりした。

 魔石をはめてないからもちろん魔法は使えない。


「よかったですね、ことねさん!」


「うん! 早く帰っていろいろ試したいよ!!」




 この後、杖を振ったりして遊んでいたら転移が始まって私たちはダンジョン入口に移動した。

 まだお昼だから太陽が眩しい。


 この時間だったら骨のダンジョンをもう一周してもいいけど、モンスタートラップのせいで疲れたから帰ることにした。

 それに早く魔法を試したいし!


 帰る前に大量の魔石を1個ずつ残して、残りを全部換金した。

 スケルトンの魔石が1個1000円。

 スケルトンホースの魔石が1個1250円。

 ゴールデンスケルトンの魔石が1個5000円。

 合わせて123500円。

 モンスタートラップって実は大金GETのチャンスだったりして?

 まあ命懸けだけどね!






 ★






 それから数十分歩いて家に帰ってきた。

 砂が服とかについているので家の外ではたいてからすぐに洗濯する。

 その間に私とことりさんはシャワーを浴びる。

 一緒じゃないからね!?

 先にことりさん、その後に私だから!!




「ふぅ、スッキリした!」


 お風呂から上がって、リビングに向かうといい匂いが漂ってきた。


「お昼ご飯できましたよ!」


「ありがとう。だけど、どうして私がリビングに来たって分かったの?」


 隠密は足音も聞こえないからね。


「シャワーの音が止まったのでそろそろ来る頃かなって思ったんです!」


 それにしてもタイミング良すぎない?

 まあどうでもいいけどね!


 冷めないうちにことりさんが作ってくれたカルボナーラを食べよう。


「いただきます!」


 フォークで麺をクルクルってして口に運ぶ。

 麺に濃厚なクリームソースが良く絡むよ。


「おいしい……!」


 なんかすごい濃厚でなんちゃらかんちゃらみたいな感想は言えないけど、ものすごくおいしい!


「わぁ〜嬉しいです! ソースはまだまだあるのでおかわりもできますよ!」


「ほんとに? ならおかわりもしようかな」


 ★


「おいしかったけど、食べすぎたぁ……」


 おなかいっぱいすぎて動けない……

 少し休憩しよう。


 私が横になって休んでいる間に、ことりさんは洗濯物を干したり、洗い物をしたりしていた。

 ごめんねことりさん……




 しばらく休んで消化されてきた、はず。

 動けるようになってきたからたぶん大丈夫。


「…………やっと魔法を試せるよ。だけどその前にステータスの確認とかをしよう!」


 ――――――――――――――――――――――――

 穂刈 琴音(ほかり ことね) 16歳 レベル71 スキルポイント 1350

 状態:隠密

 HP:197

 攻撃力:241

 防御力:185

 固有スキル:「隠密」

 スキル:「初級氷属性魔法」「鑑定」「念話」「身体強化」

 装備:【紫毒の短剣】【成長の指輪】【力の指輪】

――――――――――――――――――――――――


 モンスタートラップのおかげでレベルが11も上がったみたい。

 そのおかげでスキルポイントもかなり増えたよ。

 でも今は欲しいスキルないからためておこう。


「ことりさんって今レベルどれくらいなの?」


 前は40だったけど、モンスタートラップがあったからことりさんもかなり上がっていると思う。


「えーっと…………57です。これも全部ことねさんのおかげです!」


「それは違うよ。今日のモンスタートラップだってほとんどことりさんが倒したんだし、ことりさんのおかげだよ!」


「いえいえ、ことねさんがパーティを組んでくれたから今の私がいるんです!」


「それは違うよ!」


「違いません!」


 ことりさんは頬っぺたを膨らませて反対した。


「むぅ……分かったよ……」


 私がしぶしぶ納得するとことりさんの表情が明るくなった。

 結局この時間はなんだったの?


「ステータスの確認とかも済んだし、早速魔法を試していくよー!」


「ことねさん、【けむり玉】の確認忘れてませんか……?」


「あ……」


 ようやく魔法を使えると思ったのに……


「はぁ……」


 私は大きなため息をついた後【けむり玉】を鑑定した。


『【けむり玉】:強い衝撃を与えると爆発し、モンスターが嫌うけむりをまき散らす』


「まあまあ便利……なのかな?」

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