#その後「天音宅」03
ピンポーン。「はーい。こんな時間に誰かしら」
「祐希!お友達よ」
「はーい、今行く。誰だ?ちょっと玄関までいってくるよ」と立ち上がり部屋を出て玄関へと向かう。
残された3人は「まさかな」と顔を見合わせる。
玄関の方から「えー!レオンさん」と叫びに近い声が聞こえる。
慌てて3人は玄関へと向かうと、
「よう」と手をあげて気軽に挨拶するレオンがいる。
「えーホントにレオンさんだよ」
「レオン殿久しぶりでござる」
「何でくるのよ!」
と途端に騒がしくなるが祐希母が「そんな所じゃなくて上がって貰いなさい」と言い。
「お邪魔します」と天音宅にお邪魔する。
祐希の部屋に入ると
「レオンさんどうしたんですか?」
「ああ、お前らが帰る時の魔法陣なアレを解析して火星付近まで転移したんだよ」
「どういうことですか?」
「まぁ、この世界地図はわかるよな」
「はい」
「まぁ、その地球世界と【アーロス】世界という異世界なんだわ」
「え?」
「異次元にある世界ではなくて同一宇宙にある別惑星の世界だな。ちなみに創造神様は世界の創造神ではなくて宇宙の創造神な」
「はぁ、頭が追いつきません」
「もうこれで一瞬で行き来できる手段も確立したしな」
「はあ!?何ですかそれは!」
「それはいつでもちびっ子猫耳犬耳に会えるということでござるか」
「そ、そうなるか」
「これから政府と話合いですか?」
「う〜む、あまり考えてないな。今回は手紙とか届けてくれたんだろ」
「はい、届けました」
「まぁ、そのお礼を言いにきた」
「もう世間を騒がせ過ぎよ」
「ハハハ、まぁそう言うな。余興だよ、余興。明日には日本政府とコンタクト取ろうとは思っている」
「そうなんですね」
「ああ、どうなるか分からないが貿易でもしてみるよ」
と現在の地球や日本の状況などを聞きながらたわいのない会話する。
「じゃあ、そろそろ帰るよ」
「そうですかまた会えますか?」
「そうだな多分会えるよ。実家にも同行して欲しいしな」
「そうですかお待ちしています」
「じゃあまた」と外に出ると少し歩くと、
『マスター、2名付けてきます』
『ああ分かった』
近くの駅まで歩いて向かう。『まだ付いてきます』
駅近くのコンビニに入り雑誌を立ち読みする振りをしながら外を見ると確かに2名タバコを吸いながらこちらをチラチラと見ている。
少し遠いが鑑定。あーなるほどな。
ホットの缶コーヒーを2本買い「Suicaで」と腕輪を翳して決済。ピロンと決済が完了の音が鳴ると袋は貰わずに缶コーヒーを手に持ち、付けて来ている2人に近づいて行く。
「こんばんわ。ご苦労様です。公安の小峰さんと大滝さん」
「!、なぜそれを」と身構える。
「まあまあ」と2人の手に缶コーヒーを握らせて、
「例の上空にあるあの船の件ですか?」
「・・・・」と何も喋らずに警戒している。
「私は異世界人のレオンです。今回は古い友人に会いにきました。そうですね明日午前10時に総理官邸に伺うとお伝えください」
「貴様、何を言っている!」と掴みかかろうしてきているのを避けて迷彩・認識阻害を掛けて身を隠す。
すると2人は当たりをキョロキョロと見回し始めるが居ないと判断すると何処かに連絡を入れてその場を去って行く。
『ナビ、聞いていた通り明日午前10時に総理官邸に向かう』
『了』
「派手に行こうか」
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