#65
4月になり帝国と聖教国から共同で【アルターラ王国】・【8領連合国】に対して宣戦布告。神征を行うと神の使徒を騙る【ノルトキオ】に対しても神罰を下すと宣言。
戦争が始まる。
4隻のキングホエール級は侵攻可能位置にそれぞれ配置して監視させている。ロイヤルホエール2隻も物資を積み込んでいつでも出動できるようになっている。
各隊も臨戦体制でことに当たっている。いつでも対応可能だ。
最近は【トウト】の制御管理室で衛星からもたらされた情報を見て各地に指令を出している。どうやら聖教国は裏をかいたつもりで一番東の帝国内の【8領連合国】へ攻め込むルートへと移動を開始したその数は20万。その中に勇者一行も確認。どうやら教皇も同行している。
帝国も同様に東の【8領連合国】侵攻ルートに兵を集結させている。各地から合計で30万の軍勢となり帝国と聖教国合わせて50万もの軍勢となる。
この情報は各国に魔導通信で共有された。こちらは特に集結させる行動は取らずに現状維持を続ける。
「教皇様」
休憩中の大きく豪華な馬車に声をかける。
「なんだ」
「各地から報告が上がって来ております」
「どうだ?」
「ばかな王国と連合国はこちらの動きに気づかずに動く素振りもありません」
「ククク、本当に愚かだのう」
「そうでございますね。もう勝ったも同然でございます」
「うむ、そうかもしれぬが抜かるなよ」
「はっ、畏まりました」
「くく、愚か者どもに鉄槌を下してくれるわ」
『マスター』
『どうしたナビ』
『あと10日ほどで【8領連合国】東侵攻ポイントに敵が集結完了すると思われます』
『分かった。各国にそのまま動かずで【ノルトキオ】が対応すると伝えてくれ』
『了』
決戦は4月の21日付近か。
帝国と【8領連合国】が隣接する平原の南帝国側に続々と帝国軍が集結していく。守るのは【8領連合軍】2000である。
「おい見てみろよ」
「何だ?連合国軍なんて2000もいないんじゃないか?これは楽勝だな」
「本当だな。もう降伏する気かもしれんぞ」
「まぁ、そんなの無視して蹂躙しろとのお達しだがな」
「ははは、強奪し放題だな。楽しみだ」
帝国側天幕では、
「閣下、我が帝国軍は80%集結しました。聖教国軍も明後日には先陣が到着予定です」
「ふむ、予定通りか。それにしても連合国軍と王国軍は少ないな」
「そうでございますね。多分防衛ラインを王国との国境付近にまで下げているのかもしれません」
「そうかも知れぬな。斥候を数多く出して状況の確認を急がせろ」
「はっ、了解いたしました」と天幕を出ていく。
帝国軍の斥候により連合国側の戦力は目の前にいる2000人のみと確認されて防衛ラインは王国国境付近と予想した。
4月21日聖教国最後の部隊が軍勢に合流。2カ国で協議の結果、明日22日朝9時に進軍して連合国国境を越えると決定した。
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