#66
4月22日朝9時帝国軍と聖教国は進軍を開始。国境を通過して連合国軍2000と対峙した。
連合国軍から一騎の騎馬が帝国軍・聖教国軍に対して警告を行う。
「貴国らは国境を不当に越えている。すぐさま退去するべし。さもなくば排除する!」
「何をたかが2000の兵で言っているのだ?兵力差を教えてやれ」
「侵攻を開始しろ!」
帝国軍前面部隊が前進を開始。するとそこに上空で変化が現れる。
突如として連合国軍の上空に大きな空を飛ぶ船が現れた。
「申し上げます!突如として連合国軍上空に空を飛ぶ船が現れました。それにより前線部隊が進軍を停止。今後の指令を願い出ています」
「何だと」と天幕を出ると上空を睨む。そこには大きな白い船体が浮かぶ姿がある。
「何だあれは!」
「分かりません」
「え〜い、構わん進軍を続けろ!」
「畏まりました」と駆けていく。
上空では船から何かが出てきて円形に連結して行く光景が見える。帝国軍と聖教国軍の後方ではそれをぼーっと眺めている。
しばらくすると円形上の中心部からニュルっと上空に浮かぶ船と同じ船が出てくる。それが3隻出てくると円形の物体は更に連結された大きな円形となる。
そこから現在上空に浮かぶ船よりも倍以上ある船が出て来る。
この異様な光景に帝国軍前線部隊は進軍停止して再度司令部へと命令を確認に走る。
帝国軍の後ろに陣取る聖教国軍の最後方にある本陣前では勇者一行がこの光景を眺めていた。
「おいおいなんだよあれ」
「飛空艦か、定番と言えば定番だけどあれは無いわ」
「もしかしてピンチ?」
「もしかしなくともピンチだろうな。あんなもん飛ばせるんだ文明度は彼方の方が進んでいるのだろう。あれだけで済めば良いが」
「無理でござるな。ほら」と指を刺した先には2隻目の大型飛空艦が現れて一機目の大型飛空艦から何やら8本足の物体が横一列に30機が降下して配置についた。
「何だよあれはゴーレムか?それにしてもデカイぞ。8mか9mくらいか、それも30機くらいいるぞ」
更にパラパラと何か大量に撒かれたと思えばドロイドが降下して、その数20万体が自律遠距離攻撃前線型ガルドンの前に布陣した。
そして円形から4隻の初めからいた船とは違う船型の飛空艦が現れた。
「あ、あれはゼ○ーナでござるか?」
その船から機動魔導兵装が飛び出す。その数8機。
「なんでござるか?ジェガ○でござるよ!もう世界感がバラバラでござる!」と唾を飛ばしながら叫ぶ。
「マジか」
「どうするのよ」
「逃げるか?」
「どこによ!」
帝国軍後方の魔法部隊から攻撃が始まるがガルドンの結界に阻まれて【ノルトキオ】軍は無傷。
ガルドンからの遠距離攻撃が始まり攻撃してきた魔法部隊がいる付近に着弾。ほぼ一瞬にして魔法部隊は壊滅。ドロイド部隊の前進が始まる。更に上空から魔導歩兵部隊が敵前線部隊真ん中に降下。一方的な殺戮が始まる。
ガルドンも前進し始めて帝国軍を半包囲する形に動き出す。
帝国軍前線部隊を蹂躙した魔導歩兵部隊は一旦下がり始める。
そして上空にはキングホエール級から飛び立った可変型機動魔導兵装ジュリアーノ8機が帝国軍上空を飛び何かをばら撒くと爆発が起こり火炎に包まれる。
「何だよあれ。もう無理じゃん」
「戦力差というより原始人と未来兵器との戦いだな」
変形して人型になり魔導バルカンを連射するジュリアーノを見て
「バル○リーですと!もうたまらんでござる!」
「閣下!こうなったら我が帝国が誇るゴーレム軍を出します!」
「分かった!何とかしろ!」
複数の帝国軍魔導師の詠唱により20体の体高5mほどの石の如何にもゴーレムが動きだして前線へと歩き出す。
それを見た上空の量産型機動魔導兵装ジェルス8機がゴーレムに襲いかかる。手に持つ魔導サーベルの一振りでゴーレムが真っ二つにされて行く。
帝国軍の歩兵部隊は壊滅。騎士団も散り散りになり魔法師団も殲滅されて帝国軍の機能は停止した。
すると上空の大型艦艇より赤い人型の物体が降下してきた。
「あれはシナ○ジュではござらぬか!大佐でござる!」
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