#その後「日本政府」04
翌朝9時、
『皆さんみてください。突如変化がありました!』とカメラが上空を映すとエンペラーホエールの前に連結ゲートが展開される。
その中からニュルっと魔導強襲艦ゼウスーラが2隻出てくる。地上で警戒に当たっていた自衛隊に緊張が走る。
更にその2隻から2体づつ計4体の機動魔導兵装ジェルスが出てくる。
地上ではそれを見上げる群衆から、
「あれはモビ○スーツか?ジェガ○に似ているが少し小さいか?」
「あれはまさかゼラ○ナでないか?とうとうオーラロードが開いたのか」とか勝手に騒ぎ立てる。
そして2隻のキングホール級が現れると、
「あれは動画で出てた異世界の飛行艦じゃないか?」
「ああ似ているな」
と言っている内に4機の可変型機動魔導兵装ジュリアーノがキングホール級から飛び立ち周囲を旋回。
2隻のキングホエール級に2機づつ左右にジュリアーノが随伴。人型へと変形して飛行する。
「すげー変形したぜ」
「デ・カルチャーとでも言えば良いのか?」
「誰かアイドル連れてきて歌わせろ」
今度はエンペラーホエールから赤い機体が出てくる。レオン専用機動魔導兵装シュラルグがすでに展開しているアルスとイルマが駆るジェルスを従えて総理官邸を目指して飛行を開始。
「すげーシナ○ジュだよ。大佐かな」
「あれはどうやって飛んでんだ」
シュラルグは総理官邸の中庭に着陸。ジェルスは上空で待機。ゼウスーラとキングホエールが周囲を旋回。
総理官邸の中ではシュラルグを機動隊が囲む。更に陸上自衛隊が駆けつけて警備を引き継ぐ。あらゆる場所に5.56㎜機関銃MINIMIを装備した自衛官が潜む。少し離れた場所からは対人狙撃銃M24SWSを構えていつでも狙撃できるように準備されている。
そんな中、シュラルグのハッチが開きレオンがフル・フ○ンタルな格好で降り立つ。
「俺は400億光年先の銀河から来たレオンだ。今回は挨拶に来た。総理の所まで案内してほしい」と日本語で自衛官に声をかける。
「何の連絡も無しにこんな物で乗りつけるとは野蛮な種族なんだな」
「ほう、昨日公安の小峯と大滝に今日伺う事は伝えてあるが?」
「そんな報告はない」
「そこに小峯と大滝がいるのにか」
「!?」
「こんな茶番をしに来たわけではないのだが、そちらがその気ならこれから戦争でもするか?」
「ま、待ってくれ!」
「いや待たないね。来客にこんな失礼なことをしといて待てとは無いだろう」
「!!、くっ済まない。独断でやったことだ、許してくれ戦争をする権限は俺にはない」
「この国の程度が知れるな」
「な、何を」
「そこまでだ私が総理の山上だ。自衛隊は下がれ誰の命令で勝手な行動をしている。ことと次第によってはタダでは済まぬぞ」
「くっ、全員下がれ」
「お前、K国の工作員だな」
「!?、なぜそれを」
「小峯さん、そこにいるんだろコイツ捕まえたほうが良いぞ」というと建物から小峯と大滝が現れる。
「バレていたか」
「ああ当然だ。コイツの携帯を調べれば一発だ」
「!」行動を起こそうとした自衛官に一瞬で近づき腹に一発拳を入れる。
ドサっと倒れる自衛官を小峯に預け、「携帯の暗証番号は5297な」と言い残して総理に近づく。
「私は日本国総理大臣 山上 登だ」
「俺は400億光年先にある銀河の惑星【アーロス】アストミナル大陸にある【ノルトキオ国】代表 レオン・ノルトキオだ」
と手を差し出して握手する。
場所を移して話し合いを始めようとするが、
「一つ確認したい」
「何かな」
「この会談は日本国と【ノルトキオ】との会談で良いのだよな」
「ああそうだとも」
「そうか。では何で他国の工作員がいるんだ?」
「!」総理は後ろに振り返りそこに並ぶ7人を睨む。
「一番右の井上、あんたはK国。左から2番目の滝沢、お前はC国だな」
2人は慌ててその場から離れようとするがSPが拘束する。そこに小峯が現れたのでスマホに証拠があるよと2人の暗証番号を伝える。小峯は呆れた顔をして番号を復唱するとすぐに2人に近づきスマホを確認。2人は連行された。
「日本はやられ放題なんだな」
苦虫を噛んだような顔をしながら、
「これがこの国の現状だ。どうすることもできん」
「まぁそれはそちらの問題だ。話を進めよう」
と話合いを始めて今後連絡を取り合っていこうと言うことになりその場はひとまず解散となった。帰り際に日本政府から連絡用のスマホを渡された。
一応は1ヶ月は滞在する。エンペラーホエールや他の飛空艦は東京湾上空で停泊することなった。
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